【北行庵】 HOMETRAVEL
事例報告/旅行中のハップニング
下肢の浮腫みと痛み
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【 目次:ページ内 】
□はじめに
□下肢の浮腫みと痛みの例
□病院の奨める医療用タイツ
□市販の弾性ストッキング
□海外旅行での着用結果
□おわりに & 追加情報など

はじめに Page Head ▲
長期の海外旅行は楽しい体験であると同時に体力の消耗戦でもあります。単なる疲労や時差なら休養が解決してくれます。しかし体の特定部位が旅行中に痛み出すとこれは問題です。時には観光どころかバスや航空機の座席に座っていることすら苦痛になる。このページでは、旅行中の下肢の浮腫みと痛みを軽減しえる簡単な方法の紹介です。特に女性の方々には既知の方法らしいのですが、ご参考までに掲載します。

下肢の浮腫みと痛みの例 Page Head ▲
筆者のワイフは海外旅行の度に下肢の静脈瘤の悪化や浮腫み、それに伴う下肢の痛み(時には激痛)に苦しんできました。海外旅行の直後に病院で診てもらうこともしばしばだったのです。最近は海外旅行にさそうことすら気が引ける状態でした。
例えば、前回のオランダ・ベルギー旅行(2005年10月)では歴史的な街並みの観光のため石畳の道を歩くことが多かった。適切と思われるウォーキング・シューズを履いていても、毎日の長い(?)歩行はワイフにとって下肢と腰への負担と影響がとても大きいものでした。帰路の機内では2座席を1人で使い比較的楽な体形で休むことが出来たのですが、それでも足腰の回復は難しかった。帰国後も状態は同じだったのです。

病院の奨める医療用タイツ Page Head ▲
医療用タイツ
JOBST, Caprice pro 20, Medium (made in U.S.A.)
あまりの辛さに、かなり以前に下肢静脈瘤の治療をしてもらった病院の整形外科に相談に行きました。特に治療はされず、医療用のタイツの着用が奨められました。形状はパンティ・ストッキングですが、一般の市販品ではなく医療用のもので病院経由の発注品です。配達後に着用したら、つよい弾性でキツク脚を締めるものでした。試着の結果、それなりの効果があるようでした。
このタイツはアメリカ製です。病院が処方する医療器具なので医薬品量販店で扱うものと比較すると高価です。

市販の弾性ストッキング Page Head ▲
段階圧力ソックス
ドクター・ショール、段階圧力ソックス
さて、南米旅行(2006年4月)が近づいたころ、「看護婦さんなど脚を酷使する職業の人達の着用が多い」と人から奨められて市販の膝までの弾性ストッキング(一般医療機器)を購入してきました。ドクター・ショールという足に関する商品を100年も研究開発してきたとされる会社の製品でした。単なる弾性ストッキングではなく英国の会社により開発された段階圧力ソックスとされ、航空機・列車・車・等々で動かない姿勢を長時間にわたり維持する時に脚の疲れや不快感を和らげる効果もうたわれていました。
この製品に関する詳しい情報は「ドクター・ショール」を検索エンジンに入力して調べてください。異なる幾つものメーカーが類似の商品を製造販売していますが、「弾性ストッキング」を検索エンジンに入力すると簡単に分かります。

海外旅行での着用結果 Page Head ▲
ワイフは南米旅行(2006年4月)に病院処方の医療用タイツと市販の段階圧力ソックスを使用しました。 地球を一周するだけの距離を航空機で移動する往復の空路では腰までの医療用タイツを、それ以外のときは膝までの段階圧力ソックスを着用したようでした。驚いたことに、旅行中に足腰の痛みを訴えることは1度もなかったのです。 通常の軽い浮腫みの感覚や痛みはあった事と想像していますが、本人にとっては楽な状態が続いたのです。そして、帰国後も下肢の静脈瘤の悪化や浮腫みや痛み、さらには腰痛の悪化もなく、極々日常的だったのです。
早くも次の旅行を口にするなど、以前のワイフなら想像もできない現象すらありました。下肢の痛みをあまり意識せずに旅行そのものを楽しめた結果でしょう。

おわりに Page Head ▲
何も旅行に限らず、日常生活でも同種の問題はあるのです。だからワイフは弾性ストッキングの効用に気付くのが遅かったのかも知れません。同じように気付かずに過ごしている人達がいるかも知れない、と思います。このページがお役に立てば幸いです。
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序ながら、弾性ストッキングは下肢の血行をよくするのだそうです。それで脚部の静脈に血栓が出来ることが原因のエコノミークラス症候群の防止にも効果があるようにも言われます。しかし、その点で弾性ストッキングに全面的に頼るのは、素人ながら、危険にも思えます・・・。やはり、水を飲んだり、脚を動かしたり、歩いたり・・・。

参考サイト:


機内での脚の運動 [追記 2007.02.08]
昨夜NHT-TV「ためしてがってん」を見たら、足の浮腫みと静脈瘤のことでした。弾性ストッキングも紹介されましたが、加えて実験と医師の解説付きで下肢の血行を改善する方法が紹介されていた。椅子に座りかかとを床につけた姿勢で足の先を5〜10回ほどゆっくりと出来るだけ上げるのです。航空機の座席でも出来る運動ですが、簡単で血流改善の効果が大きいとされていました。

鎮痛薬「ロキソニン」の予防効果 [追記 2008.05.29]
上記の医療用タイツ類を着用せずに坂道を含む2〜3時間の散歩を数回しました。ワイフの場合はこの程度で下肢への負担が大きく、昔のように足腰の痛みに苦しみました。そこで最後に、少々乱暴な素人の試みながら、筆者が病院で処方して頂いている強い鎮痛薬「ロキソニン(ロキソ・プロフェン・ナトリウム/消炎・鎮痛作用)」を散歩前にワイフが服用したのです。驚いたことに当日の散歩後とその夜は足腰の痛みは平常よりも軽く楽だったようです。市販品には類似の成分の鎮痛・消炎剤があるようですし、体に合った鎮痛・消炎剤の”事前服用”も時には役立つかもしれません。もちろん食後に服用するなどご自分の鎮痛剤の注意事項は厳守してください。
実は股関節とその周囲に痛みが時々発生する筆者は、海外旅行中に「痛くなりそう」と思うと痛む前に上記の鎮痛剤を服用しています。これで痛みの発生とその程度はかなり軽減されている、と自分では思っています。

鎮痛薬「ロキソニン」が処方薬から市販薬に [追記 2011.02.03]
当サイトの記述では鎮痛・消炎剤「ロキソプロフェン/ロキソニン」が時々出てきます。医師の処方薬でしたが、2011年1月21日にスイッチOTCとして市販が認められました。「ロキソニンS(第一三共ヘルスケア)」として薬局にて処方箋なしで購入できます。しかし、第1種に分類されており、服用目的などを薬剤師と面談して購入となります。特に高価な薬ではありません。

下肢静脈瘤レーザー光線治療に国保が適用 [追記 2011.02.02]
少し医療分野に踏み込んでしまいますが、2011年1月1日から指定レーザー医療装置と訓練を受けた医師による治療に限り、自由診療で高額だった下肢静脈瘤のレーザー光線治療に国民健康保険が適用となりました。レーザー光線による手術前後の諸治療も保険対象となるので、金銭的な負担はかなり軽くなります。また、治療方法の性質上、手術の傷痕は極めて小さく、手術そのものの患者への負担は軽く、治癒率も比較的良いとされます。
下肢静脈瘤が旅行の妨げとなる場合、この治療で改善するのも一法かも知れません。
序ながら、「下肢静脈瘤とエコノミークラス症候群」の因果関係は無いとする説が医学界では一般的なようです。

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(2016.10.13 モバイル対策)(2011.02.02 更新)(2008.05.28 文字サイズ変更ボタン設置)(2006.04.29 公開)


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