[1chipMSX]

VM2413 AttackTable の量子化ノイズ軽減

※情報の正確さは保証できません。

OPLL のエンベロープで AttackRate なる設定値があります。
このパラメータによって、音色の立ち上がり音量変化を定義しています。
OPLL では、この音量変化が曲線になっていますが、VM2413 では、その曲線を再現するために AttackTable という
曲線波形メモリを用意して、その読み出しにより曲線変化を再現しています。
この AttackTable が粗いので、補間によって滑らかにしてみました。

まずは、補間前の AttackTable の波形を fig.1 に示します。


fig.1 AttackTable (補間前)

細かい理屈の方は SineTable と同じです。
補間のタネとして 15bit もありましたが、出力データ自体が 7bit なので、タネも上位 8bit しか使ってません。
(微分値の最大分解能あれば十分なので 8bit でも多すぎる位ですが、念のため)


fig.2 AttackTable (補間後)

上の fig.1 と比べて波形が滑らかになっているのが確認できると思います。

修正は、最新版デザインデータに含まれています。


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