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イギリス(英国)旅行記: 春のイングランド周遊9日間 2日目(2012/5/15)
羽田⇒ロンドン・ヒースロー→チェスター
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チェスター城壁・南門の時計塔 エクセルホテル羽田の出発まで
羽田空港:国際線ターミナル
 ・搭乗手続き
 ・国際線ターミナルで朝食
 ・セキュリティ・出国審査・搭乗口
英国航空(BA)羽田・ロンドン直行便
ヒースロー国際空港(ロンドン)
バス移動(→チェスター/314Km)
 ・イングランドの牧草地帯と菜の花
 ・移動中の休憩
チェスター観光
ホリディ イン ランコーン(1泊目)
 ・入室後の非常ベル
 ・ホテルで夕食


エクセルホテル羽田の出発まで
3時のウェイクアップコールを待たずに起床。快適な部屋で、変則的な短い時間ながら良く眠れました。すぐ洗面を済ませパッキングです。忘れ物のチェックは2人で確実にしました。
第2Tから国際線ターミナルに移動のためのバス 3時40分頃に部屋を出る。キーをフロントに返すだけのチェックアウト。ほぼ全員がスーツケースを携えてロビーに集合していました。眠そうで冴えない顔付きが多かった。この時は、中高年というより高年集団に思えましたが、さて・・・、本当のところは分かりません。
添さんがグループ代表名を呼び上げながら点呼、全員が揃ったら2階のロビーから地上階のバス乗場に移動です。たった数分のことです。スーツケースは旅行会社かホテルがバスまで運んでくれた。
04:15 この頃に用意された移動用バスは出発したはずです。

羽田空港:国際線ターミナル 羽田空港:国際線ターミナル

搭乗手続き: 
04:25 国際線ターミナルには10分弱で到着です。
床下トランクからスーツケースで出てくると、エスカレーターで3階の出発ロビーに行き、英国航空(BA)の搭乗手続きです。
04:40 パスポートとeチケットを提出して搭乗券を受取りました。JALマイレージカードも渡しました。プレミアムエコノミーならマイル加算率はエコノミークラスの 25% 増し、忘れるわけにはいきません。BAは後日のマイレージ登録は認めない、といわれます。最後にスーツケースの預入となる。BAの場合、エコノミークラスは23Kgまで1個、プレミアム・エコノミークラスは23Kgまで2個となっている。我々の場合、共に20Kg未満1個づつで関係なかった。預入番号札はもらいました。
出発予定は6時25分です。ところが、受取った搭乗券は以下の通りです。
BAのボーデング・パス、出発時刻の変更あり
原因は分からないのですが、搭乗の BA008 便は約2時間遅れで出発と云われました。搭乗口133番に7時40分までに集合となっている。左の”World Traveller Plus”はBAが用いているプレミアムエコノミークラスの名称です。

国際線ターミナルで朝食: 
BAの朝食券 (下部はカット) 遅れに対するお詫びと時間的な必要性により、航空会社から添さんを通じて1000円分の朝食券が配られた。空港内のみで通用です。
05:20 4階の江戸街に行き、若向きの洋風レストランに入った。朝食券を出すと、カレーナン風のものや飲み物のセットでした。その後にかなりの時間があった。昨夜は良く眠ったが、やはり食後は眠い。レストランで小一時間もウトウトと過ごしてしまった。客が多いこともなく、何も言われない。
眠ったためですが、出発遅れは短く感じられ、気にならなかった。

セキュリティ・出国審査・搭乗口: 
まずセキュリティ検査です。小型の電子機器や鍵やコインなどの金属類は全てリュックに入っている。確かベルトは外すように言われました。他は問題なく通過、直ぐ先が出国審査場です。成田空港と違い歩く距離は短い。
何時もながら、20年近く前のブランド腕時計は税関に届けることもなく、身に着けて出国し入国なのです。何か指摘されたことはありません。
出国審査場も混んではいない。パスポートと搭乗券で無事に通過、出国しました。
コンコースというか、搭乗口112-134と書かれた方向にブランドショップの並ぶホールウエーを行く。 途中、ワイフは何かバッグに興味を持ち、店員と話していた。今は買わないので製品番号を聞いたらしい・・・。
かなり歩き、長いエスカレーターで搭乗口133番に下りた。広々した感じ、壁にそって旅行保険の自販機があったりパソコン施設などはあるが、LCCが利用する搭乗口らしく、バスで駐機場に向かう搭乗口になる。BAの搭乗便スケジュールが狂ったので臨時に使用していると勝手に想像しました。

英国航空(BA)羽田・ロンドン直行便 ●
ロンドン・ヒースロー空港第5ターミナルに到着の搭乗機 時間になると、プレミアムエコノミーなので優先搭乗で早くバスに乗れました。
搭乗するBA機まで10分以上はかかった、と思います。
07:42 BA機のプレミアムエコノミー座席に到着でした。
機材は B777-200(236ER)、配列は 2-4-2、我々は 23A と 23B でした。

プレミアムエコノミーの座席はブルーに統一され、JALやANAで使用しているシェルタイプとは違うが、JAL国内線のJシートに似ています。シート幅は 46cm、シートピッチはエコノミークラスの20%増しで 97cm とされている。枕部分は左右を前に曲げ出せるタイプです。長距離飛行なら楽なスペースでしょう。膝掛はあり、ボールペン・アイマスク・耳栓・歯ブラシセット・靴下が入ったアメニティセットがもらえます。この小型歯ブラシは携帯しやすく、リュックに入れて旅行中の昼食後などに使った。アイマスクは軽い色のため光を通す。それで手持ちのJALのものを使った。イヤホンは大型のもので前部のポケットに入っている。用意された雑誌類は通常どおり、ポケットに紙ゴミ袋が3枚あったのは便利です。
実は旧型の座席らしい。BAは現在プレミアムエコノミー座席の更新中とされ、成田発ロンドン行は既に新プレミアムエコノミー座席という話もあります。
プレミアムエコノミー客は4カップルの8人だけです。全40席なので殆んどが空席です。前後のカーテンが閉められると何か落ち着いた気分になりました。同じツアーのプレミアムエコノミー利用者は我々のみでした。

08:05 出発。小雨。予定は06:25発なので1時間40分の遅れです。
CAから私のリュックとワイフのトートバックは上のコンバートメントに入れるよう言われた。しかし、食後の薬や就寝の小道具が入っている。座席下に置き、膝掛け毛布で隠しておく。
08:20 この頃、テイクオフ。
08:30 温かいお絞りが配られたが、すぐ回収でした。
08:33 引き続き、イギリス入国カードがくばられる。パスポート番号と最初のホテル名を除けば確認は不要、旅行会社の見本にならって記入すれば簡単でしょう。
08:43 日本語の新聞が希望者に配られた。N紙を受取っておく。

2012年5月:BA羽田・ロンドン便のメニュー(クリックで拡大できます) 09:05 最初の食事は焼きそばセットをチョイス(?)しました。出てきたものは、何かエコノミークラスの食事に思えました。
一般的にはプレミアムエコノミークラスの食事はエコノミークラスと同じものが多いようです。しかし、こと英国航空(BA)に関しては微妙です。現時点では日本語サイトに説明がないようですが、英語サイトではヒースロー空港で離発着する便に限り、プレミアムエコノミークラスのメーンデッシュはビジネスクラスとなっている。どのように解釈できるのか、これが楽しみの一つでしたが、最初の食事「やきそば」には少々失望、と云うか日本で食べる焼きそばと味が同じ、チョイスを間違えたか? 実は、日本語を話せないCAがチョイスを聞かずに置いて行ったもの・・・。
イギリスのソーセージは独特な味らしく、そちらが良かったかもね。
09:25 朝食トレーを片づけてくれた。その後、毎朝の処方薬を服用しておく。

09:35 エコノミークラスとの境にトイレがある。使用時にエコノミークラスをみたら約8割程度の乗客らしかった。既に窓は遮光され、アイマスクをして眠っている人達が大部分だった。
席に戻って、眠る準備です。風邪予防のため、帽子・アイマスク・マスクで顔は隠した状態になる。11時間余の飛行時間なら機内湿度が下がり、喉をやられ易いのです。どういう訳か自分のマスクがリュックで見つからず、ワイフの予備を借りた。
プレミアムエコノミーならリクライニングも遠慮なく使えるし、脹脛(ふくらはぎ)まで乗せるフットレストもあるので楽な姿勢になれる。直ぐに眠り、熟睡でした。途中で飲み物や軽食のサービスがあったかも知れないが、分かりません。

15:15 目覚め。
15:44 腕時計とデジカメ2台を現地時刻に変更する。夏時間でJSTから−8時間になる。
16:40 機内の点灯。
16:50 熱いオシボリが配られる。すぐ回収あり。
17:00 飲物(ジュース)とお摘みのサービス。袋はミニ・プリッツェルだった。
17:35 夕食の配膳。飲み物は白ワインにした。ボトルはガラス風ながら軽量プラスチックだった。グラスはガラスでした。
食事はサラダ、鶏胸肉らしいがステーキ風焼き肉と野菜類の付け合せ、デザートです。全く久々にワインをチビチビ飲みながらの食事でした。良く覚えていないのですが、味も量も適切だった、はずです。
18:10 トレーの片付け。
その後、セーターを脱いでリュックに収め、トイレで歯磨きも済ませた。
ディスプレーを試したが、音楽番組など上手く選べず諦める。

18:45 この頃、添さんがくる。「降機後、直ぐある広めの場所で待つよう」に指示があった。
19:15 「40分程度で到着」のアナウンスあり。
20:10 ヒースロー国際空港・第5ターミナルに到着です。
我々も通路に立ち、降機の人達に混じりました。

旅行記はここまで日本標準時、これ以後は時差−8時間(夏時間)のグリニッジ標準時です。
注: 搭乗後すぐに時計類を現地時刻にしたほうが時差に慣れやすい、という説があります。


ヒースロー国際空港(ロンドン) ●
ヒースロー国際空港
Heathrow Airport, Hillingdon
イギリス最大の空港で所在地はロンドン西方の London Borough of Hillingdon 、ロンドンの中心部から約 22Km である。時代と共に拡張されたので複雑で不便な面もあるが、名実共に巨大なハブ空港の一つである。現在は90以上の航空会社が世界の約170空港を結んでいる。そもそもは1930年代の「グレート・ウェスタン・エアロドローム (Great Western Aerodrome) 」という私有の飛行場だった。第二次世界大戦で軍用空港になり、戦後に民間空港となった。空港名は空港の完成で消滅したヒース・ロー(Heath Row、ヒース通り)に由来する、という。
滑走路は長さ 3902m と 3658m の平行する2本、ターミナルは旅客用の第1、3、4、5と貨物専用がある。老朽化した第2ターミナルはすでに壊され、新ターミナルが建築中という。
ターミナル(T)の使用は大凡アライアンス別です。
T1 はスターアライアンス、
T2 は取壊し新築中、
T3 はワンワールド(ブリティシュ・エアウェイズの一部を除く)、バージンアトランティック、JAL、ANAなど、
T4 はスカイチームおよび航空連合非加盟航空会社、
T5 はブリティッシュ・エアウェイズ専用となっている。(2012年4月現在)
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参考サイト:
JAL空港案内: ヒースロウ空港
ANA空港案内: ロンドン空港
Heathrow Airport Guide (英)
Welcome to Heathrow Airport (英)
ロンドン・ヒースロー空港へようこそ
London Heathrow Airport (英)
12:10 この頃、ヒースロー国際空港・第5ターミナルに到着です。予定は10時35分着ですが、出発の遅延でそれなりに遅れて到着です。このターミナルはブリテッシュ・エアウェイズ(BA)専用でJALやANAは第3ターミナルになる。馴染みが薄いターミナルかも知れません。
12:15 降機後はツアーマークを高く掲げた添さんの所に集合です。員数の確認後、エスカレーターでプラットホームに降りました。
12:23 この頃、シャトル電車に乗り、入国審査やバゲージ・リクレイム( 手荷物受取所は Baggage Reclaim/注:未着荷物の届けは Baggage Claim )のあるターミナルに向かう。全ての乗継客も一旦はこのターミナルを通るようです。乗車は高々数分だったと思います。
最初はイギリスの入国審査ですが、パスポートと入国カードだけでOK、eチケットの提示は求められず、何も聞かれず、直ぐに通過でした。
次はバゲージ・リクレイムです。BA8便のターンテーブルで待ちました。長くは待たなかった。
13:00 この頃、全員がスーツケースを受取り、員数の確認後に固まってバス乗場に向かった。実はスーツケースの搬送に関する記憶が全くない。このツアーは「空港やホテルでは自分で運ぶ」となっている。多分、旅行会社がポーターを雇ったとしか思えない・・・。(追記: 実は、私はカメラで忙しく、ワイフがスーツケース2個を押してバスに運んだそうです。ワイフは思い出して怒っていました。)

大失敗: 自分が迷子! ターミナルビルの外に出た時でした。例によって小型デジカメで経路の写真を撮りながら歩いていたのですが、進行方向と違う一枚を撮り終えた時、グループを見失った。
慌てて幾つかの方向に行って探したが、グループは見つからない。バス乗場を知らないので自分ではいけません。空港職員に空港案内所の場所を尋ねました。手で方向を示し、「かなり先の右側にある。」
大急ぎで案内所に行き、飛び込みました。
奥にはツアーの空港アシスタント(女性)がいて案内所の職員と話をしていた。私が入った途端に気付いて、「行きましょう!」 呼び出しアナウンスを頼んでいた最中で、間一髪で間に合いました。バス乗場は遠くではなかった。
自分でも事の重大さに気付いて珍しく動転気味、添さんはともかく、皆さんに詫びることも忘れたと思います。この場をもって、スミマセンデシタ。
ワイフは別に叱りませんが、呆れたようでした。
でも、咄嗟に空港案内所に行ったのは正解で、「不幸中の幸い」とはこの事でしょう。乗場には未だバスがいなかったので待ったそうです。私が原因の時間的ロスは僅かで済みました。しかし、添さんと空港アシスタントさんは私を2度も探し回ったようでした・・・。所持していた携帯電話機の電源を入れるべきでしたが、そこまで気が回らなかった。

これでヒースロー空港から出発となりました。我々はグループCなので今日はバス後部の座席です。のっけからの失敗で内心は「どんな旅になるやら」と案じていました。

バス移動(→チェスター/314Km) ●
5泊6日も乗った専用バス 専用バス車内 13:30 記録がないのですが、この頃に空港アシスタントさんの見送りを受けてバスはヒースロー空港を出発したはずです。ドライバーは中年後期・小太りのコリンズさん、見事な白髪に特徴がある。体感として運転は上手でした。
ロンドン市内とは反対方向の北西に向かい、チェスターまで 314Km を約4時間30分かけて移動です。
しばらくは添さんがマイクで旅行中の注意事項を伝えていました。たとえば、
といったようなことです。

イングランドの牧草地帯と菜の花: 
しばらくは郊外の走行でした。次第に牧草地が増えてきた。時々広大な菜の花畑が混じっている。満開の時期で黄色の絨毯が見事です。ドイツや東欧諸国でも春の旅行で多くの菜の花畑を見かけました。大陸では「菜種油の生産が目的、化学処理して車の燃油に混ぜる」という説明が記憶にある。原油高の現在、イギリスでも同じ理由で菜の花畑が多いのでしょうか。
菜の花(セイヨウアブラナ)の英語名は”rape/colza”、菜の花畑は”a rape field/a field of rape”という。料理の素材や生け花など観賞用としても使われるらしく、その時は菜の花を別称”Tenderstem broccoli”とよぶらしい。
しかし、それだけの需要でこの広大な菜の花畑が延々と続くとは思えない。恐らくは日本の休耕田のような土地と思えるが、本来的には広大な羊の牧草地や小麦畑の1部が何らかの理由で転作されていると想像しました。
沿道の羊牧場と菜の花畑、5/15 車窓撮影
帰国後に、日本のあるサイトで次のような記述を読みました。
『使用しない土地を利用して菜の花を栽培すると循環型社会を作る一助になる。 開花の時期は観光的な利用や養蜂に利用できる。結実したナタネは搾油され、安全なナタネ油として食用になる。搾油の廃棄物は油かすとして飼料や肥料として活用され、料理の廃食油は回収すれば石鹸やBDF(バイオディーゼル燃料)にリサイクルされ、再利活用できる。(勝手ながら文章は変更)』
多分、これが理由でしょう。開花のシーズン、旅行中は実に多くの菜の花畑をみました。

14:30 雲行きが怪しくなり、豪雨となった。チェスター到着まで2回の豪雨がありました。イギリスの天気は変わり易いのか、高速移動中なので雨の地域を2度通過したのか、これは分からなかった。

移動中の休憩: 
サービスエリアのショップ 15:25 この頃にサービスエリアの駐車場に到着、すでに雨はあがっている。片隅の桜は咲きはじめだった。
建物の中は広く、1階(英国のG階)にショップやレストラン、2階(英国の1階)にスターバックスがあった。 小腹が空いていた。直ぐエスカレーターで2階に上がりスタバに入った。日本とは並ぶものが違い、多少は戸惑いました。結局は、コーヒーと軽食のお八つにする。

スタバのレシート コーヒーはカップ、見慣れない感じの簡単な食べ物を2個オーダーした。棚のキャラメル・ワッファ2個も夜食用に買っておく。テーブルに座り、しばし寛ぐ。コーヒーの味は楽しめる程度、食べ物の感触は違いますが十分でしょう。

イギリスに到着して初めての出費です。スターバックスは日本でも馴染みのコーヒーショップ、比較もしやすいので右にレシートを掲載しておきます。個々のアイテム価格は20%の消費税込み(内税)ですが、最後の支払合計欄で商品価格と消費税(VAT)が分離して明示されている。
我々は£1=¥139で両替した。そのレートで換算すると商品価格は \1,575、消費税(VAT:20%)は \315、合計 \1,890 でした。厳密な比較は出来ませんが、直観的に日本より少なくともVAT分程度は高いように思えました・・・。
価格はともかくとして、イギリスの支払には必ず同種のレシートが出ます。この点は記録の意味でも安心でした。
16:00 この頃に出発。

移動(後半): 
再びイングランド北西部の農村地帯を走りました。牧草地や菜の花畑や麦畑の連続です。牧草地を区分する延々と続く石垣が実に多くなりました。家畜が所有者の土地から逃げないようにしているのです。この地域では主に石灰岩で作っています。石垣の構造はほぼ同じようでした。
時々集落も見かけます。レンガ造りや石造りの建屋の上に必ず煙突がある。屋根から長方形の煙突が立ち上がり、その上部に素焼きらしい円筒の煙突が2〜5本出ている。昔はこの円筒の数で部屋数を推定できたそうです。イギリスの住宅に特有なものと思えるが、実は欧州の他の諸国でも時には見かけた記憶もあります。しかし、このタイプの煙突が見事に並ぶ住宅地は英国独特かもしれません。新しい住宅は煙突なしも見たが、付いたものもあった。テレビ用アンテナが煙突に付けられた家も多かった。

チェスター観光 ●
チェスターのチューダー様式の建物と南門と時計塔
チェスター
Chester, Central England
人口:約 120,000人
位置:緯度(53.2)経度(-2.92)
交通:ロンドンから317Km、鉄道で約2時間

歴史は古く、侵入したローマ人がAD79年頃に砦を築いたのが発端とされる。まず木の城壁を作り、その後AD90〜120年に北側と東側に岩の城壁を構築し、軍事都市として発展させた。地名は駐屯地を意味するラテン語 castra とされる。 ランカスターやマンチェスター、コーチェスター、ウィンチェスターなど castra を語尾にもつ地名はイギリスで散見されるが同根らしい。先住のケルト人が追い込まれたウェールズ(Wales)を攻略する最も重要な拠点となり、ここだけが単にチェスターと呼ばれるようになった。今日でも街のニックネームは”The Walled City”という。
地理的にはディー川(River Dee)はこの辺りまで大型船の遡上ができ、下流は深くて橋が架けづらく、上流は浅すぎる。後世に商業と貿易の拠点となった理由とされる。
----- 観光 -----
城壁(City Walls): 1〜2世紀にローマ人が北側と東側、中世にノルマン人もしくはサクソン人が西側と南側を構築したとされる。一周は約3Km、約1時間の散歩道となっている。イーストゲートには時計塔がある。
ザ・クロス(The Cross): 街の中心部の十字路でザ・クロスという塔がたつ。このエリアには白壁と木組みのチューダー様式という建物が多い。これはイギリス独自のハーフティンバー(丸太を半分切り/木組と白壁が半々)とも呼ばれる。ザ・ロウズ(The Rows)も 16〜19世紀に作られたチューダー様式の建物で2階部分のバルコニーでつながるアーケード。
チェスター大聖堂(Chester Cathedral): 10世紀にサクソン人が教会を建て、11世紀にノルマン人が聖堂を建てた。その後500年もかけて完成した重厚な大聖堂です。ゴシックのあらゆる様式があるという。クロイスターとその庭園も見事とされる。
グロヴナー博物館(Grosvenor Museum): 2000年に渡る街と地域の歴史を詳細に伝える。
チェスター城(Chester Castle): 11世紀以降にノルマン人が作った城塞のようです。内部参観の可否は不明です。
ローマ円形劇場(Amphitheatre): イギリスで最大級のローマ円形劇場とされ、街の中心部にある。
遊覧ボート(boat trip on the River Dee): 中世の古い建物を遊覧船から眺める。
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参考サイト:
Chester & Cheshire Tourist Information (英語)
Wikipedia - Chester (英語)
Chester Castle (写真/英語)
・日本の英国ガイドブック数冊も利用。
18:00 ヒースロー空港から300Km以上も走り、チェスターのバス駐車場に到着です。 幸い天候は晴れていました。
降車の場所ははっきりしませんが、ノースゲート通り(Northgate St.)を市役所まで南に下りました。市役所を過ぎてからチェスター大聖堂沿いに歩き、イーストゲート通り(Eastgate St.)に出る。このエリアではチューダー様式とかハーフティンバーと呼ばれるイギリス独特の木組みの家が続きます。柱で支えられた2階部分が歩道の上に被さり、アーケードになっている建物もあります。外見は昔のままで由緒ある感じですが、多くは商店として使われています。2階にも商店がある建物は歩道の上の部分が通路になっているらしい。チェスターは城壁に囲まれて土地に余裕がなかったための知恵、と云われます。

大聖堂の重厚な建物をみながら集団でサウスゲート通りまで歩きました。そこから右方向に少し行くとノースゲート通りとイーストゲート通りの交差点があり、ザ・クロスとして知られている。交差点の中央に小さな石柱が立っている。ザ・ロウズというチューダー様式の木組み家屋が有名で、中は2階も商店が並ぶらしい。 そこで解散となり、19時まで自由行動です。

我々はブラブラと木組みの建物をみながら東に歩きました。大した距離も行かずに綺麗に装飾された時計塔が見えてくる。城壁を結ぶ石造りアーチ橋(東門)の中央に建てられた金属製の塔で時計の下には1879(年)と書かれている。丁度、エジソンがフィラメントに日本の竹を使って白熱電球の長時間点灯に成功した年です。
このエリアにもチューダー様式の木組み家屋がみられます。 東門の下にくると意外にも幅2m程度に感ずる細い石橋でした。ザ・クロスから行くと左(北)になるが、東門を潜ると直ぐ城壁に上がる狭い石段があり、自由に利用できます。

この城壁は極く1部が壊れたままらしいが、ほぼ一周できると云われます。当然ながら石畳が敷き詰められており、多くの人達が歩くので表面は磨かれている。東門から北に行くとチェスター大聖堂の裏側になり、緑の多い区域です。その中に城壁がある。観光客と思えぬ姿の人達も時々歩いているので歩行者専用道として今も利用されているらしい。この辺りの城壁はあまり高くないようです。
反対に、東門から南に向かうと城壁は両側を家々に挟まれた谷間の道となる。クネクネと少し曲がっている。何組かの観光客は先に進んでいたが、あまり先には行かずに東門に戻り、城壁から降りた。
一周するとチェスター城やディー川の風景も見れて良い散策になるでしょう。

集合場所に戻りました。既に大半の人達は集まっていた。
員数の確認後、集団でバスの駐車場まで戻った。
チェスター観光(約1時間)の歩数 19:10 この頃にチェスター出発でした。今日の予定は全て済みました。

実は日本から携帯電話を持ってきてジーンズのポケットに入れてある。チェスター観光の降車前に電源を入れ、歩数計を動かしました。観光後、バスが出発してしばらく後に思い出し、携帯電話で歩数をみたら2404歩でした。メモるより写真を撮るほうが楽でした。


ホリディ イン ランコーン(1泊目) ●
Holiday Inn Runcorn このホテル(Holiday Inn Runcorn)はローケーションがユニークです。チェスター、マンチェスター、リバプールの3都市のほぼ中央にあり、どの都市に行くにも便利です。左の写真は正面入口ですが、宿泊部は後部の5階建てになり、三ツ星(+)ながら全体的に快適なホテルでした。ただし、問題が無かった訳ではありません。
19:30 ホテルに到着。この種のホテルには珍しく、正面入口には階段がありました。
このツアーはスーツケースは自分で移動です。ロビーまで何とか運びました。
しばしロビーで部屋割りを待ちました。総勢40人のツアーのこと、時間がかかる。添さんから明朝の予定と部屋のキーを受取り、各自で部屋に向かった。フロント建屋の後方に5階建ての宿泊部がある。我々の部屋は405でした。日本の5階ですが、渡り廊下からは確か2階上だったと思う。エレベーターを使用です。
19:58 入室。こざっぱりした部屋でした。

入室後の非常ベル: 
部屋の写真を撮り終えたころ、けたたましく非常ベル(火災報知器)が鳴り響きました。電話機に飛び付き、フロントのキーを探すが見つけれない。オペレーターの番号を押す。このような時には当然ながら、誰も出ない・・・。その間にワイフは廊下の様子を見る。同じ階の客は避難し始めていた。

我々も全てを置いたまま大急ぎで階段を使ってロビーに行き、ホテルの外にでました。次々に宿泊客が駐車場に避難してきた。特別な誘導ということもなかったように思いますが、兎に角、全員が外に避難です。そのうち非常ベルは鳴り止み、避難は解除されました。大騒ぎだったのですが、別に消防車が来た様子もなく、ホテルから直接には何の説明もありません。誤作動かも知れませんが、人騒がせなことでした・・・。
1998年のロンドン旅行でもテート美術館でお茶の時に非常ベルが鳴り響き、館外に避難したことがあった。この時は消防車が1台きましたが、ボヤでも何でもなかった。ケーキと紅茶は、残念ながら放棄となりました。
偶然ですが、イギリスでは妙な経験を重ねたことになる・・・(笑)。

部屋に戻り、スーツケース類を片づけた。広さはともかく快適そうな部屋でした。ただ、トイレに問題があり、何度かレバーを押さないとフラッシュしてくれないので不便に感じた。不思議にも使用するに従ってこの問題は治まりました。他には特に・・・。

ホテルで夕食: 
20:25 ホテル3階のレストランに入る。4人用テーブルでは軽井沢から参加の女性2人組と同席だった。
飲み物はスープがあるので注文しなかった。イギリスの水道水は飲めるといいます。現にメンバーの多くはテーブル上の水差しからコップに入れて飲んでいる。私は過去に1度ロンドンでお腹を壊した経験があり、生水は最初の数日は全く口にせずミネラルウォーターのみでした。まさに「羹(アツモノ)に懲りて膾(ナマス)を吹く」とはこの事でしょう。
テーブルにはクッペ1個が皿に、薄切りバター4枚(人数分)が共用小皿にあった。最初はカップに入った野菜スープ。メーンは白身魚のソテーとキャロットとグリーンピースの付け合せ、デザートはカットフルーツのミックスでした。特に美味とは言えなくとも、食べ易い味付けだったし、量的にも我々には丁度の感じです。
21:30 レストランを出る。

明日の予定: 
06:30 モーニングコール/我々は5:30起きの予定です。
06:30 朝食、3階のレストラン、ヴァイキング形式。
08:00 出発。
添さんの部屋:5-126
添さんの携帯番号:0081-90-xxxx-xxxx
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