[北行庵] HOME旅行記
東京ぶらり上野公園
コルビィジエ設計の国立西洋美術館&寛永寺
(2016年10月3-4日)
【目次】
はじめに準備
1日目: 往路、寛永寺(上野公園)、買物(日本橋)、ホテル(汐留)、砂場(虎ノ門)
2日目: 国立西洋美術館(上野公園)、復路
おわりに
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はじめに Page Head ▲
今は台風の時期、先行予約に不安があった。運を天に任せ1泊だけの上京を設定しました。国立西洋美術館以外に特別な目的はなく、上野恩賜公園と商店街の散策の予定です。上野駅近くの国立西洋美術館の本館はフランスの建築家ル・コルビィジエ設計による建物として今年7月に世界文化遺産に登録されました。この美術館単独ではなく、世界7カ国に及ぶ17ものコルビィジエ設計の建物郡の1つとして登録です。でも世界文化遺産の1つに国内の建造物が新規指定です。この機会に訪ねました。
実は上野公園の奥は見歩いたことがない。国立博物館や東京芸術大学の近くを散歩して、徳川将軍家の菩提寺として芝の増上寺と並ぶ「寛永寺」まで行きました。かつては上野公園全域が境内だったらしいが、いろいろな事情で寛永寺の施設は大幅に小規模になっていました。上野の東照宮も見たかったが雨でゆっくりできず、タクシーで上野駅に戻りました。その後はしばし日本橋のデパートで過ごした。
夕食は久々に東京の蕎麦屋を予定しました。新橋駅からメトロ銀座線で1駅、虎ノ門にある「砂場」です。
短期滞在なので適当に大都会の雰囲気を楽しみました。


準備
9月2日:
往路(10月3日)は昼前に羽田に着くJAL便です。運賃はJMBおともdeマイル割引(Jクラス)を利用、1人がマイルで支払い、もう1人が14,290円でした。
帰路(10月4日)は昼過ぎに羽田発、同じ条件の「おともdeマイル割引」を利用でした。
9月2日:
次に、幾つかのホテル予約サイトを比較して、JTBで汐留のホテル(スタンダードツイン/朝食付/1泊1人 17,500円)を予約し即カード支払いでした。思いがけず早期割30日前で僅かな割引があった。このホテルは新橋駅の近くで何かと便利、高層ビルの上部で眺めも良い。部屋は約26平米、昨年の経験では新しく清潔感のあるホテルです。

旅行用品は手持ちで十分に間に合います。が、久々に季節のブレザーを購入しました。ブルゾン&ジーンズは旅行中とは言え都会では色々と合わなくなった。でも、往復で着用したのみ、東京では着ると暑くて不要でした。難しい時期です。

1日目: 往路、寛永寺(上野公園)、
買物(日本橋)、ホテル(汐留)、砂場(虎ノ門)
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往路:自宅→上野: 
往路は何時も通りで変わったことは何もなかった。
自宅→日本レンタ(駐車)→地元空港→搭乗手続き→JAL羽田便→羽田空港→モノレール→浜松町駅→新橋駅(外のコインロッカー,\500)→上野駅
昼前に到着した。東京は雨だった。

上野恩賜公園 Page Head ▲

国立西洋美術館: 
傘をさして上野駅から東京文化会館の前を通り国立西洋美術館に行く。残念ながら休館だった。今日は月曜日、何故に幾度も見たサイトで気付かなかったのか、自分自身に大失望でした。
スターバックスで昼食: 
幸いに少し先の広場にスターバックスがあった。上野恩賜公園店という。そこでコーヒーとサンドイッチの昼食にする。これで少し気分が変わった。客は欧米や東洋の観光客が多かった。
「今日は寛永寺まで行って、それからデパートにしよう」と提案する。 別に妙案がある訳でもなく、雨の中ながら上野公園の散歩になった。その前に、ワイフは和菓子の日本橋「うさぎや」にケータイで希望の菓子類を注文した。
寛永寺に向かう: 
スタバから東京国立博物館に向かうと直ぐ大噴水があり、ここは上野公園噴水広場というはず。でも噴水らしきものはなく花壇だった。途中で左手に向かって右に曲がって博物館と芸術大学の建物の間を通った。 さらに先に進み、左に行くと東叡山寛永寺(天台宗)の根本中堂がある。江戸時代の寛永寺は芝の増上寺(浄土宗)と交代に将軍の葬儀を執り行った最有力寺院の1つであった。それで歴代将軍の霊廟もある。江戸時代には不忍池を含む広大な上野の山が寺領だったという。今日は小柄とも表現できる寛永寺根本中堂の外見のみを拝見しました。
寛永寺根本中堂: 
寛永寺根本中堂 山門を入ると両側の大きな萩が小さな花を咲かせ始めている。その奥の根本中堂から欧米系観光客が出てきた。中に入れると思って近づくと、読経が聞こえる。大勢が集まっている様子、何かの行事が行われていた。
鐘楼など境内の表側のみ拝見して終わりました。
明治維新と太平洋戦争で多くを焼失し、今となっては往時を忍ばせる僅かな施設が上野公園内に点在するだけのようでした。
タクシー: 
少し離れた処にタクシーが止まっている。降り続く雨の中を歩く気になれず、タクシーまで行った。運転手は座席を倒して仮眠中だった。窓をノックしたら直ぐ起きて窓ガラスを開けた。「上野駅の正面入口まで?」OKでした。乗り込んだらホッとしました。
右に不忍池が見える道を通って大通りにでる。間もなく上野駅でした(\820)
メトロ銀座線: 
上野駅に入り、メトロ銀座線の駅にエスカレーターで下りた。
4つ目の停車駅「三越前」で降車した。14:20頃だった。

日本橋 三越 Page Head ▲

近年のデパートは全国展開の専門店やインターネット通販に押されて不振が著しい、という。最近も三越伊勢丹HD千葉店の閉店が伝えられた。時代の流れとはいえ、実は日本橋店に行くのも多少の気おくれがした。しかし平日でも客はそれなり、思っていた程に淋しい雰囲気ではなかった。
ブランドショップを覗いたりしたが、通常のカバン売場でそれぞれ普段使いのショルダーバッグを見つけて購入しました。ワイフは新柄のアメリカ製(LeSportsac)、私はハンドメイドのイタリア製(Maniuno)、共に軽量なものです。
カフェにも寄らず、デパートを後にして和菓子の「うさぎや」に向かった。小さな店ながら何時も客がいる。予約してあるので受取りと支払いだけで時間はかからずに済みました。その後は同じ方向に歩き、メトロ銀座線の日本橋駅から新橋に向かった。

ロイヤル パークホテル ザ汐留 Page Head ▲

新橋駅からホテル
新橋駅のコインロッカーに入れたキャリーケースをだし、徒歩でホテルに向かった。
まだ雨です。
地上の歩道を行けば楽でしたが、濡れないように上のゆりかもめ駅の歩道を利用した。何度か使った道ながら、途中で少し迷い気味になった。最終的に日本テレビ前のエスカレーターで下り、ホテルのあるビル1階入口に着きました。この場所はホテル専用エレベーターホールがあるのみ。時刻16:25でした。
ホテルにチェックイン
エレベーターで24階に直行、降りて直ぐロビーに入る。左手にフロントがあった。チェックインは16時以降はOKでも予約票には19時到着予定で申し込んであった。電話で「早目の到着」と連絡すると良かったが・・・。でもチェックインは出来ました。 宿泊カードには氏名・住所・電話番号などの個人情報は既にプリントしてあった。で、サインのみ。
ホテルの人が昨年と同じようなツインに案内してくれたが、実は入室までにいろいろ問題がありました。
時刻は17:04頃、大変に疲れ、気分的にも落ち込みました。
部屋の写真を撮り、少し休んでから夕食に出かける。

夕食、虎ノ門の蕎麦屋 Page Head ▲

ホテルを出て、雨の歩道を新橋駅まで歩いた。ホテルのフロアー B2 から地下道が良かったのかも知れない。
メトロ銀座線の渋谷行に乗り1つ目の駅が虎ノ門駅です。駅の出口と蕎麦屋の位置関係でメトロの後方車両に乗車でした。虎ノ門駅から歩道に出たら、一方のかなり先に全窓に灯りの大きなビルが見えた。官庁街と判断して反対側に歩き始めたが、不安になり靴屋さんで蕎麦屋「砂場」の行き方を聞いた。歩く方向は正しかった。「先の交差点を右に曲がり、少し先」と親切に店頭の外まで来て指さして教えてくれました。感謝。
大阪屋 砂場
暖簾(のれん)を潜って入る和風建屋の蕎麦屋さんでした。まだ早い時刻らしく数組がいた程度です。奥のテーブルに案内された。 どういう訳か、先客は車海老天丼が多い。メニューで確認して、ザル1枚(\720)と車海老天丼(\1,850)2つを注文した。
ザルが先にきた。2人用のつけダレと薬味とそばつゆ1つです。コシが強く、久々に美味しい蕎麦を味わえました。

砂場のざるそば 砂場の車海老天丼

車海老天丼は平にした車エビ2本の天婦羅と漬物とみそ汁でした。天婦羅にもう少し多めのタレだったら、と惜しまれます。でも、美味しく楽しめました。ゆっくりとソバ茶を頂き、会計を済ませて店を後にした。十分に満足できた夕食でした。次の機会には、天ざるを試したいもの。
店を出る時、若い日本人女性と外人さんが入りました。蕎麦の味がわかる!?

東京の蕎麦は大別すると「藪」「砂場」「更科」が代表格とされる。それぞれの老舗で修行した蕎麦職人が彼方此方に独立して店を構えているらしい。ここの砂場は豊臣秀吉時代の大阪にできた蕎麦屋が東京に移転したものと云われ、本物の老舗のようです。

雨でなければ東京タワーに行き夜景を楽しむ予定でした。しかし雨が続いている。メトロ銀座線で新橋に戻り、ホテルに帰りました。
ホテル
ホテルの部屋から築地の夜景 ロビー階から自室の27階のエレベーターはルームキーを読取機にかざしてから階の番号を押す。ルームキーが無いと上に行けないシステムでした。
部屋に入ると実にホッとしました。
シャワーを終えた頃には雨も止んだらしく隅田川方面の夜景がきれいでした。
明朝に利用したい上野駅のコインロッカーの場所をタブレットで調べた。幸い乗降予定の公園口近くに沢山あった。

2日目: 国立西洋美術館(上野公園)、復路 Page Head ▲
ホテルのチェックアウトまで
ホテルの部屋から 何時もより30分早く起床した。今日は晴です。簡単なパッキングを済ませる。
07:15 ロビー階の朝食レストランに向かった。ヴァイキング料理(洋食)です。満足して朝食を終え、コーヒーをゆっくりと飲みました。
08:00 部屋に一旦もどった。
08:05 忘れ物の確認を済ませ、キャリーバッグを引きながらロビーに下りた。フロントは空いていた。2枚の鍵を返すだけのチェックアウト、東京都の宿泊税200円はチェックイン時に支払ってある。
上野駅に向かう
新橋駅から山手線で上野駅の公園口にいく。その近くにコインロッカーがズラーと並ぶ場所があった。キャリーバックは中サイズ(\400)のロッカーに具合よく入った。旧式なので鍵を持っていく。
国立西洋美術館は9時30分の開館、かなり間があった。広場に行き、並木の縁石に腰かけて行き交う人々を見ながら過ごした。昨日は行けなかった上野東照宮の鳥居がみえる。外人の団体やペアーなども既に観光を始めていた。インバウンド旅行者(海外からの旅行客)が年2000万人近くになったそうだが、本当でしょう。昨日ランチのため入ったスタバもそうでしたが、上野公園は外国人(欧米系)の人達の姿が目立ちました。

国立西洋美術館
(ル・コルビュジエ設計、世界文化遺産、2016年) Page Head ▲

開館5分前にゲートに行く。チラホラ入館待ちの人達がいる。女子高校生や観光客らしき人達が意外にも多く往来していました。時間となり、係が門扉を開けました。
チケット
09:30 有料なのでチケット売り場で並ぶ。一般は430円。しかし「18才未満、65才以上、身障者は無料」でした。年齢証明をして無料入館券とパンフレット「館内のご案内」を受け取りました。簡単な説明や鑑賞コースマップもあり助かります。
松方コレクション
指定コース通りに常設展示品を鑑賞しました。フランス等の高名な画家の作品も数多く、期待以上に楽しめました。多くは「松方コレクション」として知られる作品のようです。つまり故松方幸次郎氏が大正から昭和にかけての10年間に巨費を投じて欧州で収集した美術品の一部です。
松方コレクションの内、日本の版画(数千点)は国立博物館にある、とされる。コレクションの一部は氏が経営者だった川崎造船(現・川崎重工業)が苦境に陥った時に売却され、ブリジストン美術館や倉敷の大原美術館にあるらしい。さらにロンドンで保管されたものは戦争で全て焼失したという。パリで保管されたものが、一部を除き、サンフランシスコ講和条約の後にフランスから専用美術館を建てる条件の下に”寄贈返還”された、そうです。
こんなに楽しめる常設展示館なのに、どうして今まで観なかったのか自分でも本当に不思議に思いました。
モネー作「舟遊び」
クロード・モネ作「 舟遊び 」
クールベ作「」
ギュスターヴ・クールベ作「 波 」、子供時代の教科書にあったと思う。
写真撮影
作品の多くは国立西洋美術館の所蔵品なので写真撮影は許可されています(フラッシュ、三脚、自撮り棒の使用はダメ)。借用して展示されている油彩画は撮影禁止マークが付いています。例えば、ル・コルビュジエ氏の油彩画が一点ありましたが撮影禁止です。欧米の美術館と同じく遠慮なく撮影しました(笑)。日本の美術館では初めてと思います。プロカメラマンが仕事として撮影した美術写真のようには写りません。
10:20 美術館の常設展示品の鑑賞を終えて外に出ました。
前庭の彫刻4作品
オーギュスト・ロダンの「考える人」、「カレーの市民」、そして「地獄の門」と両脇のアダムとイブをみました。本館に向かって右側にロダンの弟子アントワーヌ・ブールデル作「弓を引くヘラクルス」もあった。これはニューヨークのメトロポリタン美術館やパリのオルセー美術館にもありましたが屋内展示でした。ここは屋外展示です。以上、筆者の訪問時の展示状態です。
この時刻になると日本人ツアーで前庭は随分と賑わっていました。世界文化遺産登録でツアー参加者も増えているのでしょう。
ロダン作「地獄の門」
「地獄の門」は石膏までで中断。松方幸次郎の出資で鋳造され、パリと東京にある。左右はアダムとイヴ。
余談ながら、昨年の秋にパリの自由観光を楽しみ、ロダン美術館も訪ねました。知識の下準備をして訪ねるとロダン美術館も十分に楽しめますが、この国立西洋美術館でもロダンは充実しています。訪ねてよかったと思います。

復路 Page Head ▲

これで上京の目的は終えた。上野駅でキャリーケースをロッカーから出し、帰ります。
上野駅→浜松町→モノレール→羽田空港→JAL→地元空港→日本レンタ→自宅
帰宅
玄関ドアーを開けたら留守番の猫が大喜び、ゴロンの連続でした。
これで今回の気晴らし東京1泊旅行も無事に終わりました。期待以上に楽しかった。

おわりに Page Head ▲

長年の間「東京タワーから夜景を楽しみたい」と思いつつ、チャンスがめぐってきません。今回も無理でした。何時かは行けるでしょう。

東京の蕎麦屋 神田の藪も再建され営業しているが不忍池の近くに「池之端 藪蕎麦」があった。上野公園から近いので情報集めをした。今年夏に閉店したらしい。それで新橋から比較的近い「大阪屋 砂場」に変更した。地下鉄銀座線で1駅なので行きやすい。情報集めをしたら蕎麦屋としては良く知られているようです。東京の「藪」と「更科」と「砂場」は蕎麦御三家、との評判です。機会があったら、再建された神田の藪蕎麦に行ってみたい。更科は麻布に江戸時代からの知られた蕎麦屋があるらしい。

地方都市で過ごしていると国内の短期旅行は疲れない良い気晴らしです。東京なら交通費とホテル代はかかるが慣れると一寸出かける気分です。スイカ等の普及で昔と違い都内の移動がとてもスムースになりました。観光地に限れば外国人観光客が目立ちました。訪問客の意見を聞きながら、これから日本全体の施設や接客方法も変わることでしょう。

メモを拡張した程度の旅行記ですが、ご訪問ありがとうございました。
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(2018.04.30 文章改善)(2016.10.22 公開)

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