[北行庵]  HOMETRAVEL
フランス旅行 2015年10月3日 / テーマ別
シャンパンメゾン: テタンジェのカーブ見学と試飲
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準備期間 2015年 7月19日〜9月29日
1・2日目:  国内移動前泊成田空港JALビジネスクラスCDG空港ホテル・スクリーブ
3日目:  路線バス初乗オルセー美術館オランジュリー美術館エッフェル塔 最上階夕食
4日目:  ノートルダム大聖堂ピカソ美術館国立近代美術館凱旋門とシャンゼリゼ大通・夕食
5日目:  シャンパンカーブ葡萄の村農家の昼食フジタ礼拝堂ランス大聖堂ランス美術館
6日目:  ロダン美術館ルーブル美術館スーパー「モノプリ」サン・タンヌ通り(日本料理店)
7日目:  凱旋門の展望ギャラリーラファイエットホテル・ロビーCDG国際空港JAL Cクラス
8・9日目:  JAL ビジネスクラス(続)成田空港後泊国内移動
エピローグ  | ☆ 壁紙写真集(12ページ/73枚)
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シャンパンメゾン、 テタンジェ(Taittinger): カーブ見学と試飲Page Head ▲

シャンパンについて:  昔の元々のシャンパーニュ産白ワインは質の良くないものだったらしい。オーヴェール修道院のドン・ペリニヨン修道士(1638-1715)は酒蔵の見回りで偶然「ポン」と音を立ててワインのコルクが自然に飛んだのを見た。冬の低温で眠っていたワインが春の気温上昇で再発酵し、炭酸ガスが高圧となってコルクを飛ばしたという。ドン・ペリニヨン修道士はそれからワインのブレンドや2次発酵で発泡酒の品質向上をはかり、瓶の強化やコルク栓の改良をも行ったとされ、「シャンパン誕生の父」とされている。
全てが逸話通りか知らないが、大手とか有名なシャンパンメゾンは1700年代に創立された会社が多い。例えば、モエ・エ・シャンドン社(1743年)、ヴーヴ・クリコ社(1772年)、マム社(1827年)、クリュッグ社(1843年)、ランソン社(1760年)、テタンジェ社(1734年)など。これはドン・ペリニヨン修道士のシャンパン製造法が歳月をかけて認められた軌跡でしょう。
最大手シャンパンメゾン「モエ・エ・シャンドン社(Moet et Chandon)」のプレステージシャンパンとして「ドン・ペリニヨン」があり、日本ではドンペリとして人気が高い。しかし、日本酒にも高級品は各種あるように、いわゆる地酒的なメゾンが数多くあり、つれて銘柄もいろいろ、日本では親しみのない高級シャンパンも数多いようです。
シャンパーニュ地方は毎年の気候変動が大きくブドウの品質に年差が生じる。それ故フランスではシャンパーニュ地方のみに生産年の異なる1次発酵ワインのブレンドを認めているそうです。特別に品質の良い年のワインはブレンドされず、ヴィンテージ・シャンパンになる。

シャンパンのつくりかた: ワイン本を参考、文章は変更。
(1)黒ブドウ(ピノ・ノワール&ピノ・ムニエ等ピノ系)の白い果汁を搾り白ワインを造る。別に白ブドウ(シャルドネ)からも白ワインを造る。
(2)両ワイン(産地や生産年は異なる)をブレンドし均一な味をつくる。
(3)酵母と砂糖を加えて瓶詰する。その後シャンパーニュ特有の石灰岩の地下トンネルの中で約10度で保存する。この過程で砂糖がアルコールと炭酸ガスに分解される。この第2次発酵は数カ月で終了する。
(4)その後3〜5年の間はそのまま地下トンネルで熟成させる。
(5)第2次発酵は沈殿物(澱/オリ)を生ずるので数カ月かけて瓶を逆さまにし、澱を瓶の口に集める。
(6)瓶の口の部分を凍らせてからコルクを抜き凍った澱を取り出す。
(7)リキュール(砂糖+古シャンパン)を入れ、新コルクで蓋をする。ラベルなどを貼り商品化。

シャンパンカーブ:  1次発酵の白ワインはシャンパンメゾンの他にぶどう農家などでも行われるらしいが、2次発酵はシャンパンメゾンがそれぞれ自社のシャンパンカーブという古い石灰岩の洞窟で行います。自然の洞窟ではなく石灰石を切り出した後のトンネル状の洞窟で地下20〜30mにあり、温度は10度程度、湿度も安定している。ローマ時代まで遡る古いトンネル部分もある。洞窟の長さはシャンパーニュ地方全体で数100Kmにも及ぶという。

シャンパンメゾン、テタンジェ(Taittinger):  
これから訪ねるテタンジェは日本でポピュラーに知られたシャンパンではなさそうです。しかし、筆者が知らなかっただけ? 主にシャルドネの白ワインのみを使用し、家族経営のもとで伝統技法を重視して造られるという。そのシャンパンカーブはローマ時代まで遡る。そこで通常より長く熟成されるテタンジェのシャンパンは世界中の高級フランス料理店では必ずおいてある銘柄とか。フランス国大統領のレセプションはテタンジェのシャンパンを使う、という。エリート銘柄中のエリートということでしょう。そのようなメゾンのシャンパンカーブの見学と試飲です。

テタンジェのシャンパン・カーヴ: 
09:48 ランス(Reims)市内のサン・レミ聖堂(世界遺産)近くにあるテタンジェ社に到着。ランス市内(9 Rue Saint-Nicaise、51100 Reims)ですが周辺もゲートも地味な感じでした。
ゲート内は良く整備されています。見学者用の建物に入り、ビデオの部屋に案内され、簡単なテタンジェ・シャンパンの説明ビデオをみました。
10:05 シャンパン貯蔵庫として使われる横穴式の石灰岩洞窟は地下20〜30mにある。そこまで鉄製の螺旋階段を下りた。
洞窟の最初の部分は広めだった。そこでガイドさんの説明を聞く。下の左の写真の装飾がある場所です。そこからは各種のサイズのシャンパンが横置きで熟成中だったり、澱を集めるため木棚に逆さにされていたり、とにかく膨大な量の高級シャンパンが出荷まで長年の間眠る場所でした。大きなマリア像があったり、ローマ時代のトンネルの部分が観察できたり、意外にも早く時間が過ぎました。

カーヴの入口
カーヴに降りた処、プレートは1717年4月27日の文字あり
熟成中のシャンパンの大瓶
熟成中のシャンパンの大瓶
澱の沈殿させる
瓶を逆さにして澱を沈殿させる、数カ月の作業

広い試飲室のこじんまりした売店、日本値の約1/2
10:50 約45分のカーブ見学を終えて、訪問者の試飲室に入る。
テタンジェのスタッフの方2名で試飲用グラスにシャンパンを入れてくれました。 僅かに琥珀色の液体から細かな気泡が微かに出ては消えていく。これが本物のシャンパン。 少しづつ賞味させて頂きました。普段のみませんが、美味しいと思いました。
購入した2種
購入した2種のテタンジェ・シャンパン
それで2本購入しました。1本は高級で値段が高いが日本では倍するという「コント・ド・シャンパーニュ( COMTES DE SHANPAGNE、BLANC DE BLANCS 2006 )」、もう1本は日本では買えないと説明された「レ・フォリ・ド・ラ・マルケットリー( Les Folies de la Marquetterie )」でした。後者は帰国後に幾つかのネット通販で調べたら「製造元品切れ」の意味の文言が表示されていました。私を含めて男性3名は全員が1〜2本買ったが、女性は食指が動かなかった。
11:15 この頃、テタンジェ・メゾンを後にしました。
しばらくは昼食のレストランまでのドライブです。
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