神無月参拾日 月齢13.4

和・環・輪・我・話・把

11月1日は職場の人事異動。
新しい部署へいく人も迎える側も、
不安な思いは同じ。
今回は迎える側の私は、新メンバーでの仕事の分担を考えたり、
などなど頭のなかはぐるぐる状態(苦笑)
人一人の存在の力はなかなかあなどれません。
人の和のバランスは微妙なもので、
それまでの職場のカラーががらっと
変わってしまうこともありますよね。
最優先事項は業務上の事故防止。
そのためには良いチームワークが大切。
人間関係がギクシャクしていては、コミュニケーションが取れず、
結果仕事はスムーズにはかどらず、
様々なアクシデントを招きます。

仲間への思いやり。
相手の意見を聞くことができる耳。
意見を言い易い環境。
イイ人間関係作りって、それぞれが努力しないと難しいかな?


神無月弐拾参日 月齢06.7

18年目

人それぞれに“忘れがたい日”というものがあると思います。
私にとって今日10月23日はそんな日のひとつです。

10月23日は「高橋徹」というレーサーの命日です。
1983年当時日本の自動車レースでは、F2がトップのカテゴリーだったと思いますが、
その年の春、文字通り彗星の如く登場した新人F2レーサーが彼でした。
私は浮谷東次郎の「がむしゃら1500キロ」という本がきっかけで、
レースの世界に興味を持ち始めたころで、
テレビ中継で偶然彼を目にしていっぺんでファン(はっきり言ってミーハー)
になってしまいました。
しかし1983年10月23日、富士スピードウェイでのレース中
事故をおこした彼はそのまま帰らぬ人となってしまいました。
のちに彼の人生について書かれた「たった一度のポールポジション(一志治夫著 講談社)」
を読んで、「天才」「10年に一人の逸材」「最もF1に近い男」と称され、
周囲から多大な期待をかけられた彼の苦悩を知りました。
天賦の才能
望んだ者すべてには与えられないもの
しかし持ちえた者には、持たぬ者以上の苦しみを
同時に与えられるのかもしれません。
「たった一度のポールポジション」で一番印象的だったのは、
彼の悲報を聞き駆けつけたお母様が、
レース関係者にイの一番に「顔にキズしてますか」とたずね、
「全然ありません」という返事に安心された、
というくだりでした。
周囲の期待に押し潰されそうになりながら必死に頑張る息子を
遠くから見守っていた母親の万感の思いが、
この一言に凝縮されているように思えてならないのです。
あれから18年
私の部屋には今も変わらず、カーナンバー3のレーシングカーを操り、
サーキットを疾走する彼の姿があります。


神無月八日 月齢21.1 
土星食(3:30〜4:30頃北日本のみ)
ジャコビニ流星群極大

避けられないこと?

今日は朝早起きして、
花の写真を撮って、昨日買ってきたお花を植えて、
などといろいろ計画していたのですが・・・
朝ネットにつないでみると、最初に目に飛び込んできたのは
ニュースページのアメリカの軍事行動開始の記事でした。
とうとう始まってしまったのですね。
どんな理由があろうと、一番辛い目に遭うのは、子供達ですよね。
ましてアフガンの小さな子たちには
生まれた時から「戦争が日常」だなんて酷すぎます。
食料援助もあわせて行うといっても、
それが本当に確実に彼らのもとに届くものなのでしょうか?
テロの被害にあったNYの市民も
軍事行動を疑問視する声もあるようですし、
これしか解決の方法はないのかと思うと
悲しいですね。


神無月六日 月齢19.1

華やかにひそやかに

今夜は地元の花火大会
以前は真夏に行っていたのを
数年前から秋にお引越し、となりました。

夏の花火には浴衣にビール
露店の賑わいが似合いますが、
秋の花火はまた違った風情があって
なかなかいいものです。

家の縁側からお酒をゆっくり頂きながらみることができました。

花火の残響のあとに聞こえてくる虫の音。

さあ、これから本格的な紅葉シーズンが訪れます。
山々がいっせいに色づき、散っていく様も
また花火の如し、でしょうか。