旅行記|トルコ:バス周遊の旅 (2002年11月21日〜11月26日)
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6日間のトルコ・バス周遊の旅を終えて、特に改まって書くことは多くはありません。でも幾つか書き残しておきます。

トルコ各地は清潔: いわゆる先進国の人間は、 [ 発展途上国 ] = [ 不潔・汚い ] という偏見的イメージを持つ傾向があります。しかし、今回のトルコ旅行では、どこの街、どこの遺跡、どこの宿、全ての場所で汚れた印象がありません。ひょっとすると、日本以上に掃除が行き届いているかも知れません。だからといって清掃作業を見かけた訳でもないのです。トロイの遺跡、アクロポリスなどで遊んだ野良猫たちですら、家猫に近いきれいな毛並みだったのです。日本の野良猫とは全く違っていましたね。イスタンブールは大都会で住人のレベルも様々ですが、やはり歩いた場所、バスから眺めた街、訪ね入った地域、全てが嫌味のない清潔感がありました。トルコは国中がこんな感じなのでしょうか?

食事は口に合う: ビュッフェ形式、ワンプレート形式、カフェテリア形式の食事を経験したわけですが、旅行社があらかじめ日本人向けに味付けを指定しているとも思えない場所も多かったのです。それでも各種の肉料理や魚肉料理など問題なく食べることが出来ました。というよりは、空腹の身には美味しかったのが正直なところです。ワンプレートで料理が出たときは必ずライスが付いています。ポテトと同じ意味の野菜で日本の御飯とは違いますが、それでも我々日本人にはありがたいですね。ビュッフェ形式の夕食など一回だけ皿にとって終えるのが普通ですが、この国では2〜3回料理を取りに行ったこともしばしばでした。個人的好みとして、トルコの丸くて薄めの良く焼いたパンがとても美味しく食べれました。ひょっとすると、ラマダン期間のみのパンかもしれません。西洋パンもアチコチで用意されていましたが、どちらかと言うならトルコのパンが良かったです。

ただし、各種情報を総合すると、街の大衆レストランや屋台で飲食すると味はともかく衛生面で問題があるという指摘が多いので、個人旅行では相当の注意が必要でしょう。

トルコ人の反応: かつてのオスマン・トルコの軍隊は3歩前進1歩後退を繰り返したそうです。効率よく敵を撃退する軍隊の前進法としては妙な感じがします。トルコの人達と話したり行動を共にした訳ではなく、単なる旅行者の観察ですが、通常の日本人の感覚からは、トルコ人の動きとか表情がオスマン・トルコ流の前進法のように奇妙というか少々違うと感じられるのです。
経験もなく何も知らずに書くのは危険ですが、どうも喜怒哀楽に伴う表情とか態度なども異なるのではないでしょうか?とにかく硬い表情が多く、笑顔をあまり見かけません。何かチョットしたやり取り、例えば商品とか飲み物の購入、の後にその場から離れる。その時、相手の顔を見て、笑顔で「Thank you.」が普通と思えるのですが、トルコでは違う。少しそっぽを向く感じになる人が多かった。「どうして機嫌を悪くしたのか?」と思ってしまいます。ところが怒っているのではない。あまり笑顔を見せること自体が相手に失礼になるとか・・・。そのように説明されると、気になりませんが・・・。ウーン。

ラマダン: 厳格ではないのがトルコのイスラム教のようです。街行く姿も濃い色の服装が絶対多数ではありましたが、チャドル(ベール)姿の女性は少なかった。学校ではベール禁止なので、若い女性は欧米の若い女性と同じようなジーンズ姿が多いのです。現地ガイドのNさんが言うように、トルコはイスラム教国とキリスト教国の中間なのでしょう。トルコでは何処のレストランでも「ラマダンだからアルコールはダメ」と言われなかったのです。 ところが、チャナッカレのホテルでは「ラマダンの目覚まし太鼓」が聞けたのですから、厳密にラマダンの日中絶食を守る人達もいるのです。両者が共存している今日なのでしょう。

駆け足旅行: バス移動と見学が連続した6日間も無事終わりました。お腹を壊して入国したのに現地ガイドさんの協力で元気に出国できることになりました。Lopermid という薬を探して届けてくれたNさんの若い友人にもこの場で再度の感謝を申し上げます。体調が良くなって旅行の楽しさも100倍増でした。
しかし、旅行記を書き終わって、私はトルコ旅行をしたのか確信が持てず、本当に中途半端な気分なのです。確かにパムッカレやカッパドキアはトルコの自然です。イスタンブールも今ではトルコの大都会です。でも何か違うのです。ギリシアやローマの古代遺跡が修復されずに大理石の破片としてゴロゴロしている。トルコ人の祖先とは関係ない民族と文化の名残だからかも知れませんし、何千年もゴロゴロしていたのに急ぎ修復しなくとも逃げはしないからかも知れません。旅行後の奇妙な気分も、恐らくこの辺にあると思います。騎馬民族を祖先とする現在のトルコ人とは関係ない文化と遺跡の多くを見すぎたのでしょう。逆に、案外、中央アジアが故郷と言いながら深く欧州化した現在のトルコ人に戸惑っているのかも・・・。トルキスタンなどをバックパッカーとして歩き回ると"トルコ旅行"を満喫した気分になれるかも知れない、と思う昨今です。
実はね、こんな気分になれるのがトルコ旅行をした証左なのかも知れないのです。そう思いつつ旅行記を終えることにしました。

ツアコンのFさん、現地ガイドのNさん、ツアー同行の皆さん、お陰様で楽しいトルコ旅行でした。 最後に、通読された方々のお付き合いには感謝申し上げます。エジプト旅行記も宜しくお願い致します。

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