ニューヨーク滞在8泊9日  [ 3日目/5月19日(土) ]
自由の女神(リバティ島)・夕暮れのブルックリン橋
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昨夜買ったベーグルとコーヒーで簡単な朝食を済ませ、10時ごろ ホテルを出た。今日は薄曇ながら良い天気、昨日延期した自由の女神に行く ことにする。西の8番街50丁目まで歩き、地下鉄駅に入った。駅内は昔と同じ く薄暗かった。我々以外にも自由の女神に行くらしい観光客の姿もちらほら 見かけた。

自由の女神
終点サウスフェリー到着。空は晴れ、青空に綿雲が浮かんでいる。  バッテリー公園内を歩きクリントン砦のフェリー切符売り場に行く。 好天気の土曜日のためか、すでに大勢が並んでいた。次は岸壁のなが〜いフェリーの待ち行列に加わった。何時に乗れるか心配になったほどである。 この行列を目当てに黒人のミュージシャンや曲芸師が出ていた。退屈しのぎに結構面白い。ただ、金を恵む人たちはあまり居なかった。

11:20 フェリーに乗船。最上階のオープンデッキに行った。短い航海は、マンハッタンとエリス島などを見ている間に直ぐに終わった リバティー島に到着したが船着場はマンハッタンの反対側にある。下船するとマンハッタンの方向に歩く。先には円形広場があり、高いポールに星条旗がはためいていた。 ここは国立公園なのだ。広場は女神の裏面になり、両者の間には大きいテントが張られている。女神に登る人たちの長い行列が其の中にあった。 陽射しは受けず楽だが、待つ内に空腹感がつのってきた。広場の端のベンダーでハーゲンダッツのチョコ・バーを買い、行列の中で食べて我慢する。

警戒は厳しく、自由の女神の台座入り口で手荷物検査(X線)を受けた。我々は無事通過だが、傍に居た若い日本人男性は何かが引っかかり、ガードマンに「全て、小銭も出せ」と声荒く命ぜられていた。こんな場所に男1人で来るのは、少々問題がありそうだ。中では、左右に二列の行列ができていた。左側についたが、これは台座を階段で登る人たちの列で、台座をエレベータで登る人たちは右側であった。エレベータ利用では台座の展望台となり、頂上のクラウンには行けない。台座と女神の中の階段はステンレスで作りかえられていた。

昔の階段は足を置く水平部分は単なる鉄棒で出来ており、上を見上げるとミニスカートの中が覗ける感じだった。 32年前に親しかったペルー人夫妻と来たときに、「Don't look up!」と誰かが大声で言ったら全員大笑いとなり女神の中で大反響した記憶がある。ミニスカートが爆発的に流行した時代だった。また急勾配を怖く感じた記憶がかすかにあるが、今の螺旋階段はしっかりした作りである。全部で 364段 354段 あるそうだ。<足の弱いワイフもがんばるつもりのようだった。

2001年9月11日の同時多発テロのあと、自由の女神像は閉鎖されました。
2004年8月4日から台座の展望台は再開され、そこから眺望を楽しめるようになった。
2009年7月4日、内部の階段(台座を含め354段)を改修し、クラウン観光が再開されました。
しかし、公開時間(8:30〜18:15)に240人のみクラウン観光が可能で、更なる改修予定があり2年間のクラウン観光再開になるそうです。 [New York Times, July 4, 2009 / CNN.com,July 4, 2009 / LATimes,July 4, 2009 / Others ]
(2009.07.05 追記)

やっと台座部分を登り終え、女神の中を登り始めた。我々の前は赤ん坊を抱いた若夫婦とその御両親だった。小さい赤ん坊も長く抱いていると重いものである。まして、狭くて急な螺旋階段のこと母親から主人へ、そして又交代。御両親の方は一切手伝いません。大苦労した結果は、頂上クラウンでの親子記念撮影。この子供の一生に残る写真となるでしょうが、はたして7大洋・7大陸を結ぶ人物に育つでしょうか。

14:36 頂上のクラウンに着いた。窓からはマンハッタンの先端部、ブルックリン橋、ブルックリン区、スタッテン島、ベラザノナロー橋、リッチモンド行きのオレンジ色のフェリーなどが良く見渡せた。リバティー島近くの海上ではヨットや水上バイクが遊び、島の回りの遊歩道には大勢の観光客がノンビリと晩春の明るい陽射しを楽しむ姿が眺められる。フェリーの切符を買ってから約三時間半の忍耐の後の光景である。写真を数枚撮ったら次の人達のために降りなくてはならない。皆さんクラウンで多少の時間を取るので登りは数段上っては止まる感じだが、帰りは直ぐです。

台座に降りた。展望台なので外に出てニューヨークとニュージャージーの風景をゆっくり眺め写真を撮った。ニュージャージー側にも大きいビルが幾つも建ったが、ここの西に当たる造船所らしきクレーン群は以前のままでした。 土産店はここの屋内にあった。買う予定だった自由の女神のミニチュアを手にしてワイフは満足そうでした。しかし、自由の女神とMade in Chinaは何かしらミスマッチの気がしてなりません。頼まれ土産の買い物を済ませ、また階段を降り地上にでた。さすが足が疲れ果て、ワイフは椅子に正座して休んでしまいました(気取ったところで日本人)。

帰りのフェリーに乗る人たちの最後尾についた。その行列は女神の後の円形広場を取り囲む程だった。臨時フェリーが出て次々に乗船させたので1時間はかからなかった。フェリーに乗船すると空き席はなく立っていた。 ワイフに席を譲ってくれた人がいて内心ホッとしました。感謝です。

The World Trade Center
16:40 バッテリーパークに到着。直ぐ下船。公園を出て、イエローキャブに乗りWorld Trade Center に行く。インド系らしい運転手は「地下商店街の入口に行ってくれ」と伝えると直ぐ分かり正しい場所で降ろしてくれた。 広いので違う場所だとウロウロ歩くはめになる。地下商店街で適当なレストランを探したが見つけれず、1階のサンドイッチバーで簡単に食事を済ませた。 食後に再び地下に行きトイレに寄った。立派なビルと商店街に似合わず、かなり汚れたトイレでした。設備は新しいのに昔の公衆トイレと同じだった。 市内の地下鉄駅とニュージャージー行き PASS のターミナルがあり、 雑多な人たちが利用する地下街なので止むを得ないのは分かるが・・・。

我々の観光としてはこれでホテルに戻っても不思議はありません。しかし、 Day Light Saving Time(夏時間)で夜8時頃まで明るいし、あまりにも恵まれた良い天気でした。 帰るにはもったいなく、近くのブルックリン橋を歩いて渡ることにしました。

ブルックリン橋
  トレードセンターの北東コーナーで#22のバスを待つ。直ぐに来た。 ブルックリン橋の下を通る道の交差点でバスを降りた。 ところが遊歩道への階段はなかった。通行のユダヤ人らしき男性に尋ねたら、City Hall まで戻らなくてはならないと言う。二つ目の停留所で下車すべきだった。1つ乗り越してしまったのだ。薄暗くなりかけたアカシアの多い古い市街の写真を撮りながら歩いた。数ブロックの緩やかな坂道を登ると City Hall がある。 そこには遊歩道の散歩を終えた人達の姿があった。

19:00 ブルックリン橋遊歩道の始めはコンクリートの道だった。これが 吊橋部分は木の遊歩道になる。歩道中央の左寄りには黄色のラインが引かれ、 歩行者はその右側、ジョギングとか自転車は左側を通行するルールだった。 散歩を楽しむ人たちも多いが、ジョギングする人も多く、さらに自転車の 通行も結構あるのだ。橋の取り付け部は広いが中央はかなり狭まるので ルール無しでは接触・転倒などの事故も有り得るだろう。

マンハッタン側の支柱に着く。ここからは古い帆船を係留させた Pier 17 の建物が良く見える。Pier 17 の一帯はフルトン街といい以前はニューヨークの魚河岸だったようだ。今は桟橋上にショッピングモールが作られ、土地柄シーフードレストランなども幾つかあるという。 ブルックリン橋をさらに進むと自由の女神も見えてきた。高速遊覧船も夕時のイーストリバーを飛ばし、ウオール街方面のスカイラインも一段と冴えてくる。反対方向は遥かにエンパイアーステートビルが小さく突出して見える。近くではマンハッタン橋が夕日に輝いていた。先刻の高速遊覧船は上流側のその橋を越えるとUターンを始めた。 マンハッタンに向かう人、ブルックリンへ歩く人、風景を眺める人、写真をとる人、散歩の人々は絶えることなく最高の夕時を楽しんでいた。 ブルックリン側の支柱を少し通り過ぎたところのベンチで一休みした。 橋の終わりまで行き地下鉄でホテルに帰る予定だったが、あまりにもここち良い雰囲気なので歩いてマンハッタンに戻ることにした。

夕日に向かい歩き始めた。除々に空は真っ赤に焼けていった。 ブルックリン橋から眺める夕焼けのスカイラインは忘れがたい美しさでした。  写真撮影を楽しむアメリカ人たちもちらほら見られました。マンハッタン側の遊歩道入り口のベンチでまた一休みとなった。

バスでホテルへ
City Hall 前を通り過ぎ Broadway に出て交差点を渡り、セントポール教会前のバス停に行く。こんなビル密集地でも古い教会の敷地には墓地がある。 この敷地に巨大ビルを建て、教会堂を屋上に移設、その階下に墓のマンションを作る。これは日本人流の発想でしょう。ただ、イギリスの大聖堂の地下は墓所になっている例がありますから、教会堂を屋上に持ち上げるのが容認されれば、当地でも抵抗は少ないはずです。不況に悩む日本の建設会社は蛮勇を振るって説得してみたら?退屈しのぎのたわ言です。

20:18 #6のバスに乗る。このまま6番街を北上してホテルに帰れると思っていたが、トリニテーチャーチとウオール街の間を走りサウスフェリーで終点となった。運良く他の#6のバスがいたので、すぐ乗換えました。  途中、ハウストン通りとかグリニッチビレッジの夜の光景を懐かしくボンヤリと眺めました。特にビレッジ界隈は夜でも車と人の通行が多く、警官とパトカーもかなり出ていた。この辺で New York のナイトライフを楽しむ向きが多いのでしょう。その後はしばし平凡な都会の夜道を走る。 タイムズスクエア近くになると俄然明るく賑やかな雰囲気となった。 52丁目で下車してホテルの部屋にそのまま帰った。 

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