旅行記|ロンドン滞在6泊7日 (1998年10月)
思わぬ出来事
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1.  ロンドンの道路は歴史の長い都市だけに狭い感じがします。 その道を背の高い2階建てバスがあちこち走り回るのですが、運転手によってはかなりのスピードをだすので少々怖く感ずる時もありました。 スピードを落とさずにカーブを曲がるバスにたまたま乗ってしまい、「危ないな」と思っていたら、歩道に2/3ぐらい乗り上げて駐車していた作業用ボックスカーを避けきれず、接触事故を起こしてしまいました。バスの側面が傷つき、ボックカーのサイドミラーが根本から折れた程度でしたが、接触音が大きく、乗客は皆びっくりです。10分ぐらい停車して、運転手どうし話し合うのは日本と同じ、この程度ではパトカーは来ませんでした。 通行人も素知らぬ顔で、ヤジ馬は一人もいません。しかも、乗客は皆座ったままで、後部まで行って事の成り行きを見たりしたのは私一人でした。座席に戻るとき数人の乗客がおかしそうに笑って私を見るのです。英国では紳士のたしなみとして、ヤジ馬になってはいけない、という暗黙の了解でもあるのかしら・・・

2.  テート美術館で William Tarner の油彩画をゆっくりと鑑賞したら、昼になってしまいました。 地下のカフェテリアでケーキ(大きい)と紅茶を盆にのせて、適当な空き席に陣取りました。 紅茶を二口、ケーキを一口といった頃合いに、けたたましい警報ベルが鳴り響き始めました。何事かと満席に近いカフェテリアの客が腰を浮かせたのは当然のことです。会計の女性が両手を下に大きく振り、「座って! 冷静に! 」とどなり、一応全員が指示に従いました。直ぐ血相を変えた美術館のガードが飛び込んで来て、「外に出ろ! 外に出ろ! 」。皆、即座に立ち上がったけれども出口へはゾロゾロといった歩き方で、走る人は勿論のこと、急ぎ足の人もいません。不安をあおるような警報ベルの鳴り響く中、全員訓練されているがごとく落ち着いて館外に避難しました。 老人に「何事ですか」と聞かれたが、答えようがありません。若い女性に聞いてみましたが 「No idea」との事。皆、勝手な事は言わないようです。 そのうち、美術館員が携帯拡声器を用いて説明し始めましたが、避難の人垣で聞き取れません。消防車が一台駆けつけたので、恐らくはボヤか誤報だったのでしょう。しかしケーキと紅茶は惜しかった。  

3.  以上の2件は10月8日の出来事でした。有ること三度、「次は何か?」と身構えていましたが、何事もなく無事この日を終えました。

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