旅行記|南米3ヵ国、周遊の旅11日間 ( 3日目/2005年4月14日・金曜 )
イグアスの滝(アルゼンチン側/ブラジル側)
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ホテル出発まで:
04:45 起床。目覚めのインスタント・コーヒーは面倒になり作らなかった。レストランで飲むことにする。昨日までの衣類は自宅から着続けたので今日はブルーのTシャツとベージュの綿パンにした。滝の飛沫で濡れても良いスタイルです。
05:00 モーニング・コールが2度あった。これなら誰も寝過ごさないでしょう。
05:25 部屋を出て、朝食レストランに向かう。外は未だ暗闇だった。
05:30 朝食。既に幾人ものツアーメンバーがきていました。我々は名古屋から参加の御夫婦と同席し、簡単に互いの情報交換です。
何時ものように、オレンジジュース、クロワッサンなどパン類、ハム・ソーセージ類、カットフルーツを皿にとった。甘いジャムの入った揚げパン風のものが珍しかったし、甘党として満足できる味だったと思います。食後のコーヒーだけはタップリと2杯でした。ウマイ!
06:00 添乗員さんと共にレストランを出て、一旦自室に戻った。ここで集合時間をまった。

イグアスの滝(アルゼンチン側)観光に出発:
06:20 ロビーに行く。もう皆さん集まっていました。現地ガイドさん(中年の日系女性)も来ていましたし、見習いアシスタントとして20才くらいのお嬢さんをつれてきていました。ガイドを目指しているのでしょうか。

06:25 ホテルの正面入口で観光バスに乗車。車窓から夜明け前の丸い月が西の空に見え、その月明かりでトロピカル・ダス・カタラタス前のイグアス滝が白く浮かび上がっていました。写真では淋しさも感じるでしょうが、実際にはとても幻想的な光景だったのです。

実は今夜が満月です。キリスト教(ローマン・カトリック)では春分後の初満月を基準に最初の日曜日が復活祭(イースター)と定められている。気付いていなかったが、今日は金曜日なので明後日の日曜(16日)がイースター、翌日の月曜(17日)はイースターマンデーで休日です。お祭りの連休に旅行となりました。また、そのイースターを定める満月を早朝に観れるのも運の良いことでしょう。幸先の良さを暗示していたのかも知れません。 イグアスの滝(アルゼンチン側)

06:30 出発。現地ガイドさんが言うに、「今日のイグアスは観光客で凄く混みます。」
それで、まずは国境を越えてアルゼンチンに入国、観光センターからトロッコ電車で細長い馬蹄形をしたイグアスの滝の最奥部まで行く。膨大な川の水が浅く幅広く流れる滝の上流部につくられた歩道橋を渡り、イグアスの滝の始まり「悪魔の喉笛」を滝の落ち口から観光するのです。その後はトロッコ電車で戻り、途中下車して上道(Circuito Superior)と呼ばれる密林の遊歩道から無数の滝が横に並ぶ景観を見歩きます。これだけでアルゼンチン側イグアス滝の観光は終わりですが、午前中はかかるようです。
次にブラジル側にもどり、フォス・ド・イグアスの町で昼食です。その後に土産店に寄り、一旦はホテルの場所まで帰ります。そして、トロピカル・ダス・カタラタス前が出発点となっているブラジル側の観光遊歩道からアルゼンチン側とは異なる姿の滝を眺めて楽しむのです。夕方は自由時間の予定でした。

バスはまず西に数10Km走る。その後は南に向かい、イグアス川を渡ってアルゼンチンに入るのです。暫くは暗闇を走るだけでした。その間、現地ガイドさんはいろいろと説明をしていました。アラブ人や中国人はパラグアイで商売をするが、この地区に住んでいるそうです。ボンヤリと見える周囲は亜熱帯雨林で時々放牧地があるようなところでした。ここの雨林は雨に加えてイグアス滝が発生させる霧がつくったものらしい。
06:54 イグアス川の橋を渡るころに日の出となった。きれいな朝焼けです。 移動(イグアス川を越える)

国境検問所 (ブラジル⇒アルゼンチン):
06:57 国境検問所に到着。各ゲートは車の長い列が出来ていたが観光バスは右端の専用ブースで手続きになる。こちらは先着が1台いただけでした。パスポートは添乗員さんが20名分を集め、現地ガイドさんと見習いさんが2人で検問事務所に持って行きました。しかし混んでいて少し時間がかかりました。
07:03 全員が下車し、靴底の消毒のため水浸しのマットを踏みました。これはアルゼンチンに入国するための義務なのです。国境を越えて歓迎せざる細菌類が持ち込まれないようにしている。人だけではなく、車も浅い消毒液のプールを通らなくてはなりません。
07:33 国境検問ゲートを出発。この種の施設は原則・写真禁止が多いのですが・・・(実は後で禁止と分かりました。) 今回と午後の通過で撮影した検問ゲートの様子です。 国境検問所(ブラジル⇒アルゼンチン)
07:43 アルゼンチン側・観光センターの広い駐車場に到着。我々のバス以外は未だ2台だけだった。固まって観光センターの建物にむかった。

トロッコ電車で移動:
07:51 ゲートの前で少し待たされたが、国立公園の入園券(トロッコ電車の乗車券を含む)を現地ガイドさんから受取った。チケットは $30 となっていたが、アルゼンチンなので米ドルとすると約3600円相当です。直ぐにゲートを通り抜け中に入ったが、トロッコ電車の駅まではかなり歩きます。
トロッコ電車の発着ホームは立派なもの、雨季があるので大きい屋根が作られている。乗客待ちのトロッコ電車が左に停車していました。遊園地にあるようなもので3人用木造ベンチと屋根だけのオープンな車両です。ダーク・グリーンに塗られていた。このトロッコ電車は2002年の開業で、それ以前はバスだったらしい。
08:00 トロッコ電車の中央部の車両に乗車。ほぼ満席の賑わいだった。しかし観光としては早い時刻なのでホームに積み残しの人達はいない。他の日本人らしき団体は見かけず、大多数は欧米系の観光客だった。しかし北米や欧州からの観光客というよりはブラジルやアルゼンチンなど南米諸国からの人達らしい。南アメリカでは観光できる経済力の人々は未だ欧米系のみのようですね。

map of igaze falls イグアスの滝の地図(現地の観光センター近くの案内図)。日本語は北行庵が記入しました。拡大できます。

トロッコ電車は密林の中の軌道をトコトコと走る。この電車からの風景は竹林や椰子の木が混じる雑木林のような亜熱帯雨林だった。途中に幾つか停車駅があったが、乗降客がチラホラ見受けられた程度だった。 トロッコ電車

08:25 終点のガルガンタ・デ・ディアブロ(Garganta del Diablo)駅に到着。
イグアスの滝
Iguacu / Iguazu Falls

東の山岳地帯から西に流れてくるイグアス川がつくった世界最大の滝とされ、ブラジルとアルゼンチンの国境になる。
イグアス滝は高さが約80mで2段の部分も多い。水量の少ない季節に約275程度の滝があり、雨期には水量の増加により滝が合体し数は半減する。
イグアス滝は亜熱帯雨林に囲まれているが、その雨林はイグアス滝が作りだす霧により出来たもの、果樹、ベコニア、シダ類、竹、椰子などが生えている。また、野生の動物や鳥類や昆虫類も種類が多い。
イグアス(Iguacu)は原住民 Guarani Indians の言葉で「偉大なる水(Great Water)」の意味らしい。スペイン人は16世紀にサンタ・マリア滝と命名したが、この名称は長くは続かず、すぐ原住民の呼び名に戻ったとされる。
イグアス滝(世界の人気ランク、8位)はビクトリア滝(14位)と双璧ですが、エンジェル滝(78位)とナイアガラ滝(87位)も金メダルクラスで世界的に人気のある滝になる。観光の人気ランクは別として、イグアス、ビクトリア、ナイアガラが世界の3大瀑布。
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以上、「 Iguacu Falls 」の部分的翻訳に筆者が加筆したものです。

「悪魔の喉笛」までの遊歩道(橋):
駅の左側に道がある。その導く方向にゾロゾロと歩いた。しばらく行くと広々とした川になる。所々に島があるが、水深はそれなりで特に深いとも思えず、水流も急流というよりは穏やかな流れに思える。これは恐らく川底が平らな岩の部分が多いためであろう。
若い頃に訪ねたナイアガラの滝では落ち口の上流は急流だった。膨大な水が音も無く猛スピードで目の前をサーと流れ、恐怖をも感ずる凄い水のエネルギーを発散していた記憶がある。
ここの流れは全く違い、遊歩橋の先に世界一とも評される大瀑布があるとはとても思えない。今日の水は濁っていないが、水量が増加しているのであろう、背の高い草の上部のみが水面上に出ていたり、その近くでは水面で花を咲かせた植物もあった。島近くの岩場では野生のワニが遊んでいたが、ストライプ模様の小型のものだった。この辺りには蛇も出るらしく、「蛇に注意」の立て看板もある。穏やかな流れは、時に瀬になり、時には島や岩場となる。しかし・・・、広々とした単なる川面に思えるところでした。
歩道橋を歩き続ける。アルゼンチン側の高級な宿泊施設シェラトン・ホテルのモダンな姿が遠方に見え、橋の行く島の向こうには青空に滝の水煙が上がっている。島を過ぎ「悪魔の喉笛」が見えてくると、洪水で流された昔の橋の残骸などが残っていた。 「悪魔の喉笛」遊歩道

イグアスの滝(アルゼンチン側)、その1 「悪魔の喉笛」:
08:45 イグアスの滝の始点「悪魔の喉笛」近くに到着しました。その先では水飛沫がかかる様子、大急ぎで デジカメ保護の新兵器(?) を出し、カメラをその中に装着しました。当初は右手でデジカメを持ち、右腕だけをビニール袋に入れた状態でした。しかし滝の落ち口近くの展望台はすごい水飛沫でビニール袋を頭からすっぽりと被らざるをえなかった。それでも左手は出した状態でビニール袋の外からズーム・リングを回したものです。ワイフもビニール合羽を着てフードも被っていましたね。滝の始めとなる水流の窪みは通常の状態でも写真は撮れますが、「悪魔の喉笛」という大瀑布の落下の様子やその先のブラジル側の滝の写真撮影はあまりの飛沫で普通なら無理でしょう(風向きにもよる)。でも自作のデジカメ防水具のお陰で何枚かは辛うじて観れる程度の撮影ができました。
観光客の多くもキャーキャーと騒ぎ、「悪魔の喉笛」の下を覗き込むのが精一杯のようでした。太陽の位置によっては、この展望台(橋)でも大瀑布にかかる虹が見れるそうです。が、我々が訪ねた朝の時間帯では無理でした。
この時刻でもそれなりの観光客が来ていましたが、まだ混み過ぎという程ではない。ゆっくりと滝が観れました。「早起きは三文の得」といったところでしょうか。
とにかく間近で見る巨大な滝の凄さは「筆舌に尽き難し。」 写真をご覧になってください。書き忘れましたが、音も凄かったですね。 イグアスの滝(アルゼンチン側)

08:55 「悪魔の喉笛」からトロッコ電車の駅に戻り始めました。服はかなり濡れましたが、天気が良いので歩いているうちに乾きました。往きに見た小型のワニはまだ同じ場所で遊んでいたが、餌付けでもしたのでしょうか? ワニとしては、橋を通る人間が美味しそうな餌に見え、落ちてくるのを待っているつもりかも・・・。

トロッコ電車で移動:
09:20 トロッコ電車のホームに到着。電車は居らず、ホームには到着を待つ人達が大勢いました。
09:25 電車が到着。「悪魔の喉笛」の見学に出かける人達が降り電車は空になった。全員がそれに乗りました。
09:30 トロッコ電車はこの頃に出発した(はず)。
09:45 この頃、トロッコ電車を途中下車。

イグアスの滝(アルゼンチン側)、その2 「上道」の散策:
サーキット駅(Estacion Circuito)から竹林が混じる原生林の小道をしばし歩いた。時には南国風の原色の花が目を慰める。細長い馬蹄形のイグアス滝も終わりに近い下流側を見に行くのですが、この地域には Circuito Superior (上道) と Circuito Inferior (下道) なる2つの観光遊歩道がある。我々は Circuito Superior でした。密林を随分と歩いてからやっと滝や川が見えてきました。多くの連続した滝が落ちる崖に沿って道があり、要所々の崖っぷちに展望台が設けられている。足元に水量豊かな滝の落ち口があっても、その滝壺は全く見えません。その隣や離れた場所の滝の姿から足元の滝の様子を想像するしかない。時には遠くにゴムボートが水上を動き回るのも見える。滝の崖に沿って落ちる数多くの滝の景観を満喫してから戻りました。途中では椰子の木の上にいる野生のサルが見れたり、トカゲがいたり、飽きずに散歩が楽しめました。花はあまり見れなかったが、これは秋の亜熱帯雨林だからかもしれません。 イグアスの滝(アルゼンチン側)上道

10:25 トロッコ電車のサーキット駅に戻った。しかし停車中の電車は満員で乗れません。それどころか広いホームの乗車区域は大げさですが「蟻の入る隙もない」状態でした。現地ガイドさんは 「トロッコ電車の終点(観光センター/バス駐車場)までは遠くないので歩きましょう」 という。次の電車を待っても多分同じ状態、乗れるとは思えません。皆で固まって歩き始め、トロッコ電車の踏み切りを渡りました。

駐車場に戻る道にて:
駅近くの道には日本とは違う竹林があった。日本なら、成長した竹の根元から竹の子が芽を出し、それがグイグイ成長して枝葉を出して小型でも1人前の竹の姿になるでしょう?ここのは違う。大人の竹の枝葉を越えて若い竹の幹(巨大な竹の子)がツンツンと天に突き出している。「所変われば・・・」とはこのことだ、と思ったものです。しかし、日本にも同じ様に成長する竹があるのでしょうか?
ナツメヤシの木は、東南アジアに多い「名も 知らぬ遠き島より流れよる椰子の実ひとつ・・・」の椰子とは違い、ピンポン玉の大きさの実が数え切れない程なるのです。木に実がなっている姿はスペインで見たし、ドライ・フルーツにしたものをエジプト土産で買ったこともある。しかし、この道の途中には根元の芝に熟した実をバラバラに落したナツメヤシがあった。この様子は始めて見ました。落下した実は黄色で正に杏(アンズ)が熟して地面に落ちた姿と似ていると思ったものです。

10:45 トロッコ電車の乗場の建物に到着。観光センターの建物前で我々の観光バスが来るのを待ちました。これでアルゼンチン側イグアス滝の観光は終了です。
トロッコ電車に乗れなかったことでも分かりますが、観光客の数は朝とは比較になりません。到着した時は駐車場の観光バスはたった3台だったが、今は約75台も来ているそうです。早朝の起床と出発はつらいものでしたが、現地ガイドさんの指示は適切でした。本当に混むとトロッコ電車の待ち時間にかなり取られ、その上に「悪魔の喉笛」でもゆっくりできないそうです。
観光も経済原則に従い、状況が観光に適した好天気や休日なら人の出も多くなり観光ポイントでも競争が発生します。しかし風雨で何も観れなかったり、「華厳の滝」を数本見るだけの結果に終わることもある。そんな時は観光客も少なくガラガラになりがちです。とかく需要と供給は条件や状況で変化するものでしょう。 駐車場に戻る道
10:55 バスに乗車。

イグアスの滝(アルゼンチン側)の観光を終え、ブラジルに戻る:
10:57 出発。直ぐに冷たい水のサービスがありました。歩いた後なので美味しいものです。

国境検問所 (アルゼンチン⇒ブラジル):
11:15 国境検問所に到着。パスポートは現地ガイドさんに預け、一括で出入国の手続きでした。我々も一旦下車して靴底の消毒です。もちろん全ての車両も消毒薬のプールを通りタイヤの殺菌をしなくてはなりません。
11:27 検問所を出発、ブラジル側に入った。
11:29 イグアス川の橋を渡った。今朝に日の出が見えた場所です。

三国国境点・展望所:
11:45 ブラジル入国後はしばし走って左折、さらに約5Kmほど行った場所にパラナイバ川とイグアス川の合流点がある。川が国境になっているので、ブラジル、アルゼンチン、パラグアイの三国がここで国境を接している。三国の国境(領土)を同時に見る場所として観光地化しているのです。島国の住人には数ヵ国が1地点で国境を接することに本質的に不慣れで珍しいものでしょう。が、それぞれに何か目印程度の施設があるだけで特に風光明媚という訳でもない、といった印象でした。
実は、明日の午前の観光予定となっていたが、変更したらしい。ここの為だけに明日の午前を予定するより、ついでに立ち寄るのは正解と思います。立寄った記念の写真を撮っただけに終わりましたし、他に見るものとて無いようでした。 三国国境点・展望所
11:52 三国国境点・展望所を出発。ここから数10Km程度はなれた所にブラジルとパラグアイが共同建設した「イタイプー発電所」という巨大水力発電所(世界最大級)があるのですが、そこには寄らず、昼食に向かいました。

昼食(シェラスカリア):
12:02 フォス・ド・イグアスの街中、閑静な住宅街に目的のレストランがある。その入口には「 CHURRASCARIA, BUFALO BRANCO / BARBECUE HOUSE 」と書かれていた。昨日のランチもサンパウロのシェラスカリアでしたが、シェラスコ料理は歴史的に南ブラジルが発生とされ、こちらが本場ともいえるのです。今となっては多分違いはないでしょうが・・・。
予約された幾つかのテーブルに陣取りました。スモーガスボード形式なので沢山の種類を少しづつ皿に盛りました。小型の海苔巻きがあったので幾つか試したが、それなりに楽しめます。バナナのフライは特別扱いなのか皿に盛られてテーブルに置いてありましたね。ステーキはここも巨大な串焼きを切って皿に載せてくれる。赤身も好みなので、柔らかく且つ歯応えも多少あり味も食べ易いものでした。玉ねぎの串刺し丸焼きなどもテーブルに回ってきました。一種のショーみたいでステーキ以上に珍しく思ったものです。デザートはコーヒー付きのカスタード・プリンとアイスクリーム。写真を見て思い出し、思わず唾が口中に広がりました。昨日の昼食もそうでしたが、ここも本当に Good だったと思います。(帰国後に写真を見ると、驚く分量を食べたものです・・・。実は減量中。でも旅行中はダメですね。) 昼食(シェラスカリア)

この頃の外気温は摂氏33度、しかし乾いた空気で辛くはなかった。
13:18 バスに乗車。出発。

ブラジルの土産店:
13:30 大型の土産店に到着。「ARTISANATO & CHOCOLATE CASEIRO」と正面に大きく書かれている。ブラジル産の巨大なアメジストの飾り類、小型の色石で作った鳥(ブラジルの国鳥トウカン toucan )、他の数々の土産品、それにブラジル産のコーヒーやチョコレートなどが豊富に並べられている。添乗員さんは「コーヒー豆入りのチョコレートやダマスコというコーヒーに人気がある」と紹介していた。我々とて何が無難なものか全く分からないのです。コーヒー豆一粒をチョコレートでくるんだものを4個、コーヒーの真空パックを5個、色石製のトウカンの置物を4個だけ買っておきました。忙しい移動の旅なので何処で何が買えるのか見当がつかず、取り合えず何でも買っておく必要を感じたのです。 ブラジルの土産店

色石の組合せで作った国鳥トウカン(toucan) コーヒー豆をチョコレートで包んだ菓子。食べたので減っています。 Damasco/ブラジル産コーヒー・真空パック

14:15 土産店を出発。

イグアスの滝(ブラジル側)の観光:
14:41 我々が宿泊中のトロピカル・ダス・カタラタス前でバスを下車。ホテルの前庭は国道まで大きなロータリーになっている。ロータリーが国道と接する場所の先に展望台、アルゼンチン側のイグアスの滝が大パノラマとして広がっていた。左右に多くの滝が連なるだけではなく、それが2段の滝となり素晴らしい景観を生み出している。滝壺から流れ出る水は集まって大きな流れとなり、その左岸は滝と川に囲まれるサン・マルティン島(Isla San Martin)だった。その島にはボートで渡る。砂浜で遊ぶ人達やボート待ちの行列が見える。また、右岸のゴムボート乗場が手に取るように見えるのです。スピードや鋭い曲り方や滝に何度も突っ込むことで有名なゴムボートは人気も高いようでした。

ゴムボートは1人 US$80.00 らしいが、待ち行列ができていた。順番がくると赤い救命胴衣を身に付けて約20人程度が乗るようです。添乗員さんの説明では、「ゴムボート乗りは旅行保険でカバーされないのでツアーとしては奨めません。しかし事故の話は聞いたことが無いし、乗った人は皆さん大喜びします。」 多少は乱暴な水遊びらしいが、展望台から見ていると間を置いて次々に出てゆく。このボートで滝壺に何度も突っ込み滝の水を全身で浴びるのだ。ポンチョを着てもずぶ濡れになるが、皆さん、これがイグアスの体験として楽しいらしい。我々のツアーからは今日の観光終了後に6人が乗ったそうです。我々は遠慮しました。

代わりにヘリコブターに乗りたいと思いましたが、添乗員さん曰く、「乗場は遠いし、今日は観光客が多いので行列です。観光終了後なら暗くなってからの搭乗になるでしょう。」 それでは意味がない。止めました。

イグアスの滝(ブラジル側)の遊歩道と展望台:
実はホテル前の展望台がブラジル側の観光・遊歩道の出発点です。そこからは見えない左側にイグアスの滝が延々と「悪魔の喉笛」まで続いている。その遊歩道から対岸のアルゼンチン側の滝を眺めたり、2段の滝の中段テラスまで下りて先端の展望台から「悪魔の喉笛」を含む迫力満点のイグアスの滝を眺めたりするのです。物凄い水のエネルギーを心底から味合うことが出来ました。

インターネット上のサイトだったと思いますが、こんな話を読みました。大昔、アメリカの大統領夫人がここを訪れ、あまりの凄さに驚愕して思わず「私のナイアガラが可愛そう・・・」とつぶやいたそうです。この話の真偽の程は分かりませんが、イグアスのアチコチから大量の水が噴き出るように落下してくる物凄さだけは十分に体感できましたし、「あながち単なる作り話にも思えない」ような気がします。としても、若き頃にナイアガラの滝を観たことがあり、ナイアガラの滝の迫力も未だ記憶に残っていますが・・・。

アカハナグマ/Ringtailed Coati
ハナグマにはアカハナグマ(Ringtailed Coati/南米アンデス山地の森林)とハナジロハナグマ(White-nosed Coati/アメリカからパナマ)の2種がいて、共にネコ目(肉食目)ハナグマ科になる。イグアスの滝で見かけるのはアカハナグマ、全体が赤っぽく尾はリング模様で顔が長く尖っている。
時折、イグアスのこの動物をアライグマ/アナグマとする記述を見かけるが、アライグマは尾がリング模様なのは共通でも顔が丸く短い。北米から中米に分布するネコ目アライグマ科の別の動物です(かなり遠い親戚らしいが・・・)。日本ではアライグマが野生化し急速に生息地を拡大しているようです。また昔から日本にも生息するアナグマは土に穴を掘って生活する肉食目イタチ科の動物です。姿にハナグマと似ているところがあるようですが、別の動物です。
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以上はオンライン調査をして記述しました。
ブラジル側の遊歩道には蝶がかなりいるようでした。手摺で羽を休める姿を見ましたし、私の背中に止まった蝶をワイフがデジカメに収めました。ところが我々一行をビデオ撮影してバスのテレビで見せるサービスがあったのですが、担当のビデオ・カメラマンも面白いと思ったらしく歩く私の背を撮影していました。もちろん、猫背に興味があった訳ではなく、背に止まった蝶を撮ったのです。
他にトカゲが遊歩道でチョロチョロするのを見かけたこともあった。
最後のエレベータ乗場ではストライプの尾をもつ「クワチ(Quati)/日本語名ハナグマ」という鼻先のとがった動物が何頭も遊んでいた。人間慣れしたクワチは可愛らしい動物で、観光客の間をチョロチョロ動き回っている。時には餌を貰えることがあるからでしょう。普通は果物や小動物などを食べているそうですが・・・。
我々は見なかったのですが、ブラジルの国鳥で大きな口ばしと黒い体が特徴のトウカン(Toucan)やオームなども時々姿を現すそうです。 密林の奥深くにいるし夜行性なので通常は姿を見ないが、ジャガーやピューマも生息する地域といわれます。

4月は雨期から乾期への端境期、人によっては雨期とし、人によっては乾期という。実に微妙な時期になる。しかし雨期の終わりや雨期の直後なら水量は十分にあるはず。その通りでした。そして今日は晴。風もなく、滝には虹もかかり、見事な大自然の造形を心行くまで鑑賞できたのです。運の良さに感心しつつ、「感激」としか云いようがありません。
滝の総数は最多で260〜300とされる。水量が増す雨期には小さな滝が幾つも合体し総数はその半分になるといわれます。今日の滝の数が多いのか少ないのかは分かりません。が、滝の数よりも水量による迫力が印象に残るでしょう。そして水量が最も多いのは雨期とされる1〜2月頃のようです。ネット上の写真情報から判断すると、雨期といっても雨ばかりではなく、曇や晴の日もあるようです。
逆に、乾季の終りには水量が少なくても不思議はない。実に稀で極端な例ながら、歴史上には滝が完全に消滅した年もあったそうです。雨が降るまで「数週間ていどは乾燥した断崖絶壁になる」ということでしょう。( 2006/07/30 追記: 実は今年7月現在でブラジル南部の干ばつのため例年の20%以下の水量しかなく、滝が消滅しつつあり断崖のみの場所が増加中との報道がありました。)
現地ガイドさんがいわく、「滝の形は毎日かわります。」 南米旅行を予定の方々、訪問の時期に気配りを。 「遠路遥々行ってみたが、華厳の滝が何本か・・・」 なら残念でしょう?

今日のイグアス滝はその眺めと迫力が凄いものでした。どうぞ写真にてイグアスの滝(ブラジル側)の印象を垣間見てください。 イグアスの滝(ブラジル側)

それにしても、早朝に人の少ないアルゼンチン側「悪魔の喉笛」の観光をすませ、光線の具合から虹まで架かった時間帯にブラジル側の景観を堪能し、その間に無駄なく三国国境点にも行くことができました。充実した1日でした。
昼頃でしたか、現地ガイドさんはツアーの仕事で多忙な毎日といい、自分のスケジュール・ノートを皆に見せてくれました。本当に数ヶ月先まで各種の仕事がびっしりと書き込まれていた。イグアス・エリアに多くの日系人が居住しているようには思えず、日本人ツアーの仕事が集中するのでしょう。見習いのお嬢さんも「イケル仕事!」と思ったのかもしれません。好天気に加え、結果として恵まれた天候を生かす良い案内をしてくれました。

先述のエレベータで滝の中段から道路まで上がりました。イグアスの滝の素晴らしさをアルゼンチン側とブラジル側、上からと下から、上流からと下流から、もう心行くまで満喫しました。そしてバスでトロピカル・ダス・カタラタスに戻ったのです。

添乗員さんから夕食と明朝の予定が発表になりました。 今夜の夕食は昨夜と同じ中庭のレストランで7:30からです。
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* 明朝の予定:
06:30 モーニング・コール/7:30 スーツケースを廊下に出す/06:00〜 朝食/8:30 出発。
* 添乗員の部屋は「227号室」。何かあったら連絡すること。
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ダス・カタラタス・ホテル:
16:30 時刻の記録が全くないのですが、この頃にホテルに戻ったはずです。
夕食まで散会となりました。ボートに乗る人達は1人参加4人(友人2組)と夫婦1組でしたが、直ぐに出かけたはずです。
今日は朝5時前の起床だったので疲れました。我々は自室にもどり、ベットで眠りました。

夕食:
19:25 部屋を出る。
19:30 中庭のレストランに入る。飲み物はビール小瓶($3.00)を1本とグラス2個を頼んだ。
部屋で仮寝をしたが、やはり疲れているようでメーンデッシュの写真も撮り忘れました。今日がイースターの日を決める満月で特別な夕食メニューだったのです。その写真がないのは残念です。しかし、食事自体はスモーガスボード形式で好みのものを皿に取るだけです。味付けは口に合うものが多く、やはり十分に満足しました。
20:30 雷雨の土砂降りとなった。大急ぎで部屋に戻った。心配でしたが、停電にはならなかった。

米国の ED Card と関税申告書を作成した。後日だと時間が無いように思えたし、早めに記入して安心しておきたかっただけです。
今日は1日ブルーのTシャツで過ごしましたが、マチュピチュ遺跡でも着たいので自分で洗濯しました。バスタオルに包んで足で踏み、よく水気を取除きましたが・・・。乾くかどうか分かりません。

21:50 今日は充実した観光で満足できる日でした。気持ちよく、早めの就寝。
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