ニューヨーク滞在8泊9日  [ 5日目/5月21日(月) ]
ニューヨーク近代美術館・商店街散策
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今日は天候が思わしくない。コロラド州などでは季節外れの降雪があり その原因となった寒気団と前線が数日で東海岸を通過するという。 既に影響が出始めていて、寒く雨がちの午前である。厚手の衣類は持って きていなかった。外の観光はなるべく避けて出来るだけ屋内で過ごすしかない。

リンカーンセンター切符受け取り
11:20 ホテルを出ると寒かった。6番街を北上し59th Streetをセントラル パーク沿いに歩く。公園沿いには客待ちの観光馬車が沢山並んでいた。  この気温では観光客の姿も少なく、今日は良い仕事日ではなさそうである。  御者達は雑談し、馬は餌を喰らい、ハトがおこぼれにあずかっていた。 コロンバスサークルからBroadwayを北上し、リンカーンセンターに行く。  サークルの西側では巨大クレーンが数本並び、ビルが建てられていた。  映画になったミュージカル「ウエストサイド・ストーリー」の舞台となったと 言われる界隈も変わりつつある。

Metropolitan Opera House の Box Office でオンライン購入してあった American Ballet のチケットを受け取る。オンライン予約時にカード番号を入力したが、確認メールには外国の予約客は窓口に来てカードを提出し切符を受け取るように書かれていた。しかし窓口では予約番号のみでチケットを渡してくれた。外国人扱いではなかったが、米国系カードのためであろう。なお Opera House と呼ばれるがオペラ専用ではなく、State Opera Theatre と American Ballat Theatre の共同使用の劇場である。シーズンを上手に使い分け、設備の効率的運用を行っている。

Opera House の売店に立ち寄った。ワイフは風変わりなお盆に興味を持ったが、日本でも購入できそうなので結局はやめた。 代わりに私が Opera House のキーリングを一個購入した。単なる記念品である。 店の支払いを済ませて出たあと、広場の噴水で写真を撮る。この広場は Avery Fisher Hall, Metropolitan Opera House, New York State Theatre に三方を囲まれ、東側は開かれていて Broadway と Columbus Avenue の交差点が広々と見える。ここからの白亜の劇場群はみごとである。  ただニューヨークフィルのコンサートホール、Avery Fisher Hall の外観はともかく、専門家の間では音響効果に疑問を持たれているそうである。 

リンカーンセンター前のバス停から#5のバスに乗る。5番街55丁目あたりで下車し Museum of Modern Art (MoMA) に向かった。美術館前は長蛇の列、入館に30分はかかりそう、と近くの人達は話していた。道路反対側にベンダーが数店出ていたので、イタリア系らしきベンダーから焼きピーナッツを2袋買った。行列の中で立って食べたのだが、甘く焼き上げなかなか旨い。これぞニューヨークの味!1袋1ドルなので土産に沢山買いたくなった。

ニューヨーク近代美術館(MoMA)
やっとMoMAに入館した。入館料は10ドルのはずだが、7.5ドルだった。  不思議に思ったが、彫刻庭園が工事中で閉鎖されていた。これで納得した。記憶にあった美術館とは全く違う。そのはずで30年前と比較すると面積は倍になり、エスカレータも設置され、完全に明るく作り変えられている。  1929年に数人で設立されたこの美術館は、創立50周年記念事業として1984年に建て替えられたそうである。

追記: MoMA の新館設計を担当されたのは、他に上野の法隆寺宝物館や資生堂アートハウスを手掛けた谷口吉生氏(78才)、2016年3月にイタリアのピラネージ賞を受賞されたそうです。[2016/03/20 日本経済新聞]

空腹だったので、まず2階のセッテMoMA(レストラン)に直行した。  広く綺麗なレストランで、客筋も立派な感じの人たちが多い。ジャンバー姿が場違いな気もしたが、同時に何かしら安堵感もあった。 イタリアン・レストランだったのでスパゲッティとコーヒー・紅茶を注文した。  スパゲッティの味は濃く馴染みにくいが、口に合わないというほどではなかった。オリーブオイルとスパイスの分量が日本人向けと違うためであろう。  不思議にウェイターはクルクル変わるが愛想が良く丁重だった。  昔は彫刻庭園に面した1階左側のキャフェテリアで、お盆に好みの食べ物をとり最後に会計をする形式だった。こちらの方が気軽で利用し易いうえに、彫刻庭園を眺めながらの食事ができたので印象に残っています。  今もこのレストランの下、彫刻庭園の右側がカフェのはず、しかし工事中で利用出来なかったのは残念でした。 

絵画鑑賞を始めたが、初めの部屋は超モダン系で良く分からなかった。結局、印象派以降のものを主に鑑賞することとなる。

ルオー「眠れるジプシー女」・・・何度見ても不思議な気分になる。
セザンヌ「水浴」・・・・・・・・・・・・・・フランスの男も案外胴長短足ですな。
マチス「ダンス」・・・・・・・・・・・・現実の世界には絶対に存在しない。
ピカソ「ミュージシャン(?)」・・・・鋸の音、タライを叩く音、窓を擦る音。
モネー「睡蓮」・・・・・・・・・・・・・・椅子に座り、首を180度左右に動かす。ワイパー。
ダリ「記憶の固執」・・・・・・・・ニューヨーク滞在中のホクギョウ。

などなど、名画の多い美術館であります。かつてはピカソの「ゲルマニカ」というスペイン戦線を描いた超大作も有りましたが、これはスペインに返却されました。全体としてピカソが充実していました。隅々まで見ることは無く、絵画鑑賞を切りあげました。

MoMAを出る。この美術館は週2回だが夜に無料ジャズコンサートを開いている。恐らく美術館として後援できる新人とか無名グループに場所を提供しているのであろう。

ホテルで休息
3時過ぎにホテルの部屋に戻り、45分ほどゆっくり休息した。
商店街散策と土産品の購入
パークアベニューを通り越して The Gazebo というパッチワークの店に行った。がらんとして店仕舞いの雰囲気だった。ユダヤ系らしき主人に聞いたらやはり他の地域に近々引っ越すそうだ。この人はワイフに興味を持ち、「針子か?」と尋ねた。 「いや、家庭の専業主婦だけど、趣味でパッチワークに凝っていますよ。」  太った女性の写真を見せて、この店の作品はこの人が作ったものだと言う。  小型のサンタクロースが100ドル以上して、手作り作品はやはり高価である。  目的のパッチワーク用生地はもうほとんど置いていなかった。諦めて店を出た。 

外は雨が降り出していた。 傘をさして5番街まで戻った。先日 Tifany に寄った際は1階の宝飾品のみを見た。ここの上には化粧品・食器・飾り陶器などの部門もある。エレベータで上がってみた。確かに数々の品が並べられているが、大型で高価なものがほとんどである。亜流ロココ(?)とでも言うか、米国の大邸宅向けであろう。

次に、ディーズニーストアーに入る。ディーズニーランドのグッズを大きい店舗に沢山並べて売っているが、客筋も不思議に他の店とは全く違うタイプばかりだった。ニューヨークの表通り5番街には場違いの店で印象を損うのは間違いなかろう。タイムズスクエアーかステートビルの地域に転出したほうが良い、と思われた。早々と後にする。

5番街・セントパトリック大聖堂前で写真を撮る。ワイフは土産のチョコレートが気になって仕方ない様子だった。早めにそろえたいらしい。 5番街の有名デパート Saks Fifth Avenue に入ってみる。1階はやはり化粧品と女性の小物が多く置かれているが、一番奥には男性衣料と男性用品の売り場もあった。ニューヨークではこの配置が普通のようです。エスカレータで最上階まで行ってみるとギフトフロアーだった。右手直ぐに NeuHaus というチョコレート店があり、箱詰めと共に自分でチョイスできるようにばら売りもしていた。店員に聞いたら、ベルギー産という。ワイフの希望通りにチョコを選んで箱詰めを沢山作ってもらった。ずいぶんと手間がかかったが、機嫌よく注文に応じてくれた。1箱づつ希望の リボンまで掛けてくれた。土産とさっして小型の手提げ紙袋も箱の数だけ持たせてくれたのも気が利いている。サービスで紅茶の板チョコも持たせてくれた。デパートとなると、店員の応対も日本のデパートと左程ちがわない。 ただ、女性店員どおしの会話には英語ではなく不明の言葉を使用していた。  こちらに分かると都合の悪いこともあるでしょうね。 最終的にはかなり重い袋となってしまった。

サックス・ヒフスを出て、雨の中をホテルまで歩いて帰る。チョコの土産が一先ず片付きワイフはホッとした様子だった。ホテルのエレベータで厚いトレンチコートを着た米国人夫妻と一緒になった。 「ミネソタから来たけれど、今朝出かける時は雪が降っていた。」 とにかく、5月下旬としては異常な天候である。 一旦部屋に戻り、私だけ又出かけた。

2階のビジネスセンターにある公衆電話から旅行代理会社に電話してアウトレット・ショッピング・オプションを申し込む。久々にアメリカの公衆電話を使用したが、カードは使えずコインのみ受け付ける。クオーター(25セント)で1通話だが、直ぐ切れる。先方は気づいて会社の無料番号を教えてくれた。明日の空きはなく、明後日の予約となった。こんな天候ではアウトレット・モールなどで過ごすしか手がないのである。

ホテルを出る。今日は下町の雰囲気の7番街ではなく6番街のスーパーマーケットで食料品を買うことにした。ホテルから二丁ほど北に歩く。この店はビジネス街にあるため背広組やスーツの女性などの客もかなりいて、仕事帰りの人たちが簡単な食材を求める姿は何処も同じである。寿司も種類が比較的多くマグロ赤みとか鉄火巻き類があった。又他の食品も豊富だった。

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