水無月壱日 月齢01.3

シュシュマレフ

夜、何気にテレビを見ていたら
アラスカのシュシュマレフのことについての番組が流れた。
シュシュマレフ村は写真家星野道夫ゆかりの場所だ。
番組でも星野さんとそのゆかりの人たち、
アレックス、クリフォード・ウェイオワナなどが登場。
しかも番組のプロデューサーが大谷映芳氏。
地球温暖化の影響で島の海岸線が侵食され
いずれ島が消滅し
村ごと移住しなければならないかもしれないとか。
星野さんが存命だったらどう思うのだろう。
移住するにしても莫大な費用が必要だという。
それにしても
故郷が消えてなくなるって
どんな感じだろう?
生活の場を失うだけでなく
心のよりどころを失うこと?
昔ドラマ化された小松左京の「日本沈没」をみたけれど、
そんなことが本当に起こるなんてね。


皐月参拾壱日
月齢00.3

いくつになってもね

台風雨。
朝いきつけの美容室へ。
市内の美容師さん達は
月2回交替で市民病院に行っているそうだ。
「看護婦さんが短く切ってというけど
かならず本人の意思を確かめるのよ」というY子さん。
職員の都合でお年寄りの髪を短くしようとするのはワタシも大反対。
いくつになっても女性なのよ!と思う。


皐月弐拾五日
月齢24.0 月出01:36 月没3:16

大人のお洒落

研修で東京へ行く。
帰りは銀座へ。
「いま、小津安二郎」という本を買う。
今年は生誕100年で雑誌でもいろんな特集が組まれたりしているけれど、
この本は小津のお洒落と愛用品や
食の好みなどについて書いてあってなかなか面白い。
小津は女優さんの衣装を全部自分で決めていたらしい。
小津映画のファッションというと「麦秋」の
原節子の白いブラウスとフレアスカートを真っ先に思い出す。
プライベートでの彼女が
どんなファッションを好んでいたかは知らないけれど
彼女のあの姿はいつみても
古さを感じさせず素敵だ。
本の中でスタイリストの原由美子さんが
小津映画のファッションについて書いているが、その中に
「情報も、持っているモノも少なかった時代。
それだけに生活のリズムは確立していた。
短期間の流行に惑わされず、大人のお洒落ができた。
全世代に共通する“粋な拵え”があった。
思えば、羨ましい時代です。」とあった。

自分に本当に似合うものを流行に関係なく着て、
それが素敵に見えたらほんとうにお洒落ですね。

皐月弐拾四日
月齢23.0 月出01:10 月没2:18

恥ずかしいよぉ〜

午後、うさぎカンパニーに行く。
去年撮った写真を持っていったら、
ワタシのHPのうさぎカンパニーのことを書いたページを
お友達がコピーしてくれて見ましたとのこと。
とても喜んでいただいた。
秘密の桜が良かったといわれて恥ずかし〜〜〜!


皐月弐拾壱日
月齢20.0

決して癒えない傷を負ったままの

「ニュース23」の土師守さんのインタビューを見る。
殺害現場となった「タンク山」にはいけないし、
これからも行く気はないと言う
心情は察するに余りある。
どこでどう歯車が狂って
あのような凶行がおきてしまうのか?
事件直後いろいろな「専門家」がテレビに登場して分析してみせても
同様の残虐な少年犯罪は増えるばかりだ。
人のいのちは強くて脆い
それを教えてみせる大人も
まわりにいないのかなあ

皐月四日
月齢03.0 月出06:14 月没21:07

春の陶器市

恒例の益子の陶器市に行ってきました。
テントで売ってた2500円の博多織の半巾帯を
おまけしてもらって2300円で購入。
陶芸広場にスターネットの馬場浩史さんが来ていました。
相変わらずカッコイイ人です。
最初にこの人をスターネットで見たとき
タダモノではないな〜と思ったものですが、
それもそのはず故クマガイトキオの右腕だったらしい。
益子のいつもの花屋さんで
バイカウツギ、白花京鹿の子、マジョリカというピーチピンクの薔薇を、
途中のドライブインの園芸店で斑入りの都忘れを買ってきました。
ドライブインの駐車場には八重桜が咲き残っていて、
本年最後の桜のお花見ができました。
家に帰ったら、苧環と紫木蓮が咲き出していました。


卯月壱日

4月の魚

新年度の始まりです。
昨夜寝る直前、「明日はエイプリルフールだ」と思い出し、
高橋幸宏の「4月の魚」のサントラCDを
ひっぱりだしました。
「4月の魚」はフランス語で「エイプリルフール」のことだそうです。
毎年4月になると、この映画のメインテーマの曲が聞きたくなります。
そして今日から職場ではキャップレスになりました。
今までのようにとにかく髪をキャップの中に突っ込んで(!)しまえば
OKというわけにはいかなくなり、更衣室の洗面所で
一生懸命髪をアップにしました。
キャップレスのワタシたちの姿、患者さんたちには
エイプリルフールの冗談みたいに見えたかも。


弥生弐拾八日

月齢25.4 月出03:26 月没13:29

春は太鼓の音に乗って

今日は午前中新人オリエンテーションの担当分の原稿作りをして、
休みだというのに職場に行きました。
キンチョーしながら、1時間ほど喋った後とっとと家に舞い戻り、
夕方同僚と駅で待ち合わせて、送別会に出席しました。
久しぶりの「和牛」のステーキは美味しいけど、
この間の鮑のステーキの方が美味しかったなあ。
近頃の私はすっかりお肉にワインより、刺身に日本酒党になってしまったなあ。
駅近くの道で同僚の車から降りて夜道を歩いていると、
遠くからドコドコと音が聞こえてきます。
弥生祭のお囃子の練習が始まったのだなあ。
そうか春になるんだなあ。
今年は3月になっても寒くてま〜だまだ春は遠いと思っていたけれど
暦だけはしっかり春にまっしぐらです。