旅行記| イタリア・ルネッサンス紀行9日間 ( 1日目 /3月29日)
国内移動→関空→乗継→マルペンサ空港(ミラノ)
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大移動:
イタリアに行くだけで大移動。地方都市在住なら出国空港までの国内移動がある。さらに今回は自宅から地方空港までの約4時間のドライブがあるのだ。呆れた計画をしたものだ。しかし何故か1度はやってみたいコースでした。距離的にも時間的にも大変な大旅行です。「さぁー、イタリアだ!」という気持ちが全ての無理に勝りました。
自宅 => ホテル日航千歳:
昨夜は夕食後に眠り、日替わり早々に起床し、大型スーツケース2個をワイフの車に積んで1時45分に出発した。静かな住宅地のこと、こっそりです。国道は空いていた。バブル時代の夜は大型トラックが数多く走っていた。様変わりで日本の経済変動はこんなところでも症状をみせていた。1時間30分ほど一般国道を走った。それから高速道路に乗った。2時間で千歳ICに着き、そこから市街地に出た。予定よりかなり早く5時半前だった。千歳空港への途中にホテル日航千歳がある。ここはJAL搭乗のツアーなら駐車場が無料で利用できるのだ。そしてホテル・空港間には無料送迎バスのサービスがある。後泊として1泊するのでここの青空駐車場に車を置いた。

ロビーで休息: 空港行き送迎バスは6時45分である。 スーツケースをコンソルジェに預け、フロントに車体ナンバーとキーを渡し、ロビーで休む。大勢の制服姿のクルーが次々とロビーに集まりグループ別に出勤していった。彼らは皆さん爽やかな感じだった。時間通りに送迎バスは出発した。

千歳国際空港・阪急交通社トラピックス集合:
バスは10分もかからず空港に到着したが、JALではなく離れたJASの出発口で降ろされた。スーツケースをガラガラと引きずりながら離れた場所にあるJALの団体受付まで歩いた。もう北米など各地にパック旅行する人達がかなり集まっていた。そこは4旅行社の受付窓口となっているが、狭くて混み合った感じだった。が、手際よい処理ですぐ順番がきた。

阪急交通社トラピックスから航空券・搭乗券・ステッカーなどが渡され朝7時の参加手続きは完了した。関空・ヒースロー間の座席も既に指定され、関空で先を争う必要はなくなった。7時半には預入れスーツケースの検査もすみ、JALの手に渡った。さらにスーツケースの受取り場所はミラノなので、乗り継ぎ空港の関空とヒースローでは荷物の受取りと預入れは不要となった。移動が随分と楽になる。初めての海外団体ツアーなので「良いサービス」と思われました。
願わくば、関空発のJAL座席番号と荷物の受取り場所を大阪のツアコンに事前連絡してもらえると良いのだが、各地の顧客別・ツアー別の煩雑な情報を正しく伝えるところまでシステム化されていないのであろう。
また同じツアーに北海道から14名の参加と聞いていた。他に12名が居たたはずである。どの人が同じツアーかはこの時点では知りようも無かった。

空港内は早朝から仕事の人達や観光客らしき人達がそれなりに集まっている。しかし事前のインターネット調査では商店街の多くのサービスは8時からのようなので、搭乗口の待合所に直行し時間まで過ごした。

JL870/千歳発8:00-10:10関空着:
B767型機で中頃の席だった。近年思うのだが、国内便も国際便も客室が真新しい感じがする。恐らく禁煙が徹底して汚れない上に薬剤を使用する清掃作業がないので、そんな印象を与えるのであろう。Wingをパラパラ見たり、ウトウトしていたら関西空港だった。定刻出発で定刻10時10分到着、まずは良好な旅行始めとなった。
関西国際空港:
荷物の受け取りはなく、エレベーターで南ウィング4階の南団体受付カウンターに行った。ここは初めてだった。鉄パイプの大きい曲線が見事な天井を作り出し、黄色と青の鮮やかなオブジェが沢山取り付けられて単調さを和らげている。

受付の数人の中に一昨日電話してきたツアコン(添乗員)のKさんがいた。千歳で受け取った航空券全てを渡した。今後は必要な時にKさんが搭乗券を参加者に配ることになる。ヒースロー空港までのJAL搭乗券を渡され、集合場所と時間を言われたのでその場をはなれた。そのうち団体受付に行列が出来たが、この人達は同じ便で千歳から来た北海道の参加者12人であった。老若男女、お互いに慣れるまで時間はかかるだろう。

参加者全員集合: 団体受付の奥の通路にナショナルの大広告があり、その前が 集合場所だった。既に参加手続きをここで済ませていた関空参加者たちがポツポツ集まり始めていた。北海道組が全員手続きを済ませたらしく、Kさんが指定の場所に現れた。37名プラス1名で38名の団体である。今後1週間余の世話をして下さるKさんは30才過ぎの細身の女性である。ダークの服に薄型のショルダーバックを体の横前側にかけ、キビキビした感じの動きと明確な説明がいかにもプロのツアコンの印象を与えた。参加者達は早起きをしたためか冴えない雰囲気すら漂わせていた。関西空港・旅客サービス施設使用料の2650円をここで払い、磁気カードを受け取った。
そして円ユーロ両替のことや出国手続きの説明があった。昨年春のニューヨーク旅行の時は、帰国の通関にそなえて「外国製品の持ち出し届」に携帯する外国製品を記入し税関の印を押してもらう必要があった。さらに記入ずみ「出国カード」を出国検査官に提出する必要もあった。旅行社のパンフレット類にも両書類の記入代行の説明があったので今回も必要と思っていた。ツアーコンKさんの説明によると、「これらは昨年夏から不要になり、パスポート提示のみで出国手続きは完了」となり、随分と簡単になったのである。歓迎すべき手続き簡素化であろう。
搭乗は各自である。搭乗口とか搭乗口に行く時刻の説明のあと、また自由になった。

搭乗までの自由時間:
30分位の余裕があったので近くの泉州銀行両替所で1万円をユーロにしたが、ここでも端数は日本円の釣りでユーロ硬貨は扱っていない。報道レートより高く、1ユーロ119.88円だった。当座の80ユーロが手に入りひとまず安心した。
施設使用料のカードを使用して中に入り、手荷物検査と出国手続きを済ませると免税店等のアーケードになった。11時10分過ぎにオニギリ屋で休んだが、ワイフが「風邪」という。喉が痛み頭痛もするようだ。風邪薬はスーツケースの中でミラノまで使えない。あわてて店員に薬屋の場所を聞いた。15分以上かかる北ウィングにあるので間に合わないそうだ。諦めた。14番搭乗口にはシャトルを使用する。搭乗口待合でツアコンに聞いたら、やはりスーツケースの中とのこと。JALでスチュアーデェスに頼むしかない。ワイフはだんだんと熱っぽい顔になってきた。
搭乗開始になったので、JMBカードでマイレージの自動登録をした。今回は順調に登録ができた。今まで国際便は機械が受け付けなかったり、不都合が発生して帰国後の再申告が必要だったが・・・。
JL421便|関空発 ( JST 12:00 - 現地 15:30) :
進行方向右側3座席の窓側2席だった。通路側は同じツアーの女性参加者で岸和田の人だった。絵を趣味にする8人グループのメンバーで機内では仲間との交流が活発だった。
日本から英国まで外は見事な晴れだった。離陸後1時間して出た食事の後、ワイフはスチュアーデスに事情を話した。急ぎパブロンゴールド・細粒の小袋と水を持ってきてくれました。本心からホッとした。服用するとワイフは直ぐに眠った。ロンドンまではまだ9時間くらいかかるはず、機内でもう一服、ヒースロー空港で一服、これでかなり治まるはずと思った。適当な時間にスチュワーデスにお願いして同じ風邪薬を2度程いただきました。風邪薬なしでは病状は重くなり、ツアーどころではなくなる場合も十分考えられる。海外行き航空機内では眠れないワイフが直ぐ眠ったことで風邪の程度がよくわかったのだ。
上空からの風景:
私は窓側の席だった。飛行方向は西で座席の窓は北側になる。太陽光線を受けた下界の風景がよく見えた。満州上空からシベリア上空を飛び続け、ウラル山脈の一部と思われる雪に覆われた山岳地帯を飛び越し、白い北極の海をかすめ、フィンランドの上空を飛行した。ここでやっと初めて町が見えた。残り飛行時間は3時間となった。ここで2度目の機内食となった。またスチュアーデスにお願いして風邪薬をもらう。ワイフは食後に服用し直ぐ眠った。外に目をやる。今まで寒々とした荒涼たる風景ばかりだったが、除々に明るさと暖かさを感じさせるものになってゆく。ボスニア湾を横切り、スウェーデン・ストックホルムの西側を飛行したようだった。スカンジナビア半島とユトランド半島の間には幾つかの島がある。その上空を飛び、デンマークを過ぎて北海に出た。暫くすると、大陸に沿って細長い砂州状の島が続くオランダの海岸を飛んだ。ここからは英国は直ぐ近くである。ロンドンの空も晴れていた。スチュアーデスにお願いして数時間後に服用する風邪薬をもう1回分頂いた(有難かった。感謝!)。頭痛は治まったようだが、まだ薬は必要だったのだ。グリニッジ標準時の午後3時30分にヒースロー空港に着陸、長い空の旅も一旦休息となった。
ロンドン・ヒースロー空港:
ミラノ行きアリタリア航空の出発時間まで約2時間ある。到着直後、単なる乗り継ぎなのに手荷物検査があった。2001年9月11日以後は何処も厳しくなっているが、協力する以外にない。検査機にショルダーバックを通過させる間に例のゲート状のX線検査機を通り抜ける。ブザーが鳴った。スーツケースの角張った鍵をポケットに入れたままだった。典型的なイギリス人の顔つきをした係官がボディーチェックの許可を求めた。簡単な検査の後に、もちろん無罪放免となった。
次は到着ターミナルから出発ターミナルへの徒歩、また徒歩、バスにも乗る大旅行だった。継ぎ足しを重ねて巨大空港となったヒースロー空港は乗り継ぎのための空港内移動が大変である。ツアコンのKさんは若いので早足である。ついて行くのに苦労し大汗をかいた。イタリア行きの搭乗まで時間がある。免税店エリアで自由行動となった。しかし往路の乗り換え空港で免税品を購入するのは気分的に早すぎる。さらに、よく分らないが、欧州域内の免税率で日本人旅行者にはそれ程有利ではないそうである。これ故に「免税の買い物はしないよう」に注意があった。我々はチョットしたオヤツを日本円で購入し(釣りはポンド)、欧州人旅行客が多い休息所の椅子に座って休んだ。やっと外国旅行ムードを今回初めて味わえたのである。そして集合場所に戻った。ミラノまでの移動に関してKさんの説明があり、その後搭乗口まで歩いた。その距離の長いこと、足が痛くなったものである。
ミラノ行きアリタリア航空:
グリニッチ標準時で午後5時40分頃には搭乗し着席していた。アリタリア航空機は、イタリアの航空会社なのでグリーンの座席、もちろん前方はビジネスクラス、次にカーテンで仕切られて通路左右に2席づつのクラス、そして通路左右に2席・3席のエコノミークラスになっていた。我々は中のクラスで多少は楽な思いが出来たのは幸運だった。
5時50分の出発予定より少し遅れ、機体が動き始めた。直ぐにツアコンが時計をイタリア時間に合わせるように指示をだした。イタリア時間はイギリスより1時間早いのだ。腕時計とデジカメの時刻を合わせる。
ミラノまでは約2時間の飛行である。離陸後まもなくハムとか野菜の簡単な食事が出された。見た目には美味しそうなのだが、異質の「塩辛い」味付けに困ってしまった。仕方なく野菜とパンの夕食になった。ワイフはJALからもらった風邪薬を食後に服用した。どういう訳か、この便はミラノに着くまでシートベルト着用サインが消えなかったようだ。トイレに行こうとしたらスチュワードに着席を指示された。
取り立てて揺れることもなく、予定の午後8時55分にミラノの空港に着いた。空港の建物群は真新しいのだが、ボーディングブリッジに接機せずバスでターミナルビルに向かった。
ミラノ・マルペンサ空港:
入国審査は行列が出来てもパスポートのチェックのみでスムースに片付いてゆく。入国審査官ブースの近くでは制服姿の警官が見守っていた。夜の到着だからだろうか。珍しく思えた。
ここを過ぎると直ぐ広々としたバゲージ・リクレームになっている。この時刻にはもう人影は少ない。荷物が出て来るまでの時間にトイレを済ませたが、「処変れば品変る」で多少はとまどった。初めての訪問国では何時ものことです。荷物が出てきました。この装置がダイナミックなものだった。コンベアーは地下から荷物を一旦人の背丈くらいまで運びあげ、受取り用のターンテーブルに自動的に乗せ替える。が、大型スーツケースを急斜面でドーンと滑り落とす感じなのだ。スーツケースの角が潰れたと思うほどの音をたてる。当初はびっくりした。
旅行社の雇ったポーター数名が荷物を次々に台車に乗せてくれる。我々は見ているだけです。完了となり移動の指示が出たら、「自分のスーツケースが出てこない」と騒ぎ出した人がいた。結局はご本人の見落しで台車の荷に混じっていました(良かったね!)。
荷物受取り場と外部の間は細長いホールで、外側の壁沿いに両替店が沢山並んでいた。そこの椅子でバスの準備ができるまで過ごした。荷物はポーターの手でバスに積み込まれる。我々はこの点は楽だった。
観光バスでホテルへ:
少し歩かされて真新しい観光バスに案内された。ナポリ・ローマまで5日間のバス旅行同じ運転手同じバスで我々の担当をしてくれるそうだ。運転手はパウロさんという。年配で、頭髪はボサボサ、顔はシワクチャ、風采の上がらないイタリア人の第一印象だった。しかし表面で人を判断するのは危険です。運転の腕は確かだし、時々見せる笑顔も見慣れりゃ悪くない。ツアコンを助けている感じのことも時々ありました。マルペンサ空港はミラノ市街から離れていて、ミラノ中央駅までは1時間かかる。ホテルにもそのくらいはかかったでしょう。疲れはて、覚えているはずもなく、記録もしていない。 ウトウトしている間にクラウン プラザ ホテルに着きました。無事大移動の終了!
ミラノ・クラウン プラザ ホテル:
各自のスーツケースはバスから自分で運び、ロビーで部屋割りが決まるのを待ちました。阪急・トラピックスの分類では「スタンダード」のホテルでロビーも広くは有りません。が、新しく快適な印象だった。ロビーの全部の柱が茶色の大きいチェッカー文様だったことが妙に記憶に残っている。ツアコンのKさんが、明朝の予定を話した。モーニングコール6時45分、朝食7時30分、そして出発8時20分である。スーツケースは部屋の外に7時30分までに出せば、バスまでの運搬と積み込みはやってくれるそうである。527号室となった。Kさんは936号室で万一の時は電話するように言っていた。時間が惜しいのでロビーに運ばれていたスーツケースは自分達で運んで入室する。確か現地時間の夜11時ちかくだったと思います。

デジカメは毎夜充電する必要があるので、入室後すぐコンセントの形状を確認した。この部屋はTVはCタイプで電気ポットと電気スタンドが3ピンタイプ (同じ3ピンでもSEタイプとは異なるもの) だった。試したら、真ん中にアース用のピンがある3ピンタイプ・コンセントもCタイプ・プラグが使えるのです。テレビを観る気力は残っておらず、TV用コンセントをデジカメの充電に使用しました。愛用のデジカメは完全放電状態から充電する必要はなく、消耗した分だけ本体充電すればよいので最大約5時間で完了するはずです。

空調の温度設定方法が分らず夜中12時頃に交換に電話して HouseKeeping を呼びたいと伝えた。 しかし朝8時でないと誰もいないから無理と言われる。ワイフは風邪が治っていないのに、涼しめの室温で我慢せざるを得なくなった。再度電話して毛布を持ってくるように頼んだ。5分後に持ってきた。チップ1ユーロを渡す。これでワイフは何とか眠れたようである。

ホテル部屋・Minibar値段表:
相場の1例ですがホテルのMinibarは高いのが普通です。
Minibar Quantity Price
Coca Cola (330ml)22,90
Fanta (330ml)12,90
Tonic Water (330ml)12,90
Fruit jouces (125/160ml)22.90
Orange joices (125/160ml)22,90
Mineral water (500ml)22,30
Whisky (50ml)24,80
Gin (50ml)14,20
Vodka (50ml)14,20
Amaretto (50ml)14,20
Sparkling wine (200ml)14,20
Beer (330ml)24,70
Peanuts (4ogr)22,00
(2002.03.29現在、1ユーロ = 約120円 の実質交換レートでした。)
ミネラルウォーターが意外に高い値段に思えました。翌日から観光バスの運転手さんが一瓶1,00ユーロで売り始めたのでツアー参加者は当然こちらの利用です。
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