旅行記| エジプト紀行・カイロを中心に、前半(11月17-20日) & 後半 (11月27-30日)、 2002年
ルクソール観光客襲撃テロ事件 1997年11月17日
表紙 | 始め | 行程表 | 前行程 | 1日目 | 2日目 | 3日目 | 4-9日目 | 10日目 | 11日目 | 12日目 | 13日目 | 終り
◇◆◇

1997年(平成9年)11月17日午前9時15分(日本時間で午後4時15分)ごろ、上エジプトの観光地ルクソール市のハトシェプスト女王葬祭殿で、イスラム過激派組織「イスラム集団」に所属する武装グループによる銃の乱射で日本人やスイス人などの外国人観光客が大勢死傷しました。

ルクソール:エジプトの首都・カイロから南に約700キロ離れたナイル河東岸にある人口約5万人の観光地。古代の大都市テーベが繁栄した場所で、古代エジプト王朝の遺跡「王家の谷」、「カルナック神殿」、「ルクソール神殿」などの大規模建築物の遺跡が数多く残されている。カイロから飛行機で1時間、年間約6万人といわれる日本人観光客の多くが立ち寄る古代エジプトの遺跡が多い地域です。

観光客がルクソール郊外のナイル河西岸にあるハトシェブスト女王葬祭殿(デイル・アルバーリ寺院)の観光を終えて、外に出ようとした。それを待ち伏せていた武装テロリストの6人が、まず葬祭殿入り口の3人の守衛を襲って殺傷し、次に観光客に向けて銃を乱射した。さらに、襲い掛かって短剣などで刺したともいわれます。テロは警察官らが現場に到着するまでの約30分間続き、葬祭殿前の広場は次々に倒れた観光客で血だらけの修羅場となった。

ルクソール警察の発表によると、観光客を銃撃した後に主犯4人と外にいた2人は合流して誰もいない観光バスに乗り込んで逃走した。他方、エジプト人住民らの目撃によると、4人はハトシェプスト女王葬祭殿入り口付近にいたタクシー運転手を脅して車に乗り込み、約300メートル離れた駐車場で他の2人と合流した。それから運転手1人が乗っていた観光バスを乗っ取ったという。その後、一部の住民は走るバスを止めようとしがみつき、100人以上の警官隊が発砲するなど壮絶な逃走劇を展開したそうです。前方を警察車両に封鎖された犯人グループは、バスを捨て「王家の谷」方面へ逃走したが警官隊に追いつかれた。犯人の6人は全員射殺された。

このテロ事件よって、日本人10人、スイス人43人、イギリス人4人、他3人の計60人、エジプト人のガイドや警察官計3人、テロリスト6人の合わせて69人が死亡し、85人が負傷した。ルクソールではこれまでこうしたテロは発生したことがないという。

◇◆◇
HOME旅行記集エジプト旅行記・トップ当ページ(ルクソール・テロ事件)