旅行記|春のパリとロンドン 6泊8日+前後泊 (1999年5月) | 第2部 ロンドン
靴について
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リージェント街とオックスフォード街の靴屋と子供用品店をあちこちのぞき回りました。 Wifeが、姪の娘、三歳になるかわいらしい女の子に 「英国の靴をはかせたい」と言い、興味半分・面白半分に付き合った訳です。 多少は子供靴が置いていますが、気に入った物が見つかりません。そこで通りがかりの John Lewisというデバートの子供靴部に行ってみました。大きな売場で品揃えも多く驚きました。 大型店の大人用靴売場と同じ程度のスペースがあり、さらに売場中央部に試し履きの広い空間が用意され椅子が沢山置いて有ります。子供連れの客で満杯、立って待っている人達もいるのです(土曜日)。 「ここだ!」と思いましたね。壁一面に展示された靴から適当なものを選び、店員に話かけました。「この靴の黒が欲しいのだが。」「お子様はお連れですか?」「土産に持ち帰るのです。」「サイズ指定でのご購入ですね。 それならこの人にお話下さい。」  客の買い方により担当の店員が役割分担されているようである。 「サイズはいかほどですか?」カード電卓を出して15cmを2.54で割り算し、インチに直す。「サイズ 6です。」「靴幅は?」「ウーン。子供靴に幅指定が必要なの?」「広幅、標準、狭幅の三種からご指定頂きます。」「・・・。」 結局は標準幅とし、黒の在庫が無かったので濃紺のものに決めた。 次は支払いである。 

レジでカードを出すと、「このカードは使用できません。 こちらのカード以外は使用できません。」 そのリストには4〜5種類のカード名が有ったがVisa, Master, American Express, JCB等の日本人に馴染みのものはどれ一つ有りません。やむなく、手持ち現金で支払わざるを得なかったのです。何故だろう? ロンドンのど真ん中、目抜き通りの大きいデパートなのに・・・?店内の陳列も良いし、品揃えも立派、客筋も良い感じで場末の斜陽デパートの雰囲気ではない。国際的カード会社に嫌われビジネス相手としては敬遠されている、とは思い難い。 逆にこのデパートが国際的カードを避けている、と推察します。つまり、国際都市ロンドンの大地場デパート、すなわち英国人・ロンドン子専用を目指すデバートではなかろうか? その為か店内で日系・東洋系等の客を見かけた記憶はありません。 しかし、妙な雰囲気を感じたりイヤな思い等はしませんでしたし、店員諸氏の応対も適切でした。

さて、靴の話題にもどります。 日本の靴もビジネス・シューズは長時間履いても痛くならず、デザインも普段用としては十分と、若かりし頃に比べ随分と良くなりました。以前、サンフランシスコでチャーチの靴を買った時の事です。 ヴァージンのブロンソン社長のような顔の男性店員でしたが、計測しながら私の顔を見上げて、笑って言うのです。「日本人の足は・・・。」 以来、この人の顔とこの言葉を忘れることができません。 幅広、甲高、扁平、外反母趾、悪臭、等々が思い浮かびますが、私の場合は多少の幅広と甲高ぐらいで、国産・外国製共々サイズが合えば大丈夫です。 しかし世間では 足と靴の問題をかかえる人は意外に多いようです。 (1) 子供時代から足を 適切に鍛えていない (2) 靴を履き始める年齢から適切な靴を選んでいない (3) 大人になってから流行にこだわり過ぎて無理な靴をはく、等々の理由で 足が変形しがちと想像します。 米国と違い日本には足の専門医がいない ことも問題を助長させているのかも知れません。 英国の女性や子供達は 先の尖っていない丸みを帯びた形で履き心地の良さそうな黒の革靴を履い ているのが目に留まります。 英国人の足に合わせて作られ、長い歴史の なかで高い評価を受け続ける 「ブランド」靴を履いているのは想像に難く ありません。 直ぐ日本人の足に合うかどうかは不明ですが・・・。 

私などスーパーで買った5000円の履き慣れたウォーキング・シューズで海外旅行に出かけますが、これが理由で「足下を見られた」と思った事はありません。先方が何と思うかは知りませんが、「旅行中」を楯に高級な店にも平気で入ります。 会食・パーティー等の特別なことにはそれなりの服と靴などを用意し、観光・買い物等の外歩きには長時間動いても疲れない身繕いが一番です。清潔で不快感を与えないようにすれば十分と思われます。旅行パックで同日程のS氏奥様も「一番合う靴を履いてきたのに、足が痛くて・・・」とこぼされていました。オックスフォード街の靴屋の前で買ったばかりのスニーカーに履き替えている欧米系婦人を見かけた時には、思わずWifeと顔を見合わせました。 ここにも一人いる・・・、と。

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