[m5pro 本体]
1980年代前半に市販されていたホームパソコン m5pro。私が初めて購入したPCです。
テレビにつなげて使うタイプのPCで、ソフトはカートリッジ型の ROM で提供されていました。
しまい込んでいたモノを 2004年年末になって引っ張り出してきたので、非常に汚れが目立ちますが
実際に動作するのを確認できました。懐かしいです。
カートリッジ挿入スロットは、上部の蓋を開けた中にあります。
スロット蓋の裏側には、なぜか付属品でない BASIC の説明があります。
カートリッジを挿入するとこんな感じになります。
キーボードはゴム製で、プニプニしてます (^_^;
今のPCのように F1, F2, F3 ... のようなファンクションキーはなく、FUNCキーが1つだけあり、
FUNCキーとその他のキーを組み合わせてファンクションキーの役割をしていました。
キーの左上に薄く書いてある単語がファンクションキーを押したときに自動入力される単語です。
つまり、[FUNC]+[R] の入力で [R][U][N] と入力したのと同じことになります。BASICだけでしょうけど。
これのおかげで、人差し指でちまちま入力しても、そこそこ短時間で入力できたので、m5 でタッチタイプ
はマスターできませんでした (^-^;
背面です。
向かって左から、ACアダプタ接続端子・データレコーダ接続端子・プリンタ接続端子・ジョイスティック
接続端子×2・オーディオ出力端子(モノラル)・ビデオ出力端子・RF出力端子です。
オーディオ端子には AUDIO ではなく SOUND と書かれています。
プリンタ端子は、一応セントロニクス準拠の14ピンらしいですが、形状があんななのでMSX用プリンタ等
をつなげる場合は変換コネクタを作らないと繋がりません。
データレコーダ端子は、MSXと同じピン配です。そういう規格があったのか、あるいはMSXが真似たのかは
知りませんが、m5 用の m5純正データレコーダ&データレコーダケーブルを、MSXで使ってました。
これを購入したのは 1985年で、なんと9割引で、フルセットでした。
3インチフロッピードライブ・熱転写式サーマルプリンタ・ゲームカートリッジ15本・BASIC-G(ゲーム制作向け)
BASIC-F(算術計算向け)・FALC(表計算)・データレコーダ・ゲームカセットテープ5本・ジョイスティック2本
拡張ボックス(カートリッジスロットを3つに増やす装置)・32KB拡張RAMカートリッジ
3インチフロッピーは BASIC-F からしか使えず、いろいろ使い勝手が悪かったのであまり使わなかった覚えがあり
ます。
当時小学生だった私は、夢中になって BASIC-G のマニュアルを読んだので、いまではとても人に見せられないくらい
ボロボロになってます。逆にあまり読まなかった BASIC-F や FALC のマニュアルは年相応の風化のみです。
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