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東京2泊と鎌倉(市内定期観光バス)桜の季節
2004年3月28〜30日
目次 プロローグ: 久々の東京
1日目(3/28) 六本木ヒルズ&森タワー毛利庭園高輪プリンスホテルさくら館
2日目(3/29) 鎌倉市内 定期観光バス「しずか号」建長寺
鶴岡八幡宮鎌倉宮御代川(食事・京風懐石)
長谷観音 (長谷寺)高徳院・長谷大仏江ノ島到着・散会
3日目(3/30) 日本橋・銀座・羽田発・帰宅
- おわりに
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プロローグ: 久々の東京 Page Head ▲
福寿草も咲き始め冬篭りを終える頃合い3月17日のこと、気掛かりだった健康の問題は心配なしと分り気が楽になった。それなら旅行でも楽しもう。航空会社系の旅行代理店を訪ね、東京2泊3日フライト&ホテルの申込みをした。何年も利用しなかったが、購入の申込みが「1週間前まで」が「10日前まで」に変更され、さらにオンライン購入も可能になっていた。せっかく行ったので3月27日(土)出発のプランを店頭で申し込んだ。が、希望する幾つかのエリアのホテルはどこも空いていない。年度末のためか? 出発を28日(日)に変更してサーチしてもらう。高級ホテル2軒のみに空きがあった。その一つ、高輪プリンスホテルさくら館に決めた。(注: ホテルの名称も内容も変わったようです。2017年現在。)

報道によると、今年の桜の開花は例年より一週以上も早いようです。上京時には満開の見頃かもしれない。千鳥が淵の桜はわざわざ上京して楽しんだことがあり、今回は東京の花見が目的ではない。そこで鎌倉まで足を延ばすことにした。江ノ電が運行する 定期観光バス「しずか号」 を利用するつもりでインターネットで下調べをする。サイトは直ぐ見つかったが、オンライン予約ではなく電話予約が求められている。電話したら、氏名・電話番号を伝えるだけで予約番号はなかった。鎌倉には4種類の定期観光バスがあるが、昼食付き半日コース「しずか号」(29日)を予約した。これで準備完了である。

が、準備は完了ではなかった・・・。徒歩圏内の大型スーパーのチラシに全品2割引とでた。国内旅行では長いこと高級ブランドのスーツケースのみ持ち歩いていたワイフが、ハンドルを伸ばして引っ張るキャスター付き小型バックを買うと言い出した。赤札から更に2割引というお買い得品を買った。つられて私も色違いを買った。超低価格ながら知られたメーカーの実用品である。高輪プリンスホテル・さくら館に泊まる、と喜んでいた割には摩訶不思議な妙なバランスとなった。結果論だが、このキャリーケースは実際には軽くて使いやすいものでした。
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この旅行記は One Page Travelog とした。東京の街はテレビや雑誌で詳しく報道されることが多いし、特に目的もなく「昔馴染みのお上りさん」としてブラブラ歩き、大都会の雰囲気を満喫しただけです。地方住まいで数年来の上京なら、それだけで楽しいもの。ところが、これでは書くことがない。大体のところ、鎌倉旅行の趣です。

1日目(3/28)
東京着・六本木ヒルズと銀座
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3月28日午前に地元空港を出発、羽田からは京急を利用し、昼過ぎに品川に着いた。品川駅の東の港側エリアも新しい巨大ビルが建ち並び随分と変わった。ホテルは反対側になる。京急駅から駅西口に出て15号線の歩道を田町方向に行き、最初の信号を渡り、そのまま桜の咲く坂道を上ると左手に高輪プリンスホテルさくら館がある。チェックインには少し早い時刻だった。荷物をホテルに預け、直ぐ都内の散策にでかけた。東京は変化が大きいのであちこちに行きたいが、今回は六本木ヒルズの予定だった。昨年(2003年4月25日)にオープンした巨大ビル・森タワーを遅ればせながら見たい、といったところ。ネット社会をリードするヤフーや楽天も入居する最新のビルの1つなのだ。

六本木ヒルズ&森タワー:

六本木ヒルズ
けやき坂通りから見上げる六本木ヒルズ
JR品川駅から山手線で恵比寿駅まで行き、環状線外側の入口から地下鉄日比谷線の駅に降りた。そこから2駅目が六本木駅で後方の恵比寿寄り出口が六本木ヒルズに通じている。期待とは違い古い通路だったが、乗車券の自販機が通路にズラリと並んでいたのが珍しい。エスカレーターに乗って地上部にでると森タワーの入口がある明るい広場だった。水が流れ落ちる壁や蜘蛛のような風変わりな彫刻もある。好天気の心地よい日曜の午後、多くの人達で賑わっていた。

我々はタワー展望台の入場券(@1500円)を購入する行列の後に並んだ。かなり時間がかかると思ったが10分程度で購入できたし、52階までの直行エレベータも長く待たずに乗れた。高速エレベータなので耳が痛くなった。展望台では東京の市街地のほぼ全体を眺望できるし、大きなガラス窓近くには数列の椅子が設備され、お気に入りの方角の展望をゆっくりと楽しむこともできる。が、椅子にあまり空きはなかった・・・。今日は運良く好天気、新ビルが建ち並び始め、変化にも富む東京の風景を楽しむ人達が大勢いたのです。「東大はどちらの方向でしょう?」と親子連れに聞かれたのには驚愕でした。文京区役所25階の展望所がBetterなのでは・・・(?)。

六本木ヒルズ・展望台(1)
迎賓館(中央左の森の中)の方面
六本木ヒルズ・展望台(2)
東京タワー方面
六本木ヒルズ・展望台(3)
品川方面(右手前の高層ビルは元麻布ヒルズ)
六本木ヒルズ・展望台(4)
新宿方面(左端はオペラシティ、手前は青山霊園)
展望台の後は美術館と称する不思議な空間を通り抜け、エレベータでショッピングゾーンに降りた。幾つかの商店を見たが特に興味はわかなかった。ブラブラと「けやき坂通り」に出て、向かい側のレジデンス・エリアにある洒落た小路に入ったが短いものだった。奥にはカフェテリアがあった。戻ってテレビ朝日の手前まで下り、左にまがった。

テレビ朝日&毛利庭園:

森タワーと毛利庭園とテレビ朝日に囲まれた広場はテレビで何度も見たことがある。往きには噴水があったが、帰りにはもう舞台になっていた。
六本木ヒルズ・展望台(1)
毛利庭園の桜
その後、桜が7〜8分咲きの毛利庭園の池を一回りした。毛利家といっても萩の毛利家ではなく、支藩・周防の毛利家の江戸屋敷だったらしい。小さいながらも綺麗な日本庭園で多くの人達で賑わっていた。現代都市のオアシスとはこのような庭園のことであろう。森タワー1階の店でアイスクリーム・コーンとコーヒーを買い、テラスの椅子で庭園と行き交う人々を眺めながら過ごす。風が心地よい。4時半まで休んだ。

地下鉄六本木駅への途中、森タワーの建物内の右に中華饅頭、左にシュウマイの店があった。共に行列ができていた。右の店頭で出来立ての中華あん饅を買って味わってみたが、一風変わった舌触りで(本物の味?)それなりに楽しめた。その後、六本木ヒルズを後にして日比谷線で銀座四丁目に向った。

時事的なコメントになるが、東京の営団地下鉄(8路線)は4月1日に民営化され、国と都が出資する「東京地下鉄株式会社」になる。愛称は「東京メトロ」。 シンボルマークも、「Subway」の頭文字”S”から「Metro」の”M”に変更されるそうである。

銀座4丁目界隈:  銀座四丁目の地下道は人が多かった。三越銀座店の地階売り場で買物と発送をすませ、外に出て山の楽器を覗いてから木村屋3階のグリルで簡単な夕食をすませた。体重増加を避けるために涙ぐましい努力のつもりである。その後は新橋まで夜の銀ブラを楽しみ、途中のヤマハでワイフはギフト用小物を捜し求めた。新橋は相変わらずサラリーマン諸氏の姿が多かった。

高輪プリンスホテルさくら館、チェックイン:

ホテルに戻ったのは8時ごろ。ロビーの椅子にウェルカム・ドリンクを持ってきてくれた。その場でチェックインの手続きを片付けた。「昼はまだお部屋にご案内できずご迷惑をおかけしました」ということで「良い部屋をお取りしておきました。」 8階で、エレベーターからは遠い部屋だが、確かに窓からの桜と東京の展望が夜ながら素晴らしいものだった。プリンスホテルの結婚式場として使用されるゲストハウス貴賓館とその周囲の桜、その遥か後方にはのっぽの六本木ヒルズ森タワーとライトアップされた赤い東京タワーが見える。窓外の眺めにも驚いたが、部屋の広さと設備もすばらしく、時間と共に大満足となった。
なお、写真などのホテル情報は3日目の冒頭部にあります。

2日目(3/29)
鎌倉観光(定期観光バス)
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今日は品川駅9時00分発の横須賀線で鎌倉に行く予定。デジカメ用品などをウエストポーチに入れ薄手のジャンパーで隠し、デジカメを手に持って部屋を出た。朝食は同じ建物ではなく、庭園内の遊歩道を登った右手にある高輪プリンスホテル1階のフランス・レストランにした。今日は動くので、パンと野菜・果物は十分に食べておいた。食後は簡単に庭園を観て、直ぐ品川駅に向った。

JR横須賀線・品川駅
JR横須賀線・品川駅
やっと自動販売機で2人分の切符をまごつかずに買えた。金を入れて2人マークを押しデスプレーの金額を押す、この単純作業に慣れるのに時間がかかったのだ。品川から鎌倉までのJR料金は690円だった。横須賀線ホームで十数分待ち、予定の電車にのる。どこまでもオフィスや高層住宅や低層建屋が続く味気ない風景の中を電車は行く。大船を過ぎた頃からだったか、緑が増えてきた。すると直ぐに北鎌倉、鎌倉となる。丁度45分で到着、鎌倉駅は有名な程には大きく感じられなかった。

定期観光バス「しずか号」:

駅舎を出て広場の左に小さな江ノ電・定期観光バス・切符売り場があった。電話予約した「しずか号」のみ”売り切れ”の張り紙がある。前の御夫婦はこれに乗りたかったが、ダメだった。予約してよかったと思う。名前を伝えて代金(@4400円)を支払った。この昼食付き定期観光バスは、建長寺・鶴岡八幡宮・鎌倉宮・御代川(食事)・長谷寺・長谷大仏をまわり、江ノ島で解散になる。座席は指定され、江ノ島解散後の江ノ島エスカレーター利用券、江ノ島から江ノ島駅バス乗車券と藤沢/鎌倉行き江ノ電乗車券が付いている。鎌倉はそれほど広い街ではなく、健脚なら個人の自由散策や名所旧跡巡りも面白いはず(大勢いました)。しかし表面的ながら短時間で観光するにはやはり観光バスが便利です。

出発まで時間があったので、商店を見たり若宮大路を少し散策したりで過ごした。我々には、店頭に山積みになった「竹の子の漬物」が珍しく思えた。 鎌倉定期観光バス「しずか号」
鎌倉定期観光バス「しずか号」
近年の観光地では人力車を見かけるが、鎌倉駅近くの若宮大路にも客待ちの人力車があった。桜はあちこちで7〜8分咲きになっていたが、ここ若宮大路と段葛(だんかずら)は1〜2分咲きでかなり遅れている。開花は早かったが、その後に降雪があり蕾が固いままになったようだった。

時間となった。駅舎向かいの銀行前に行き、観光バスに乗る。座席は前から3番目だった。左右2番目の座席は柱で窓がなく展望が悪い。そこは空席のままだった。予定通り午前10時20分に鎌倉駅前を出発し、最初の見学先「建長寺」に向った。

建長寺:

鎌倉五山とは
禅宗寺院の格として上位から五山・十刹・諸山となる。鎌倉五山は臨済宗の建長寺・円覚寺・寿福寺・浄智寺・浄妙寺であり、鎌倉時代末期に中国南宋代の五山官寺制度が持ち込まれたもの。その後、京都五山が臨済宗の南禅寺(別格)・天竜寺・相国寺・建仁寺・東福寺・万寿寺と定められた。
鎌倉の三名鐘とは
建長寺(鎌倉五山第1位・物部重光作の梵鐘(国宝))、円覚寺(鎌倉五山第2位・北条時宗の廟所・貞時寄進の洪鐘(国宝))、常楽寺(臨済宗建長寺派・開基した北条泰時の墓所)の鐘といわれます。
ミニ歴史: 臨済宗建長寺派の大本山で鎌倉五山第1位の禅寺です。第五代執権・北条時頼が1253年に創建した当初は日本初の禅寺(禅道場)でした。 中国宋時代の蘭渓道隆(1213-78)が開山で、一時期には1000人以上の修行僧がいた、とされます。最盛期には塔頭が49院もあったが焼失し、現在の建物は江戸時代以降に再建されたり移建されたものになる。 総門、三門、仏殿など伽藍の周囲を10の塔頭寺院が取り囲んでいる。 寺宝も豊富で木造漆塗りの須弥壇、木造北条時頼坐像などの国重文がある。絵画、書の優品も多数といわれます。境内は史跡。

参観 (予定 30分): バス駐車場から直ぐ境内に入る(10:32到着)。総門、三門、仏殿、法堂と一直線に並び、その奥の左に方丈と庭園、右に庫裏と得月楼がある。総門から入ると三門までの桜並木が花を咲かせ、梵鐘の後方の山上では桜の大木が見事に満開だった。
三門と仏殿の説明を聞き、その後は得月楼まで自由散策でした。仏殿まで両側7本づつの並木は蘭渓道隆師のお手植えの柏槇(ビャクシン/種子は中国産)といわれ、天然記念物で名勝史跡・新日本名木百選の1つとか。シンパクやカイズカイブキと間違うことが多いそうです。

建長寺(1)
左は三門(狸の三門)、右は鐘楼。春らしい心地よい境内でした。

建長寺(2)
梵鐘(国宝。1255年に鋳造)
建長寺(3)
仏殿前のビャクシンの並木
建長寺(4)
方丈までの道、右は仏殿

鶴岡八幡宮:

源頼朝公
源頼朝公
ミニ歴史: 1063年に源頼義(頼朝の5代前)が奥州平定の記念に京都の石清水八幡宮を勧請して、源氏の守り神として由比ガ浜付近に祀ったのが起源とされる。 1180年に鎌倉に入った源頼朝が現在の場所に移したが1191年に焼失、翌年に社殿を建て直し、現在の鶴岡八幡宮となった。よく知られるように、源氏は3代で終わり北条家の執権政治の世となった。

参観 (予定 40分): 観光バスは北鎌倉よりの鶴岡八幡宮の駐車場に入った。大型バスはここしか駐車できないとか。国道沿いに少し歩き、本殿に通ずる石段を登る。登りきると右に小さい鳥居が建ち並ぶ稲荷社があった。右に曲がり、オミクジの壁を過ぎて左に行くと楼門の正面である。そこでガイドさんの説明を聞く。昨年は修復工事中で楼門・本宮など拝観できなかったとか。八幡宮の”八”が2羽のハトで書かれているので、鳩サブレーが鎌倉名物となっている。鶴岡八幡宮は源平池の間の太鼓橋からの眺めが最も美しいそうである。自由行動となり、簡単に参拝してから左裏側の宝物殿にむかった。通路の左側には古そうな小型の神輿が多数陳列してあった。宝物殿そのものは小規模で公開品は数多いとは言えないが、写真の頼朝公などの像もあった。(11:48出発)

鶴岡八幡宮(1)
鶴岡八幡宮の大銀杏と階段(舞殿の横から)
鶴岡八幡宮(2)
楼門の正面(八の字がハト2羽)・本宮はこの裏側

【2010.03.11 追記】 鶴岡八幡宮の大銀杏が強風で根こそぎ
昨日の日本列島は九州も大雪で台風並みの強風が各地で吹き荒れました。樹齢800〜1000年とも云われる左上の写真の大銀杏が強風のため根こそぎ倒れました。全国版TVニュースで放映。【終】


鎌倉宮:

ミニ歴史: 明治2年(1869)に後醍醐天皇の第1子護良親王(もりながしんのう)を祭神として、明治天皇が創建した神社。護良親王は建武の新政の際に征夷大将軍に任じたが、足利尊氏と対立して鎌倉に流され、後に暗殺された。鳥居に続く石段を上ると、手前に拝殿、その奥に本殿が控えている。拝殿の脇には護良親王の幽閉中に仕えた南御方を祀る南方社と、身代わりになって戦死した村上義光を祀る村上社があり、裏手に親王が9ヶ月間も幽閉されていたという土牢も残されている。宝物殿には護良親王馬上像や数々の遺品を展示。毎年秋に行われる「薪能」は鎌倉の名物行事とされる。
鎌倉宮(1)
鎌倉宮
鎌倉宮(2)
本宮の背面(土牢付近から撮影)
鎌倉宮(3)
鎌倉宮背後の土牢
参観 (予定 30分): 神官姿の男性が案内役でした。お話は簡潔で分かり易かった。最後に記念品売り場で「悪を喰う」とする獅子頭をすすめましたが、誰も買わなかった。その時の顔も実に淋しそうで分かり易かった。信心は無いが、1000円で一番小型のものを購入しました。

御代川(食事・京風懐石):

御代川の京風懐石
御代川の京風懐石
昭和24年に赤坂見附で開業、その後に画家・前田青邨氏のすすめで鎌倉に移転し、現在は4〜5軒の支店がある。HP「鎌倉Today - 御代川」を拝見すると、歴代総理大臣、政界官僚の方々、財界の方々、などが出入りしたようで、さらに川端康成、棟方志功、奥村土牛、前田青邨など真の有名人が贔屓にしたとか・・・。さらに(乃木)希典、山本五十六、川端康成、等々の書が壁にかかっている料理屋さんでした。
料理についてのコメントなどはとても恐れ多くて出来ません。「ホーッ」と感心しつつ無言で賞味しました。

長谷観音 (長谷寺):

長谷寺の山門
長谷寺の山門
長谷寺の本堂
長谷寺の本堂

ミニ歴史: 正式名称は「海光山慈照院長谷寺」、大和・長谷寺の開山である徳道上人が開いたとされる浄土宗の寺。736年に創建された本尊の十一面観音像(高さ9.18m)は歴史ある木造の仏像では日本最大ともいわれ、長谷観音として知られている。
奈良において徳道は楠の大木から2体の十一面観音像を名工に作らせた。その一体は大和の長谷寺に、もう一体は海に流したら三浦・長井に流れ着き当地・長谷に移された、という逸話があるらしい。
金箔は足利尊氏が、光背は足利義満が寄進したとか。本堂で拝見した黄金色の観音像は大きく立派なものだった。が、写真撮影は禁止。

参観 (予定 30分): 赤提灯の下がる山門の左側の駐車場にバスは入った。下車後、山門の境内側で簡単な説明を受け、自由行動になった。池のある庭園では桜がほぼ満開で明るかった。本堂は眺めの良い高い場所にある。そこまで池の山側の道を登る。
長谷寺は植物と四季折々の花が多い。坂を上りきる頃に紅白の花を満開にした珍しい1本の木があった。「しだれ梅」というらしい。接木で紅白の花を咲かせるようにしたのか、本来的に2種の花を咲かせる木なのかは不明だった。ミツマタ(和紙の原料、中国原産)という木も本堂近くに多くあり、淡いオレンジ色のボンボリ状の花がとても珍しかった。
本堂の観音様を拝観し、由比ガ浜の展望が出来る場所に行く。ピクニック用にも思える休憩用の椅子とテーブルが並んでいた。大勢の人達がスナック類を並べて休んでいる。ここの桜は2〜3分咲き程度でも春の日差しが明るくて気持ちよい。

高徳院・長谷大仏:

長谷大仏
長谷大仏(阿弥陀如来坐像)
ミニ歴史: 今日では長谷大仏をご本尊とするお寺を大異山高徳院清浄泉寺というが、開山・開基とも不明とか。昔は関東総国分寺があった場所で1712年に浄土宗の高徳院になった、といわれる。
東国にも大仏を造ろうとした源頼朝の意志により稲多野局が計画、1238年に着工し6年後に完成したが、木造のため台風で破壊された。その後、1252年から現存する青銅製の大仏の鋳造が始まった、とされる。詳細は不明なことが多いようです。大仏殿も建てられたが、室町時代の地震による津波で流され、その後は露座のまま現在にいたる。
大仏は青銅製で、高さは11.312m、台座を含めた高さは13.35m、顔の長さ2.35m、目の長さ1m、耳の長さ1.9m、重量約121t。金属の含有率は、銅 64.3%、錫 9.2%、鉛 13〜12%で鉛が多いそうです。この大仏は阿弥陀如来・坐像です。
古都・鎌倉には文化財として価値の高い仏像は多いと思われるが、この大仏像のみが国宝とか、 「美男」としての評価が高い仏様でもあります。

参観 (予定 30分): 観光バスの駐車場は無く、一般バスの停車場を利用して観光バスから乗降でした。二車線路は車の往来が激しく、歩道は観光客や名所巡りの人達で大賑わいです。
正門から入る(14:20)と左手に小さなソメイヨシノの桜林があり満開に近い状態でした。大仏の正面に近づくと観光客の多いこと、写真も落ち着いて撮れないくらいだった。それでも、今日ここに来た人達は青天下で大仏の拝顔ができるのでラッキーでしょう。大仏の内部には20円で入り観ることが出来ますが、我々は外側から拝見したのみだった。
バス乗り場の土産店を見ると、普通の土産品のほか、小型・大型の日本刀などが置いてある。西洋の武器類も並んでいた。外人観光客に購入する人がいるのだろうか。(14:55発車)

江ノ島到着・散会 (鎌倉→大船/江ノ電の無料乗車券付き)

大仏から江ノ島まで通常なら10分もあれば到着という。今日は生憎の大渋滞でストップ&ゴーでした。よい居眠りタイムでした。観光バスは江ノ島大橋を渡り、江島神社への参道入口近くで我々を下ろし、鎌倉定期観光バス「しずか号」は解散となった。
江ノ島には古くから海の守護神の3女神を祭っていたが、源頼朝が社殿を建立(1182)、弁財天を勧請してから世に知られた。それが江島神社で、 土産屋などが両側に並ぶ参道の坂道をゆっくりと登った。神社左手には江ノ島エスカレーター乗場があった。そこからブラブラと引き返し、江ノ島海岸の写真を撮ってから江ノ電・江ノ島駅に向った。
江ノ島(1)
江島神社への参道
江ノ島(2)
江島神社の正面
江ノ島(3)
江ノ島海岸

江ノ電駅まで散歩:

観光バス乗車券に江ノ電・江ノ島駅までの無料バス乗車券が付いている。しかし、最後の散歩に江ノ島大橋を歩いて渡ったのだ。江ノ島駅近くの炭焼きコーヒーと書いた喫茶店に入り、美味しいコーヒーで一息ついた。ここはコーヒーとケーキのセットが1200円、コーヒーが700円で一流ホテル並といえる値段だった。外国ブランドのコーヒー茶碗に凝ったり、コーヒーの味が旨かったり、観光地ではあまり無いタイプの本格派とも表現できる店だった。

江ノ電で藤沢駅、JR東海道線で品川に戻る:

当初は鎌倉駅まで戻り散策する予定だったが変更した。ここから藤沢に出て、東海道線で品川に帰ることにした。観光バスの解散時刻が予定より大幅に遅れたため、散策時間も十分にはとれそうもなかったのである。ゴットン、ゴットンと江ノ電は走った。5駅目が藤沢だった。江ノ電駅から大きな連絡橋を渡ってJR駅に入る。チラッと一見したところ藤沢も大きな街だった。

藤沢・品川の乗車券(@740円/17:05)を購入、直ぐ上りホームに行く。座れたのでウトウトと半分は眠って帰った。品川に着いたのは6時ころ、夕食に丁度よい時だったので、駅前の適当そうな店に入って済ませた。ホテルへ向うとき、品川駅舎ビル1階角の京成石井というスーパーに入ってみた。輸入食料品が多く並べられ、珍しくて面白かった。欧州製の菓子類を数種類だけ買ってみた。高価なものではないが、口のなぐさみとして美味しく食べれましたね。

夜7時丁度にホテルの部屋に戻った。やはり足がかなり疲れ、めずらしくも泡風呂にユックリと入り疲れを癒して休みました。

3日目(3/30)
チェックアウト・日本橋(メトロリンク日本橋)・
銀座・羽田発
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部屋の窓から
部屋の窓から(六本木ヒルズ・東京タワー・ゲストハウス)
高輪プリンスホテル・さくら館の部屋は広く、快適に過ごすことが出来ました。
窓からの展望も素晴らしく、古風な貴賓館の屋根の上方遠方には六本木ヒルズとか東京タワーまで見通せます。 写真の左側は高輪プリンスがあり、さくら館との間は8〜9分咲きの桜並木がある。右側の公道にも5〜7分咲きくらいの桜が並んでいた。 全てが一望にできるのです。今回の宿泊はホテルの名前どおり、”さくらの館”ですばらしかった。 蛇足ながら、我々はプリンスホテルの”サクラ”ではありません。

ホテルの部屋(1)
ホテルの部屋(1)
ホテルの部屋(2)
ホテルの部屋(2)
庭園の錦鯉
庭園の錦鯉。餌を欲しがり群がる。

朝食は昨日と同じバイキング形式のレストランに8時半ころに行った。昨日とは様子が全くちがい、何というか、「絶筆」の状態としておきます。 一旦は部屋に戻り、チェックアウト(09:50)。旅行社のホテル・クーポンには税金分も含まれていたようで、何の支払いもなかった。

浜松町経由で東京駅に行く: 最終便(夕刻)で羽田を発つので十分に時間があった。チェックアウトの後はまず浜松町駅のコインロッカーにキャスター付きバックを預け(10:28/@300)、再びJRで東京駅まで行った。品川・東京間のJRはサラリーマン姿が大多数だった。東京駅構内の通路両側や中央部に店屋が多くなり明るく変わったようでした。三越本店に行くつもりで八重洲口の無料巡回バス乗り場を探したが見つからない。大丸の人が「鉄鋼ビルの前」と教えてくれました。その場所の係りは「出たばかりで15分後です。」 新型タービンEVバスに乗るつもりなので、待つことにした。向かいの小路の桜並木が丁度満開の感じだった。10人程度が集まったころ、メトロリンクが到着した(11:13)。

メトロリンク日本橋: 今年3月中旬から「お江戸日本橋無料巡回バス( メトロリンク日本橋 )」がタービンEVバス(輸入車)を使用してサービス開始となった。 コースは一方通行型で東京駅八重洲口(停車場は鉄鋼ビル前)・日本橋(三越前)・総武線JR新日本橋駅(日本銀行近く)・中央通り日本橋(高島屋前)・京橋・八重洲口(鉄鋼ビル前)、運行時間は10時から20時まで、15〜20分間隔。ターボエンジンは音が静かなうえにハイブリッド車なので大気汚染も少ないとのことです。ただ車内(座席数は30以下)が少し狭く感ずるのは私だけでしょうか。上記のリンク「メトロリンク日本橋」で接続すると運行図など詳細が分かります。
ついでながら、タービンEV(Electric Vehicle)バスは軽油でタービン発電をして鉛電池に蓄電して走行するハイブリッド・バスです。製造はニュージーランドのデザインライン社、タービンは米国製とのこと、燃費がよく環境汚染もしないバスで最高時速は70Kmなのだそうです。
東京駅八重洲口の反対側、丸の内地区でも同じタービンEVバスによる無料循環バス「丸の内シャトル」がサービス提供中とのことです。
これらは「日の丸自動車」が運行しているが、地域の大企業が資金を出し合って無料サービスにしています。

メトロリンク日本橋(1)
八重洲口・鉄鋼ビル前のりば
メトロリンク日本橋(1)
タービンEVバス車内
メトロリンク日本橋(1)
京橋行き三越前のりば

若かりし時代から八重洲口・三越本店を幾度となく歩いたが、距離があり疲れる記憶があった。乗車したところ写真のメトロリンクは便利だった。 三越から高島屋/丸善への移動も同じメトロリンクで行ける。また、そのまま京橋まで乗れば銀座一丁目は目と鼻の先、やはりとても楽な移動手段といえよう。当初は「眉唾物」と思って聞いていたワイフも、乗車後は気に入ったようでした。

デパート: ライオンの像があるデパート入口で下車、店内に直ぐ入れた。本店は何年ぶりだろうか?紳士服や家具などを含めブラブラ見歩きました。地方では見ることすら出来ない商品の数々にため息をつきながら目の保養をさせてもらった。中央ホールでは音楽の生演奏もあり優雅なムードで溢れている。足も疲れたので休憩を兼ねてコーヒーとホットケーキ(サラダ付き)の昼食です。何か思い切って買いたい衝動に駆られましたが、グッと我慢して中央通の巡回バス乗り場に行った。

少し待たされたが、メトロリンクが来た。先刻乗車したバスとは車両番号が違うので数台で運行しているようだ。中央通りから左折した先の「地下鉄京橋・室町駅」停車場で下車した。

銀座一丁目から新橋駅まで散歩: 銀座一丁目から八丁目までのブラブラ歩きは初めてと思う。大型宝飾店やブランド店、アップルコンピュータまでもが出店し様相は少し変わっていた。 我々は幾種かの珍しい和菓子を買っただけで新橋から浜松町に向った。

新橋駅から羽田空港出発まで: 浜松町駅のコインロッカーからキャスター付きバックを出し、手荷物を整理したらモノレール(14:20/@470)に乗るだけである。羽田では出発まで2時間以上あったが、まずJALの搭乗手続きを済ませ、バックも預けた。その後ガレリアの大きな喫茶店に行きアイスコーヒー一杯で1時間以上も休ませてもらった。搭乗口まで歩く間、空港内は混んだ感じ。春休みのためか、子供の姿が異常と思える程に多かった。ボーデングブリッジは使わず、搭乗口から飛行機まではバスだった。夕刻の羽田空港はもう雨になっている。天候の面では間一髪、ラッキーな東京・鎌倉の旅でした。[終]

追記: 食べ物に気を付けたので、今回の旅行では体重の増加はありませんでした。

おわりに (2013年4月6日追記) Page Head ▲

久々に読み返しました。春の陽気が改めて伝わってきました。自画自賛ですが・・・。
実はこの旅行記を書いた頃からパソコンやインターネットに関連するハードとソフトの進歩は素晴らしいものがありました。ウェブサイトの表示ソフト「ブラウザ」も例外ではありません。記述当時のブラウザでは思い通りに表示されていた当旅行記は、その後のブラウザの進歩から取り残されて表示が滅茶苦茶になっていました。今日のブラウザ(Internet Explorer 10)なら乱れることなく表示されるように全体的にHTMLなどを改善しました。時と所が定まった旅行記なので文章は当初のままです。写真は加工ソフトで修正を加えたものもあります。

当初は「リンク集」と「参考文献」を掲載していましたが、都合により掲載を中止しました。当ページのトップの写真(鶴岡八幡宮)は、当サイトの他の旅行記に揃えるため、新たに掲載しました。写真はこの旅行で撮影したものです。

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(2017.10.27 設置サイト変更)(2016.10.08 モバイル対策)
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