旅行記|春のパリとロンドン 6泊8日+前後泊 (1999年5月) | 第2部 ロンドン
観光名所と交通機関
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初日の初仕事はパスポート等をホテルのセイフティーボックスに預けることでした。 朝食を済ませ、地下鉄のホランド・パーク駅まで7・8分歩きました。 新緑のプラタナス並木で実に気持ちよい通りです。 3日間の滞在では One Day Travel Card を毎朝購入するのが僅かながら経済的ですから、買い求めました。3回以上バスと地下鉄を利用するとペイするのですが、乗車の度に切符を購入したり小銭を気にする必要がなくなり、便利なものです。 ホランドパーク駅はホームに降りるにはエレベータのみでした。昨秋コベントガーデン駅で驚きましたが、幾つかの駅はこの構造のようです。探せば非常階段などもあるのでしょうが、訪問者には無いも同じです。ラッシュ時も日本とは混み具合が違うのでしょう。

ヴァキンガム宮殿の衛兵交代式

昨秋はヴァキンガム宮殿内部の特別公開を知り急遽予定変更して宮殿内部を参観しました。 それで衛兵交代式は観ることができなかった。 今回はぜひ見物しようとヴィクトリア駅まで地下鉄で行くつもりでした。 次のノッティング・ヒル・ゲート駅でサークル・ラインに乗り換えれば良いだけです。「慣れたもので、スイスイ」の予定。 ロンドンなんか東京と同じサ。  慢心は怪我の基、ディストリクト・ラインに乗ってしまい、全くの別方向に連れて行かれました。 時間は30分しかなく、「下手をすると交代式終了後に宮殿到着」 と思ってしまいました。 落ち着いて地下鉄マップを見れぱ別のディストリクト・ラインでヴィクトリア駅に行けてタイム・ロスも大したことはないはずです。 実は、慌てふためき、もどり、適当に表に出てタクシーをひろいました。 道は混んでいました。 運転手は行き先から目的を察したらしく、運転の腕前を披露してくれました。 お陰で間に合い、11時丁度に到着、宮殿前は既に黒山の観光客でした。 日本のこんな場面では人と人がふれ合い押し合う感じですが、欧米系の人達は体が触れ合わないよう立っています。離れて見ると黒山の人だかりですが、隙間が結構あるのです。 なんとか前に潜りましたが、さすが最前列は空きが全く有りません。 次列で我慢したのですが、前にいた米国人観光客の青年2人が小柄なWifeに気づき、交代式が観れるように体をねじり覗き窓を作ってくれました。 お陰様で小1時間の交代式見学を楽しむことが出来ました。 

ノッティング・ヒル・ゲート駅

話をもどし、地下鉄の乗り換えの間違いについてです。 翌日キューガーデンズに行く際に、やはりノッティング・ヒル・ゲート駅でディストリクト・ラインのつもりがセントラル・ラインの車両に乗ってしまいました。 途中の 再乗り換え駅が違うだけで特に問題はないが、少々不思議です。 思えば昨秋 もホテルに帰る際に同駅でセントラルから乗り換えた時に1度だけ間違えて います。 全てセントラルからディストリクトかサークルへ換える時に間違えているのです。 案内標示・行き先の文字を注意すれば良いのですが、ノッティング・ヒル・ゲート駅では何かの理由で注意散漫になるようです。 考えられるのは、サークル・ラインは茶色、ディストリクト・ラインは赤茶色で 間違え易いぐらいの事ですが、別の理由も有るかも知れません(前回と今回 のロンドン滞在で、地下鉄の乗り間違いは他には1度も無いのです。)

バス路線図

バス路線図でホテルに帰れる路線番号を見たら、ケンジントン公園北側沿いの道で西方向は#12と#94の番号が出ていましたが、途中で地図は終わっています。 どちらもホテル前を通る「だろう」と思い、ピカデリー・サーカスで#12に乗車、そして車掌に確認しました。 #94でないと我々のホテルには行かないとのこと。 そして「どうして#12がそちらに行くと思ったのか?」と訊かれ、バス路線図の事を話しました。 オックスフォード・サーカスで降りようとしたら「次で降りなさい。#94の停留所が同じで歩かなくて済む。」  その通りで、相変わらず観光客には親切でした。 ホテル前の停留所で初日に 通過バスの番号を確認するのが正解で、訪英2度目の油断、「だろう」故の乗り換えでした。 

この件では後日談があります。 参照したバス路線図は実は昨年地下鉄駅でもらったもので西方向はケンジントン公園の途中で終わりです。 地下鉄ホランド・パーク駅とケンジントン・ヒルトン・ホテルはその先で路線図にはありません。 この古い地図には#12,94が記載されています。 ただバスの行き先はわかりません。 帰国後、今年の路線図(発行主体は同じ) を見てみました。 最新路線図は地域が拡大されてホランド・パーク駅の少し先までカバーされ、#12はこの駅とケンジントン公園の間で終着になっています。ところが、#94は何の都合か番号が記載されていません。 しかし、実際には走っているのです。 英国でもこんなことがあるんですね。
ロンドンの公営交通は民営化を検討中とのことです。 その幹事として日本の大証券・総合研究所が関係しているようで、事と次第では労組と他組織の機嫌をそこね、それが日本人旅行者・滞在者への何らかの影響を及ぼす、と言った事態は発生しない事を望みます。 何ん人であれ、直接に接触するのは現場業務の人達なのですから・・・。

ウィンザー城

ウィンザー城にはロンドン・パディングトン駅からスロー駅まで行き、そこで単線のウィンザー・イートン中央駅行きに乗るのです。 BRの時刻表をインターネットで調べてはありましたが、その時刻表は気にせず駅に行きました。 切符は当然往復券を買うのですが、「same day」 (同日帰還の意) をはっきり伝えると割安になるのです。 アジア系の駅員は「一等、一等ですね?」 日本人だと思って。「安いので十分!」と声を大きくしたら、やはり笑っていましたね。 スロー駅までノンストップで約20分、各駅停車で40分弱です。 ノンストップ列車は新しく快適でした。 帰路は各駅停車を利用しましたが、車両はそれ程は違いません。 フランスの電車同様に中速までは揺れも極めて少ないのですが、高速ではそれなりの振動があります。 小窓が窓の上部にあり、下部が蝶番で上方が内側に開く作りです。 好天気のことで、その小窓が開けられているので騒音はしました。 珍しいのは全座席 ・通路側・背もたれの下部がゴミ捨て口になっているので乗客は簡単に不要品の処分が出来る点です。 反面ゴミ収集作業は大変でしょうね。 英国はロンドンの北・西の方向に文化・産業で活発な都市が沢山あるので、自然列車も新しくスピードも早く全て現代的です。 昨秋のカンタベリー (ドーバー海峡方向) 行きの列車はローカル色豊かで、歴然とした地域差を感じさせます。

素晴らしい五月晴れの午後のせいか、エリザベス女王御在城のためか、ウインザー城の参観者と街の観光客には若者より御老人の姿が多く見受けられました。 駅舎の城側は真新しく大きい建物で、幾つもの店舗と広めの待合い・ 休息兼用スペースが設けられています。 当然、年輩の方々も多く休んでいるのですが、トイレは比較的急勾配の階段を降りる地下にあるのです。 幾人かの英国人のお年寄りが辛そうに階段を登る姿をみると、何故トイレを地下に、と思われました。 せっかく新しく作られたのですから駅舎設計段階で考慮されていたなら、と思うのは私だけでしょうか。 

キューガーデン

植物研究所も兼る歴史有る庭園 キューガーデンズを一回りした後に、庭園と地下鉄駅の間の ハウス・ガーデン ウォッチングを楽しみました。 家の大きさと車種から比較的恵まれた人達の住宅街と思われます。 隣家との境が塀等で明確なのは日本と同じ、道路側が少し珍しい作りです。 前面の低い塀(?)の両隣側 2カ所に車の通り口が設けられ、一方から入り、玄関前に駐車し、ターンせずに他方から出る作りに統一されています。 家の両側と前面の塀の内側に思い思いの庭を作っている訳です。 表側は広い庭ではありませんし、車庫を設置したお宅もありません。 日本の大都会ではスペースの関係で難点も有り得ますが、地方都市ではこの作りは可能な感じです。しかし地方都市でも見られないので、日本人の好みに合わないのかも知れません。 

さて、リッチモンドからロンドン市中行きの地下鉄を待っていました。スーツ姿の英国人男性が声をかけ、尋ねました。「リッチモンド行きはこのホームでいいのかな?」 反対のホームですが、「確かには知りません。」 この人は駅員と話をしていました。後で仲間に 「日本人は知っていても、 教えてくれない」と言いふらさない事を願います。 

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