月のことば

他人の悪いことはよく見えるが
自分の悪いことはわからないものである
そこで自分がわかるほどの
悪いことであれば
それはよくよく悪いからこそ
自分にさえ知れるのだと思って
心を改めねばならない

蓮如上人一代記聞書

−平成18年12月−

自分は人間ができているけれど
相手は人間ができていないと思っている
このことから自由に
なることはむつかしいが
そこを見逃していてはいけないと思う

−平成18年11月−

よい教えを聞いて
なるほどと思い
それを実行しようとする
しばらくはやってみるが
じきに続かないことを知る
そうして日はすぎていく

今  救われる道を求めるべきだ

−平成18年10月−

自分には甘く
相手に多くを求める
そうした存在である自分をみつめ
そこからスタートする

−平成18年9月−

仏教というのは無我の教えです
無我というのは
けんかしないということです
けんかということは
我と我がぶつかりあうことですから、
こと簡単ですよ

結城令聞ゆうきれいもん
1902-1992

−平成18年8月−

自分自身を嫌わないで
自分自身を憎まないで
自分自身を甘やかさないで

南無阿弥陀佛とは
自分自身の安住できる
場のあったことの発見

−平成18年7月−

妄念は凡夫の地体なり
妄念のほかに  別に
心はなきなり

−横川法語より−

−平成18年6月−

自分探しをしてみても
わからぬ  わからぬ
自分がわからぬ
わからぬ自分に
自分があった
南無阿弥陀仏の中に
自分があった
それを教えてくれたのは
おしゃかさまであった

−平成18年5月−

ねんぶつを
もうすと  いうけれど
もうさせていただく
なむあみだぶつ

浅原才市あさはらさいち
1850-1932

−平成18年4月−

何か事をするとき
今日が初めてである
そんな気持ちで
事をする
それがどうも
よさそうだ

−平成18年3月−

受けがたき
人間の身を
受けて
よかったと
思えるような
人生を
おくりたい

−平成18年2月−

招待状

すべての人のところへ
阿弥陀さまからの
招待状が
届いている

−平成18年1月−