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台湾の北部(台北と基隆) 3泊4日: 3日目 2013年1月12日
基隆、九ふん、平渓線、十分、台北(林邸)
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○○ ホテル出発まで
基隆(中正公園)
九ふん観光−豎崎路
昼食(郷土料理/九ふん)
平渓線
十分・天燈上げ
菁桐駅舎と老街
林安泰古屋(台北)
夕食(鼎泰豊/小龍包など)
台北華国大飯店(2泊目)

ホテル出発まで
07:00 目覚ましで起床。外は雨でした。
07:23 2階の朝食レストランに向かう。エレベーター近くから吹抜けの回廊を半周するところに入口があった。朝食券を渡して入る。
何時も通り、オレンジジュース、グリーンサラダ(新鮮で美味、生ワカメは国外では珍しい)、メーンデッシュ(ハム2切れ・ベーコン2切れ・揚物1個・ポテトサラダ・小龍包(?))、クロワッサンと菓子パン、コーヒーでした。朝食時のワサワサした雰囲気はなく落ち着けて良かった。
08:04 レストランを出る。
08:06 部屋に戻る。直ぐ、朝食後の処方薬を忘れずに服用した。窓の外はビルだらけ、全く印象的ではないが数枚の写真は撮った。

09:05 所持品をキャリーケースにしまい、簡単に部屋を片付けて出る。リュックだけの軽装ですが、傘とコートは必要でした。
雨は小降りだった。ワイフをロビーに残して表通りに行きホテルの写真を撮る。他のメンバーも記念撮影していた。昨夜は気付かなかったが都会のホテルらしいエントランスでした。左手の少し先に3階建ての台湾風の寺院がみえる。反り上がった屋根とその上の数多い独特の飾りが目立っていた。この辺りは全体的に感じのよいエリアでした。
雲隠れする台北101 [車窓撮影] 09:18 玄関前で昨日と同じマイクロバスに乗車。
09:20 予定通り出発。

昨夜、展望台から夜景を楽しんだ台北101(高さ508m)も今朝は時折上部が見える程度、雲がかなり低いようです。
高雄に継ぐ大きな港を持つ基隆まで小1時間ですが、退屈なバス移動となりました。台北の東側の海岸地方は雨が多く、特に10月〜3月は雨がちとか。

基隆(キールン)中正公園 中正公園
中正公園の大観音仏像 基隆市街から戦闘機やタンクなど古い軍用品が道路脇に飾られた坂道を上った。雨なので窓外の景色を楽しむことはない。

10:10 中正公園前に到着。白像2頭が飾られた立派な中華門があった。相変わらず雨が降っいる。大きな白象が両側に飾られた正門の前で記念撮影をして皆さんはバスに急いだ。一旦は車内に戻ったが、見たければ中に行ってもいいと云われ、デジカメと傘を持って再びバスを降りた。アメリカ人カップルと私の3人だけでした。中正公園の正門から階段を少し上がると右に立派な鐘楼がある。その奥の階段両側には何やら人物の石像が多く並んでいた。奥までいき、黄金の獅子2頭に守られる白い観音菩薩像(22.5m)とその後方の大仏禅院を正面から見る。写真撮影はレンズをタオルハンカチで頻繁に拭きながらでした。当然ながら、参拝客も観光客もおらず人の気のない境内です。大急ぎでバスに戻った。腰から下はずぶ濡れに近かった。

直ぐに出発。山を下り、家々が込合う市街に出る。予定表には無いが、現地では九ふんの朝市の散策が含まれるらしい。しかし、その時は何分にも豪雨に近い降り様です。ガイドSさんの判断で市場の散策は中止となり、次の九ふん豎崎路に向かいました。誰も異存はありません。

九ふん(Chiufen/Jiufen Old Street) 観光−豎崎路 昼食(九ふん郷土料理)
九ふん 10:45 九ふん豎崎路近くの駐車場に到着。新北市瑞芳区になる。漢字ですが、「九ふん」の「ふん」は分に人偏がつくが使用できない。
「豎崎直行」と金文字で書かれた石碑から細長い急な石段を上り始めた。もちろん傘です。上り始めの両側は民家で店舗などはなく、淋しい感じでした。

かなり昔、九ふんと金瓜山には金鉱があり、日本の鉱山会社が採掘していた。第2次世界大戦後まで栄えたとされる。金の採掘が終わると直ぐにさびれた。ここ九ふんをロケ地とする映画「非情城市(A City of Sadness/1989年)」が制作され、九ふんは観光地として注目をあび復活した。山の斜面を石段で上る豎崎路(シューチールー)と中腹を東西に走る基山街には飲食店や土産物店が多く並び、雨天ながら人通りは多かったようです・・・。

阿妹茶楼(あめおちゃろう) 観光的にはアニメ映画「千と千尋の神隠し」の基本的イメージの場所とされますが、実際に監督の宮崎駿氏が事前に九ふんのスケッチに訪れているらしく、色々なアイデアが入り混じって出来あがった作品なのでしょう。四国は松山の道後温泉本館が油屋のモデルというが、ここ豎崎路の中ほどに湯婆婆の屋敷のモデルと説明される「阿妹茶楼(あめおちゃろう)」がある。記述によっては「阿妹茶酒楼」を使用している。日本としの縁が深いので日本人観光客も多いようです。

冷やかし半分にあちこちの店を覗きながらの散策、これが楽しいのでしょうが、この雨では無理です。ガイドSさんが教えてくれた阿妹茶楼に入り、そこでゆっくりした。広い店で落ち着きました。別室ならコーヒーもあるが、移動がめんどうで台湾式の茶菓子セットにしました。お茶の入れ方が面白いし、2人でのんびりできて良かった。

昼食(九ふん郷土料理) 昼食(九ふん郷土料理)
九ふんの昼食レストラン 11:45 この頃に映画館のある広場に集合。広場に面した中華レストランの2階で昼食です。郷土料理というが、細かな区別は筆者には難しいのですが、大きな長方形の蒸籠に入った蒸し海老は珍しく思えました。車海老ほどではなかったが、美味しく楽しめました。基本的に中華料理です。

12:45 この頃にレストランを出る。

雨の中、石段を降りて駐車場に戻った。
これから台湾のローカル列車に乗車です。瑞芳駅に向かった。


平渓線(瑞芳→十分)
平渓線の列車と瑞芳駅プラットホーム 13:02 瑞宝駅で降車、直ぐ待合室にはいる。ガイドSさんは乗車券を購入しに窓口に行く。
その僅かな時間に駅前広場を眺めると、看板は中国語でも、全体的に何となく日本の駅前風景に似ています。ここもタクシーは黄色でした。
13:05 配布の切符は「瑞宝→十分、20元」です。
地下道を通って乗場のプラットホームに行く。地下道は明るく清潔でした。

列車の車内、連結部は中国式 13:11 この頃、列車が到着。
日本のローカル線にそっくりです。
乗客は多く、立った人達もいました。現地の方達が親切にも席を空けてくれ、座れました。面白かったのは車両の連結部が中国式に円形だったことです。
13:40 この頃、十分駅に到着。

実は「予定された天燈上げは雨のため中止」と云われていた。しかし、十分で小降りになり、天燈上げを楽しむことになった。しばし線路脇の道を歩く。列車が通ったが狭い上に人が多いのでゆっくりの走行でした。

十分の天燈上げ 昼食(九ふん郷土料理)
天燈に希望を書く・描く 下調べをしなかったので「天燈上げ」が何か知らなかった。線路脇に商店が沢山並んでおり、赤や黄や青などの大きな紙を軒天の下に並べている。何か分からなかったが、歩くうちに「天燈上げ」がどんなものか分かった。好みの色を指定して願い事などを墨と筆で書いたり描いたりする。完了すると店の人が線路の間に運び、風船状に膨らまし、下の可燃物に火をつける。熱気球の原理で空高く舞い上がる仕掛け、願い事と共に天に上がるミニ熱気球です。両側に3階の建屋が並ぶ狭い単線の鉄路で上げるのが珍しく、また見ていても面白い。単色は100元、2色は120元、4色は150元です。意外にも皆さん願い事が多い様子でした。

空に舞い上がる天燈 ツアーでは2人で単色1個です。赤を選び、私が簡単な願い事を書き、上げてもらった。何故か、両側の見物人がとても多くて天燈が上昇し始めたら大歓声と拍手でした。ところが・・・、我々の天燈の上昇は初め順調だったが、風に煽られて左側の屋根に引っかかり、そこで燃えてしまった。これは「不吉の前兆」ということでした。「お客に大変な思いをさせた」と店の人は恐縮して、もう一度書くようにガイドSさんを介して云ってくれた。でも、我々は2人とも全く信心のないタイプでして、少しも不吉とは思わない。単に風向きのため、と物理的に解釈するだけです。で、せっかくの申し出も断りました。
結果はともあれ、それでも、いや、それだから、記憶に残る十分の変な思い出となりました。

商店街をブラブラ見ながら十分駅の方向に戻り、青と白に塗られた静安吊橋まで行きました。歩行者専用ですが長い吊り橋(128m)で十分の観光先の1つです。雨がポツポツ程度、傘をさして行きました。渡らず、袂で吊り橋の姿を眺めただけでした。
写真撮影のため静安吊橋の袂から1人で少し離れました。道の端からカメラを構えたら風に傘を取られてしまった。幸い川までは飛ばず、5〜6m下の道端に落ちました。先のヘアピン・カーブを使って傘の場所まで下り、無事手元に戻った。信心はなくとも、「不吉はこれで済んだ」と思ったものです。十分の前兆は十分で実現、置き去りました。

14:20 乗車、直ぐ出発。

菁桐駅(Jingtong/現役の日本式駅舎) 菁桐駅
旧日本の菁桐駅 14:50 バスで行ったが、十分駅まで乗車した平渓線を更に谷の奥に4駅も入ると新北市菁桐老街・・・。その商店街に古く小さい菁桐駅がある。左の写真の建物ですが、何か見覚えのありそうな駅舎。それも当然でして、日本統治時代の1929年に建てられた日本式駅舎をそのまま大切に使っているそうです。使われている駅ながら、一部は博物館風にいろいろと古い時代のものが展示され、古を彷彿とさせてくれる。
駅前の通りは老街といい、田舎の伝統的な商店街です。炭鉱が全盛の時代には賑わったことでしょう。

願い事を書いた竹 バスは老街には入れず、かなり離れた老街の入口まででした。老街に入る時、短く切った竹の幹が沢山ぶら下がった屋根のみの設備がある。日本の絵馬のように、願い事を書いて下げておくらしい。宗教施設らしき建物は近くに見当たらないが、願い事を書く短い竹は売っています。
老街の店舗も田舎を強く感じさせるものでした。でも、山奥の村落にもこの種の店が並ぶ商店街が形成されるのは長い中国の文化の1つかも知れません。

バスを待つ間、ブラブラと店屋を見ていると、「臭豆腐」と書いた屋台があった。その近くの臭いたるや酷いものでした。不慣れのためながら、表現の仕様がありません・・・。

15:30 離れた場所からバスはピックアップに到着、すぐ出発です。
ボンヤリ、ウトウトで台北に向かいました。

林安泰古屋(Lin An Tai Historical House & Museum/台北) 林安泰古屋
林安泰古屋(台北)、正庁から見る安泰堂 基隆の中正公園の後、九ふんの朝市を散策する予定だったが、豪雨のため中止となった。その穴埋めとして、ガイドSさんは台北の民族博物館(無料)に案内してくれました。軽い雨でしたが、参観に問題はない。

16:17 林安泰古屋の正門に到着。正門の建物の右側に数か国語のパンフレットが置いてある。日本語のものを1冊もらった。以下、パンフレットの説明の要点です。

『福建泉州安渓の林欽明は1754年に家族をつれて台湾に移住した。林志能(4男)は商才があり「栄泰行」を設立、蓄財した。清の乾隆帝の時代、1785年に台北市内に屋敷を完成させた。そして、安渓の「安」と栄泰の「泰」を取ってその屋敷を「安泰?」と名づけた。
道路拡張工事のため取り壊される運命にあったが、1978年に知識人などの運動で現在地に移転され保存されることになった。(注:長年かけて移転したが、規模は小さくなったらしい。)
2000年になり、台北市民生局により「林安泰古?民族文物館」として一般公開された。
2009年に庭園も拡張されて展示館となった。
2011年に「林安泰古?民族文物館」として再び一般に解放され、観光名所になっている。』

正門の右にある庭園部分は省略して、安泰堂や正庁などの見学でした。石や石のブロック、瓦、福建産の木材などで建てられている。敷地は別として、資産家の大邸宅としては正直いって小規模に感じました。「移転時に規模が縮小された」という説もあるので、そのためでしょう。
「女三寸蓮(三寸金蓮)とは女子の靴である」と説明書き/Wife撮影 珍しかったのは、中国の奇習「纏足」の実例が見れたことです。昔の中国の良家では幼い女の子の足の成長を何等かの方法で止め、外に出れない体にして嫁がせた、と読んだことがある。長い期間に渡る痛くて辛い施術だったことでしょう。門庁という建物に纏足の奥方が実際に外に出ずに過ごしたセクションがある。纏足用の靴なども展示されていた。
昨日、故宮博物院で嗅ぎ煙草を入れる鼻煙壺(びえんこ)をいろいろ見たが、ここの客室では客人が鼻煙壺をだし嗅ぎ煙草を鼻に入れて楽しんだ、と説明があった。鼻煙壺を持ち歩けるステータスのみ客人になれた、のかも知れません。

16:50 正門から出て乗車、出発。

お菓子屋(維格餅家): 
繁華街のお菓子屋(パン屋?)に寄るが店内が混んでいた。直ぐ近くに同じ店の売り場があるのでそちらに入る。他の人達は土産品を購入していたが、我々は興味がわかず何も買わなかった。
次は最後の予定先、夕食のレストランです。

鼎泰豊(ディンタイフォン) 鼎泰豊
小龍包 17:40 賑やかな街で降車、交差点を渡った先に目的の小龍包レストランがあった。ニューヨークタイムズ紙でも紹介されたことがある有名店らしい。夕食時なので歩道は入店を待つ人だかり、グループ別に担当者が前もって飲物のオーダーを取っている程だった。そこで、しばらく待たされた。
店頭に張り出した大きなメニューを見ていたら、小龍包にも種類がある。すなわち、小龍包・蟹みそ入り小龍包・鶏肉小龍包・ヘチマとえび入り小龍包・トリュフ小龍包の5種類だった。どうやらモダンな創作小龍包も混じっている。
元祖争いに加担する気持ちは全くないが、上海旅行で訪ねた南翔・古猗園の小龍包は元々は発酵させない皮と豚肉のみだったが現在はヴァリエーションがあるという。南翔・古猗園の小龍包は手作りの素朴な味わい、と記憶しています。さて、台北の小龍包の味はどうでしょう?

3階の用意した部屋に案内された。店内の従業員の多くは若い女性、冬なので白ブラウス・黒パンツ・黒ベスト姿でキビキビと動きますが、マナーは感じ良いものでした。
基本的に中華料理なので次々に出てきます。蒸籠で持ってきたものは小龍包、海老焼売、蒸し餃子の3種、他は通常の中華料理に思えました。
肝心の小龍包ですが、個人的には大きさや包む薄皮のシワも細かく均一で機械作りみたいに感じました。味は無難なものでしょう。これ以上のコメントは非グルメ美味好き人間の筆者には不可能です。
台湾での最後の夕食として十分なもの、でした。
序ながら、鼎泰豊の日本語サイトによると、日本にも東京・京都・大阪など13支店があり、小龍包の中華料理として知られるらしい。一般的に好まれる味なのでしょう。

18:50 この頃、レストラン鼎泰豊をでる。

ホテルに移動:  近くの交差点で少しバスを待つ。大急ぎでバスに乗り、ホテルに向かった。
途中のスターバックスで臨時停車。スターバックスの地名入りコーヒー・マグをコレクションしている人がいて、その人だけ下車しました。小グループのツアーならではのサービスです。

台北華国大飯店(2泊目) 写真1泊目
台北華国大飯店の吹抜けと飾り 19:25 ホテルに到着。
直ぐ各自の部屋に向かった。

台北での観光予定は全て終了しました。今日は雨で残念でしたが、それでも昔の日本統治時代と縁の深い地方を回れて見聞を広めることができました。

土産品は多くはなく、2人のキャリーケースに分散すると十分に納まりました。明朝、桃園国際空港の免税店で追加の土産品を購入しますが、それは機内持ち込みです。 パッキングがほぼ片付くと、今夜はゆっくりするだけです。

明朝は7時の出発です。5時に目覚ましをセットして休みました。
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