恋に落ちたシェークスピア
SHAKESPEARE IN LOVE
★★★★★ 1998年 アメリカ 2時間2分
監督 ジョン・マッデン(コレリ大尉のマンドリン)
出演 ジョゼフ・ファインズ(スターリングラード)
グウィネス・パルトロー(大いなる遺産)
ジェフリー・ラッシュ(パイレーツ・オブ・カビリアン)
ジュディ・デンチ(ショコラ/シッピング・ニュース)
ベン・アフレック(パール・ハーバー)
1993年芝居熱が過熱するエリザベス朝のロンドン。人気劇作家の若きシェークスピア(ジョゼフ・ファインズ)は、オーナー(ジェフリー・ラッシュ)が借金取りに終われている芝居小屋から頼まれ新作を書くが、スランプに陥ってなかなか筆が進まない。そんな時に巡り合ったのが役者志願で、裕福な商人の娘・ヴァイオラ(グウィネス・パルトロー)。当時女性が舞台に立つことは禁じられていたので、彼女は男装をしてトマス・ケントとして芝居のオーディションを受けにきたのだ。シェークスピアとヴァイオラは恋に落ちるが、彼女には女王陛下(ジュディ・デンチ)が認めたフィアンセがいて、もうすぐ結婚式を控えた身。
ある日シェイクスピアが、去りがたい思いで庭に身を隠しているとバルコニーにヴァイオラが姿を現した。彼は「愛するお方……」と呼びかける。その日から、シェイクスピアのペンは、流れるように愛の物語を生み出した。二人は隠れて逢い引きを重ねつつ、それと同時にシェークスピアは「ロミオとジュリエット」の脚本を仕上がっていく。果たして二人の恋は叶うのか、初日の幕は無事に開くのか…。アカデミー賞主要7部門を獲得した古典派ラブ・ロマンス。 
グウィネス・パルトローは「大いなる遺産」を先に見ていて、いい女優だなと思っていました。そうしたらアカデミー賞の受賞式で思いもかけず彼女が主演女優賞です。それ以来グウィネスを意識して見てます。この映画はテンポもあるしコミカルに仕上がって肩が凝らないし、グウィネスも大柄(178cm)なのにすごく可愛いいです。 ジェフリー・ラッシュ、ジュディ・デンチなど脇役も良くて、僕のお勧め作品です。


恋におぼれて
ADDICTED TO LOVE
★★★★☆ 1997年 アメリカ 1時間41分
監督 グリフィン・ダン
出演 マシュー・ブロデリック
メグ・ライアン
ケリー・プレストン(ザ・エージェント)
チェキー・カーヨー
小さな町に住む天文学者サム(マシュー・ブロデリック)はいきなり別れの手紙をよこした恋人リンダ(ケリー・プレストン)を追ってニューヨークへ。探し当てた彼女はアントン(チェキー・カーヨー)というフランス人と同棲中だった。ふたりが住むアパートメントの向かいにあるボロアパートの一室に住み着き、彼らの行動を一日中監視することに。そんな時、サムはカメラ・ウーマンのマギー(メグ・ライアン)と出逢う。彼女はアントンの元恋人で彼にフラれた仕返しに、恋人も仕事も奪ってやろうと復讐に燃えていた…。自分を振った元恋人たちの仲を裂こうと画策する男女が、いつの間にか互いに恋してしまうラブ・コメディー。
メグ・ライアンは本当に可愛いです。ラブコメとしてもよく出来てます。気楽に見れて笑しくていいですよ。


恋のからさわぎ
10 THINGS I HATE ABOUT YOU
★★★☆☆ 1999年 アメリカ 2時間35分
監督 ジル・ジャンガー
出演 ヒース・レジャー
ジュリア・スタイルズ
ジョセフ・ゴードン=レヴィット
ラリサ・オレイニク
パデュア高校に転校してきたキャメロン(ジョセフ・ゴードン=レヴィット )はたちまちビアンカ(ラリッサ・オレイニク)に夢中になってしまう。ビアンカには姉キャット(ジュリア・スタイルズ)がいる。産科医の父親は娘にデートもさせないほど厳しい。しかもキャットは,読書家で男を馬鹿にしており、ビアンカは全くの子供で男と出かけることだけを夢みている。父親はビアンカに姉のキャットも一緒に出かけるならデートをしても良いという。この事情を知ったキャメロンは金持ちのバカ息子を通して、パット(ヒース・レッジャー)にキャットを誘惑してもらう。厳格な良家の子女のデートを巡る騒動を描いた恋愛コメディ。
シェイクスピアの「じゃじゃ馬ならし」が原案としてありますが、けっこう真面目に作られた正統なアメリカの学園ドラマです。最後にはプロム(prom=卒業記念大ダンスパーティー)があり、高校の授業などアメリカの文化を知るにもいいです。しかしこの原題もいい、邦題との違いも面白いですね。


恋のトルティーヤ・スープ
TORTILLA SOUP
★★★★★ 2001年 アメリカ 1時間44分
監督 マリア・リポル
出演 ヘクター・エリゾンド
ジャクリーン・オブラドース
コンスタンス・マリー
ラクエル・ウェルチ
妻と死別して15年、メキシコ料理のシェフ、マーティンは、毎週日曜日ごとに3人の娘と食卓を囲むのが習慣だった。そんなある日、彼は次女の親友の母親と出会い…。初老の男性と娘たちの絆を描いたドラマ。
こういう小品が好きです。料理作りが冒頭から出てきますが、これもお気に入りの理由です。1年以上前に検索したときは画像があったのに今はないです。ビデオもDVDも発売されてなくて残念です。


ことの終わり
THE END OF THE AFFAIR
★★★★☆ 1999年 アメリカ/イギリス 1時間41分
監督
ニール・ジョーダン(インタビュー・ウイズ・バンパイア)
出演 レイフ・ファインズ(レッド・ドラゴン)
ジュリアン・ムーア(妹の恋人/めぐりあう時間たち)
スティーブン・レイ(ヤング・ブラッド)
イアン・ハート
1940年代のロンドン。作家のモーリス(レイフ・ファインズ)が雨の中、夜の公園を歩いている隣人マイルズ(スティーヴン・レイ)に会う。マイルズは英国政府の高官でナイトの称号を得ている。彼はモーリスに妻のサラ(ジュリアン・ムーア)が浮気をしているらしく、探偵事務所に頼むかどうか迷っているという。ところが2年前の第二次大戦の間、そのモーリスとサラは愛し合っていたのだ。そして1944年6月にロンドンが空襲を受けた日に起きたことは…。ついに想像すらできなかった愛の真実が明かされる。作家と高級官僚の妻との激しい愛を描いたグレアム・グリーンの小説「情事の終わり」を映画化したラブロマンス。
映像が美しく登場人物も少なくしっとり落ちついたいい映画です。ジュリアン・ムーアも綺麗です。見終わった時は難解というか理解しづらい点があるのですが、思い出すといい映画だなって思います。


コヨーテ・アグリー
COYOTE UGLY
★★★★★ 2000年 アメリカ 1時間42分
制作
監督
ジェリー・ブラッカイマー
デヴィッド・マクナリー
出演 パイパー・ペラーボ
アダム・ガルシア(タップ・ドッグス)
マリア・ベロ
21才のヴァイオレット(パイパー・ペラーボ)はソングライターになる夢を胸にニューヨークにやってきた。だがデモ・テープはことごとくボツ。所持金も底をつき、職を得るためにクラブ・バー“コヨーテ・アグリー"の扉を開けた。そこは弁護士や女優を目指す女性バーテンダーたちが、カウンターの上で過激なダンスを繰り広げるホットな店だった。最初は萎縮しがちだったヴァイオレットだったが、ひょんなことから披露した自作の歌が客の熱狂的な支持を得る…。実在のクラブを舞台に、夢を追うヒロインの姿を描く青春ドラマ。
こういう映画は屈託のなくて最高ですね。それも制作がジェリー・ブラッカイマーとくれば納得。『フラッシュダンス』の大ヒット以来『トップガン』『アルマゲドン』『タイタンズを忘れない』など彼が手がけたヒット作は数知れません。とにかくストーリーは至って簡単、気分爽快なエンディングです。ぜひご覧になって下さい。そしてNYに行ったら絶対にコヨーテ・アグリーに行ってみたくなりますよ!