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燃油サーチャージ

現時点の燃油サーチャージの金額は最下部のリンク先にて確認してください。  ⇒ ジャンプ

日本の航空会社では2001年から航空貨物に、2005年2月から航空旅客に、通常の料金に加えて、別途に航空燃料の高騰分を補填する燃油サーチャージ(Fuel Surcharge)を課しています。航空燃料価格の3ヵ月平均に基づく燃油サーチャージは年4回、1月・4月・7月・10月の1日付けで変更されていました。

歴史的な変動としては、NYMEXで取引される油種WTI(ウエスト・テキサス・インターミディエート)が2008年7月11日にバーレル147ドルの史上最高値を記録、その後は奈落の底に落ちるように2008年12月19日にバーレル33・87ドルまで急落しました。
2009年04月26日の報道によると、日本航空と全日空は同年7月1日発券分から燃油サーチャージを無料にする、と発表しました。原油価格が低水準のため実現したようです。しかし、原油価格はその後は上昇しました。
2009年7-9月の燃油サーチャージを0円とした全日空は航空燃料のコストアップに敏感に反応して、2009年10月1日以後は燃油サーチャージを復活させ、米国や欧州の航路は片道7000円、ハワイ航路は片道4000円、中国航路は片道1500円としました。日本航空も同様でした。

上記の例ではニューヨークのWTI原油価格の変動を用いましたが、実際に日本で燃油サーチャージの基準値として用いられるのはアジアの航空会社が用いるシンガポール市場ケロシン(ジェット燃料)スポット価格であり、航空各社が国土交通省にサーチャージ認可申請をして認められると公表するようです。
ついでながら、北アメリカではメキシコ湾岸(米州メキシコ湾国際石油製品市場)の、ヨーロッパではロッテルダムの市場(欧州ロッテルダム国際石油製品市場)における価格が主な参考価格として使われている、とされます。

航空燃料価格の変動が激しく、2009年秋から現状価格に追従するため2カ月に1度は燃油サーチャージを変更するようになりました。
日本の航空会社の燃油サーチャージは横並びと云えますが、国際的には各航空会社が独自の基準で定めており価格は異なることが多々あります。空路利用の場合は航空券プラス燃油サーチャージが実質的な航空運賃となっています。
航空券も燃油サーチャージも共に変動しています。出発空港と目的空港までの航空運賃もサービスまで含めるとどの料金が適切なのか簡単には言えません。目的に沿って、手間はかかりますが、各航空会社や旅行会社や販売店のサイトで確認しながら購入されるのが良いでしょう。

追記:2011年10月22日
最近のパック旅行は燃油サーチャージ込みの料金を提示する企画が増えている印象です。パックツアー参加の予定なら、燃油サーチャージの取扱いを申し込み前に確認する必要があります。

参考サイトのリンク集

( 2016.10.18 モバイル表示対策 )( 2011.08.29 公開 )

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