シックス・センス
THE SIXTH SENSE
★★★★☆ 1999年 アメリカ 1時間47分
監督 M.ナイト・シャマラン(スチュアート・リトル)
出演 ブルース・ウィリス(ダイ・ハード/アルマゲドン)
ハーレイ・ジョエル・オズメント(A.I./ペイ・フォワード)
トニ・コレット
小児精神科医のマルコムは、長年、第一線で子供たちの“心の病”の解決に人生を捧げてきた。しかし彼は、以前担当しヴィンセントという少年を助けられなかったことに深く傷つき、最愛の妻アンナとの間にすら、深い溝ができ、人生に絶望しかけていた。そんなおり、8歳の少年コールが新しい患者として現れる。いつも何かにひどく怯え、母親リンにすら原因を明かさず、ひとり心を閉ざす彼の症状は、自殺したヴィンセントと酷似していた…。懸命の説得の末、マルコムはコールから驚愕の“真実”を聞きだす。コールは言った。「僕には死んだ人が見えるんだ」。必死の思いでコールを助けようとするマルコムの前に、科学では説明のつかない“何か”の存在が…。驚異的ヒットとなった新感覚サスペンス・ホラー。
いい映画だったのは確かですが、あまり良い印象がない。最後がね。僕はやはり幸せな映画がいいです。そしてオズメント君はすごい。病的な感じがぴったりです。サスペンスは好きじゃないけど、お勧めします。


17歳のカルテ
GIRL,INTERRUPTED
★★★★★ 1999年 アメリカ 2時間8分
製作総指揮
監督
ウィノナ・ライダー
ジェームズ・マンゴールド(ニューヨークの恋人)
出演 ウィノナ・ライダー(オータム・イン・ニューヨーク)
アンジェリーナ・ジョリー(ボーン・コレクター/ポワゾン)
ウーピー・ゴールドバーグ(ゴースト=ニューヨークの幻)
1967年。大量のアスピリンとアルコールを摂取して病院に運ばれた17歳のスザンナは、境界性人格障害と診断され両親のすすめで精神病院に入院することになる。病院は入浴にも監視のつく生活だ。その“思春期病棟”で,反社会性人格障害で脱走常習者のリサや空想虚言症のジョージーナら同年輩のさまざまな患者たちに出会う。本能のままに行動するリサを最初は警戒したスザンナは、しだいに彼女に心を許していくが…。精神病院で2年間を過ごした少女が、心の闇に光を当て自己を回復する姿を描く人間ドラマ。本作でアンジェリーナ・ジョリーがアカデミー助演女優賞を受賞。
アンジェリーナ・ジョリーを「マイ・ハート、マイ・ラブ」で見て以来大ファンになりました。ウィノナ・ライダーは本作で初めて見ましたが、すごくいいです。僕は人は病んでるのが普通だと思うのです。ぜひ見て下さい。


シュリ
SHIRI
★★★★★ 1999年 韓国 2時間6分
監督 カン・ジェギュ
出演 ハン・ソッキュ(8月のクリスマス)
キム・ユンジン
チェ・ミンシク
韓国情報機関OPの情報部室長ユ・ジュンウォン(ハン・ソッキュ)には、アクア・ショップを経営する1ヶ月後に結婚を控えた婚約者イ・ミョンヒョン(キム・ユンジン)がいる。ある時彼は相棒のイ・ジャンギルと共に暗殺犯を追跡する中、特殊8軍団が国防省の開発した新型体爆弾CTXを奪取する計画を突き止める。しかし彼らがCTX奪取情報を聞き現場に着いたときには既に盗難された後であった。そしてその奪取犯がバクムヨン(チェ・ミンシク)の特殊8軍団の要員たちであることに気がつく。だがバクムヨンの行跡を追っていたユジュンウォンは何回も目の前で敵を逃してしまい、OP内部から情報が漏れていることに気がつく。一体誰が裏切り者であるか‥。韓国にとどまらず日本でも大ヒットした傑作アクション映画。
アクション映画だけでなく、ラブストーリーとしても最高の映画です。ハン・ソッキュの「8月のクリスマス」もぜひ見て欲しい映画です。「8クリ」も5★です。


ショコラ
CHOCOLAT
★★★★★ 2000年 アメリカ 2時間1分
監督 ラッセ・ハルストレム(ギルバート・グレイプ)
出演 ジュリエット・ビノシュ(イングリッシュ・ペイシェント)
ジョニー・デップ(ギルバート・クレイブ/妹の恋人)
ジュディ・デンチ(恋に落ちたシェイクスピア)
レナ・オリン(存在の耐えられない軽さ)
フランスの小さな村に、北風と共に赤いコートをまとった二人のよそ者がやってきた。二人はヴィアンヌ(ジュリエット・ビノシュ)とその娘で、チョコレートの良さを伝えるため、世界中を転々と移り住んでいた。早速ヴィアンヌは店を借り、チョコレート店を開業すると、その新鮮な味は店に訪れた村人たちに衝撃を与えた。しかし村のリーダーであるレノ伯爵は店への出入りを村人に禁止する。そんな時、若く美しいジプシーの青年ルー(ジョニー・デップ)が村にやってきた。彼はヴィアンヌに好意を抱き、協力していく。そうして村は少しづづ変って行くのだが・・・。閉鎖的な村にチョコレートで新風を巻き起こした女性のハートフル・ストーリー。
ジョニー・デップがやっぱりカッコいいですね。「耳に残るは君の歌声」などジプシー役がぴたりです。また実際ミュージシャンとしても活躍するデップのギター演奏も最高。ヴィアンヌ役のジュリエット・ビノシュも、その表情には包み込むような優しさと強さがにじんで、なんとも魅力的です。絶対にお勧めの映画です。


スコア
THE SCORE
★★★☆☆ 2001年 アメリカ 2時間4分
監督
フランク・オズ
出演 ロバート・デ・ニーロ(タクシー・ドライバー/フローレス)
エドワード・ノートン(僕たちのアナ・バナナ)
マーロン・ブランド(ゴッド・ファーザー/地獄の黙示録)
スゴ腕の泥棒ニック(ロバート・デ・ニーロ)はこの仕事から完全に足を洗い、ガールフレンドのダイアン(アンジェラ・バセット)と腰を落ち着かせ、ジャズ・クラブの経営を始めようとしていた。そんな中パートナのマックス(マーロン・ブランド)が報酬400万ドルという大きな仕事をもちかける。そしてニックは若いジャック(エドワード・ノートン)と組み計画を進める。この仕事は、「パートナーを持たない」「住んでいる町では犯罪を行わない」というニックのルールに反するものであったが、“ビッグ・スコア”のためにニックは着々と計画をすすめていくのだったが…。3世代演技派の共演は見ものの泥棒映画。
デニーロ、M・ブランド、E・ノートン、すごい顔ぶれなので見たけどあまり内容を覚えてません。(苦笑)


スネーク・アイズ
SNAKE EYES
★★★★☆ 1998年 アメリカ 1時間38分
監督 ブライアン・デ・パルマ(ミッション:インポッシブル)
出演 ニコラス・ケイジ(天使のくれた時間/60セカンズ)
ゲイリー・シニーズ
ルイス・ガズマン
1万4千人の観衆が詰めかけたヘビー級ボクシング・タイトルマッチの最中、VIP席にいた国防長官が暗殺された。刑事リック(N.ケイジ)はダン中佐と共に観衆をスタジアムにとどめ捜査を始めるが、捜査を進めるうち、そこに巨大な陰謀が仕組まれていることに気付くのだが・・・。エンド・クレジットが流れてからも“ラスト・ミステリー”が仕掛けられている。工事現場のコンクリート支柱に妖しく光る深紅の輝き。その正体は何か? サントラはあの坂本龍一が自らニューヨーク・フィルを指揮したサスペンス・アクション。
この映画、粗筋で書いた「支柱に妖しく光る深紅の輝き」でずいぶんもめたんです。「あれは何か」って。
でも僕は深く考えすぎって、答えました。そもそも「SNAKE EYES」は、バックギャモンの「1」のぞろ目の意味から、決定的な敗北とか最後の大逆転の意味なんです。とにかく、見て悪くない映画です。