ニューヨーク滞在8泊9日  [ 7日目/5月23日(水) ]
郊外のアウトレットモール
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今日もまた小雨が降っている。市内観光には不向きなのでアウトレット・ショッピング・オプションを予約しておいたのは正解だった。集合場所はさほど遠くない8番街52丁目の北東コーナーにあるシェラトン・マンハッタン・ホテルである。

予定の時刻だったが、旅行社の迎えは未だこない。20分過ぎても現れない。コンソルジェで公衆電話の場所を確認して、2階に行きレストラン裏側の公衆から旅行社に電話した。ガイドから連絡があり「前の立ち寄りホテルで時間がかかったので遅れる」とのことだった。シェラトンホテルにも連絡を入れ呼び出したそうだが、マイクの呼び出しではないので聞き逃したようだ。 30分遅れでやっとガイドがホテルロビーに現れた。直ぐ今日のオプションの代金を支払い赤いマイクロバスに乗った。12名の日本人客で満員となった。

Woodbury Common Premium Outlet
09:35 ホテル前を出発。街中を少し走り、55丁目からマンハッタン西側の 自動車専用道にのった。この道路は高架で、昔はその支柱が剥き出しの鉄製 だった。それが錆び、ボロボロになり、粉末状の鉄さびが橋脚の周りにうず高く 積もっていたものでした。こんなに放置して高架の道路は大丈夫かと心配に なるほどでした。その方面の人の説明では、鉄はある程度錆びると酸化は 止まりそこでの強度が維持されるので心配ない、とのことでした。 しかし日本人の目には汚らしい事この上もありません。今回はこの鉄錆びに 気付かなかったので、修したのかも知れません。

Henry Hudson Parkwayからランプに入りジョージワシントン橋を渡る。  この辺りのマンハッタンは古い建物がそのままで変わった感じはしない。しかし 景観的にはユーモラスとも言えるアパートの屋上の水道用貯水タンクは昔程には 見られなかった。ついでながら、FRBの Dr. Greenspan は高校時代をここの東側 地域で過ごしたと言われる。Fort LeeからRt.4でParamusに行き、Rt.17を走り有料 の New York Throughway まで行く。Throughwayと平行して走るRt.17を北上し Bear Mountain 公園の北端あたりでRt.6に乗り、西に向かった。間もなく Monroe という町になる。遅れを取り戻すため、若い女性ガイドは猛烈なスピードで走った。 毎日のように来るので道には慣れているそうだ。

10:25 Woodbury Common Premium Outlet に到着。相変わらずの小雨だった。 適当にBally, サングラス屋、Feragamo、Saks Fifth、などを冷やかし見歩いた。  Godiva があったので寄ってみたらチョコレートまで2割以上安い。  「ニューヨーク市内の Godiva 店のチョコと品物は同じか?」と聞いてみたら 「全く同じです。違うのは値段だけ」とのことだった。  「後で来る」と言い残して再びブラブラと歩いた。

アウトレットモールの中心にあるレストラン棟で昼食とする。ガイドは中華料理もあるがまずいから行かないように、という。それで、アメリカの何処にでもあるような大衆的カフェテリアの1つに入った。Arizona Chicken Sandwich と Coffee にした。サンドイッチはまあまあ、コーヒーがたっぷり飲めたので体が温まり助かった。

カフェテリアを出て、紳士靴を買うため Bally に向かった。 午前は東洋系ばかり歩いていたが、昼を過ぎるとアメリカ人の客も結構入ってきている。  やっと外国の感じがしてきた。Bally には濃い茶色のスリッポンに気に入ったもの があったので、26-26.5cmのものを探す。直ぐ男性店員がついて、試し履きをさせ てくれた。棚には右側の靴しか置いていないので両足で履くには店員に頼むしか ないのだ。親指の位置、甲の具合など点検して「丁度良い」と店員はいう。  巾は楽だった。日本円で2万円弱くらいで、日本でこんな Bally の靴をこの値で買うのは難しいかも知れない。カードで支払った。承認番号を取ったとき店員は番号を見て驚いた表情となった。今回の旅行ではカード支払いの際に時々気付いたことだが・・・。ワイフは「VIP扱いになっている」と言う。そうかも知れない。  現代社会ではカード以外では客の背後を推定するのは難しい。

Bally を出て、チョコレートのGodivaに向かった。土産用と自宅用にチョイスで箱詰めを沢山作ってもらった。チョイスするとかなり時間がかかるが嫌な顔もせずリボンまでかけてくれた。大型の生イチゴにチョコをかけたものもあったが、1日しか日持ちしないそうで買わなかった。買ってホテルで賞味すれば良かったと後悔している。代わりに、日持ちするドライフルーツにチョコをかけたもの数種類をチョイスして箱詰めにした。帰国後に自宅で味わったが美味しいものでした。

次はPolo Ralph Lourenである。女性用Tシャツに品質が良く色も鮮やかなものがあり、値段も確かに破格の感じだった。それで6着も購入した。 会計に持ってゆく。この店はスーパーに似た感じで、出口に会計がある。 そして万引き防止装置をくぐって店外に出る。 さて、この店の全商品の生地に直接プラスチック製の小型万引き防止装置がつけられている。レジに打ち込んだ後にそのプラスチック装置を金具に差込んで取り外す仕組みになっていた。レジ嬢はこの作業を手早く完璧に片付けているようだった。しかし若い店員3人で雑談に花を咲かせながらの仕事で感心できません。支払いを済ませ、万引感知ゲートをくぐり、問題なく店を出た。ところが後で問題が発生した。

買い物は済んだが、時間潰しに Coach という New York ブランドの店に入った。広々した店に色々な大物・小物の革製品が並べられており結構楽しめる。アタッシュケースやボストンバックはなめしの良い柔らかい皮を使用しているだけに高価だった。「今ならプライスの3割引です。いかがですか」と声をかけられた。アタッシュケースに興味があったが、実用にできる訳でもなし、グッと我慢する。 

指定された集合場所に行き、喫煙しながらゆっくり過ごす。自販機でコーラ瓶2つを買った。取り出してみたら大きいサイズでとても1人で1瓶は飲めないものだった。ガイドに一本あげた。

全員集合。皆さん、買った、買った、大荷物。Godiva のチョコレートを大型手提げ袋一杯に2つも買った人までいました。日本人の土産好き (裏を返すと土産を配り人間関係を蜜にしなくては具合が悪い)も極端なものです。  買い物も旅の楽しみと言えばそれまでですが・・・。この人は自分用(?)の他のブランド袋も幾つもさげているのだから大変です。他の人達も似たようなもので、比較すると我々など買い物をしなかったのと同じでした。ついでながら、日本人の贈答習慣は外国人には奇異なもののようで、文化人類学の考察対象とまではいかずとも、疑問視する向きもいるようです(Business Week Online, JUNE 20, 2001)。官庁・金融システムなどの改革と共に、贈答の習慣もある程度は再考すべき時にあるのかも知れません。 

さて、満席でもゆったりしていた往路とは違い、トランクは一杯となり入らない荷物は座席に持ち込むのでギュウギュウ詰と相成りました。おかげで2人がけだった我々の席は3人がけとなりました。

15:00 出発。帰路はニュージャージの道路は通らず、かつて Parisade Interstate Parkway と呼ばれていた素晴らしい Free-way を通ってジョージ・ワシントン橋に出ました。昔、この道が好きだった。春に新緑、秋に紅葉とカメラをお供に1人ドライブを愉しんだものでした。木木が大きくなりうっそうとした感じだったが、雨で路上の枝が枝垂れたためかも知れなかった。懐かしい路を走ってくれたのは嬉しかった。ジョージワシントン橋を渡るときは吊橋の支柱の上部は雲と雨で見えなかった。マンハッタンの一般道に下りたら、ストップ アンド ゴーの渋滞となる。まだ雨が降っていた。 

ホテルに帰る
Park Central Hotel で数人が降り、次の New York Hilton で降りた。  部屋に戻り、ワイフは早速購入品の確認をした。ラルフローレンのTシャツは肌触りの感触も滑らかで確かに良い品質であった。6着も買い、値段的にはかなり割安な感じである。ところが、ワイフの気に入ったピンクのTシャツには何と万引き防止のプラスチック装置が外されないで付いたままなのだ。レジで良く見ていたつもりだったが、何故かレジ嬢が取り外さなかったのを見落とした。  不思議な気がした。そして、何故、出口で万引き発見器に引っかからなかったの だろう? 小型アーミーナイフで外そうとしたが難しく、生地を切り痛めてしまった。 これでTシャツは使えなくなった。遠方のことで苦情も言えず、例え領収書を見せて苦情を言っても、「貴方が万引きした」と言われたら何と反論できるであろう。結局は諦めざるを得なかった。スーパーに行く時に、街路のゴミ箱に捨てること にした。 

ホテルを出て6番街のスーパーに行く。ホテルから1丁北のゴミ箱にそのTシャツの入った紙袋を捨てた。ゴミ箱のすぐ近くにパトカーが信号待ちで止まっていた。偶然なのだが、紙袋を処分するワイフを助手席の警官が暫しジーと見ていた。何となく後味が悪かった。

さて、スーパーでは何時もと同じようなものを籠に入れ、レジに行った。  三つあるレジの右端が空いていた。 若い黒人女性のレジ係りだった。 値段をレジ機に入力し、品物をスーパーの袋に入れ、幾度か繰り返して終わり となる。「Thank you !」 を聴いて店を出るのが普通でしょう。 ところがこのレジ係りは、代わりに 「 That's a lie !」 と言った。 「そりゃウソだ!」と言ったのである。当方は何も言っていない。  多分「足りない」のだろうが、しばし「イヤーな気分」が続いた。ホテルに戻る。

挿し歯のトラブル
挿し歯がまた抜けた。接着剤は水分に弱いので1週間しか持たなかったのだ。再度アロンアルファで固定しようとしたが、今回は上手くいかない。  どうしても出っ歯になるのだ。恐らく接着剤が歯根の穴に残っていて正しい角度 で挿し歯の金属棒が入らないのであろう。諦めた。時々指で押して脱落しない ように気を付ける以外になさそうである。 
頭脳の再活性
7年もアメリカの大学に所属したら、英語は何の不便もなく自由に駆使できるのが普通であろう。実は私はそうではない。英語は今でも不得意で、日本で英語のニュースを聞いても半分程度しか頭に入らないのが現状である。  新聞・雑誌を読んでも頻繁に辞書を必要とする。(予備知識のある分野はそれ程でもないが・・・。)昨日あたりからだが、テレビのニュースとか辺りの米国人の会話がスーと頭に入ってくる。日本語に自動翻訳しなくとも、そのまま理解している。一寸した会話もすらすら出てくるのだ。親しんだこの街と所属した大学を見て、どこかに押し込められていたものが再活動を始めたような不思議な感じだった。 
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