ハバナ
HAVANA
★★★☆☆ 1990年 アメリカ 2時間25分
監督 シドニー・ポラック(チェンジング・レーン)
出演 ロバート・レッドフォード(明日に向って撃て!/スティング)
レナ・オリン(存在の耐えられない軽さ1/蜘蛛女)
ラウル・ジュリア(アダムス・ファミリー2)
革命の嵐近づく1958年、キューバの首都ハバナ。世界最大のカードゲームに挑むギャンブラー、ジャック。しかしその夢は、彼の前に現われた美しい革命家の妻ボビーによって崩れ、運命の手に引かれるように激しい恋へとおちていく…。ラブロマンス。
フロリダやキューバ、ジャマイカっていうだけで憧れてしまって見てしまいます。ロバート・レッドフォードはやっぱりカッコいいですね。内容は2時間半はやっぱり長いです。以上


初恋のきた道
THE ROAD HOME
★★★★☆ 2000年 アメリカ・中国 1時間29分
監督 チャン・イーモウ
出演 チャン・ツィイー(グリーン・デスティニー)
チョン・ハオ
スン・ホンレイ
教師をしていた父の死の知らせを聞いて、数年ぶりに故郷の村に戻ったルオ・ユーシェン(スン・ホンレイ)。母のディは、病院にある父の遺体を村まで運ぶのに、昔のしきたりどおり棺をかついで運んでくれと言って譲らなかった。仕方なく、棺のかつぎ手を集めるユーシェン。棺にかける布を母が織る音を聞きながら、彼は、村の語り草になっている、若き母(チャン)と父チャンユー(チョン)のなれそめを思い出す。
中国北部の小さな村。都会からやって来た若い教師に恋した少女(チャン・ツィイー)は、その想いを伝えようと手作り料理を届ける続ける。しかし時代の波が二人を引き裂こうとしていた…。若き教師と村の少女の初恋を描く珠玉のラブストーリー。
なんと言ってもチャン・ツィイーが可愛い!そして自然の中での「小さな恋」。それだけで泣けます。


ハロー、アゲイン
THE DARKEST LIGHT
★★★☆☆ 1999年 イギリス 1時間31分
監督 サイモン・ボーフォイ
出演 スティーブン・ディレーン(めぐりあう時間たち)
ケリー・フォックス
ケリー・アーノルド
カヴィータ・スンガ
イングランドのヨークシャー。キャサリンは牧場を営む両親と暮らす元気のいい女の子。弟マシューの白血病が治ることを毎日願っている。ある日、彼女は転校してきたばかりのインド系の少女ウマと谷で不思議な体験をする。キャサリンはウマと見た不思議な”光”を弟が回復する予言と信じるが、両親は耳を貸さない。さらに、牧場の家畜が口蹄病で次々と死ぬ災難に見舞われ、病気は村全体に広がる。奇跡を信じる少女の姿が次第に大人達に生きる勇気を与えていく様を描いた人間ドラマ。
地味だけど、感染病の羊を抱えて村から疎外された上、白血病の子供を抱える家族の姿を丁寧に描いて、いい映画でした。作品とは別に、イングランドの農村のありのままを見る事が出来たのも収穫かな。


ビッグウェンズデー
BIG WEDNESDAY
★★★★★ 1978年 アメリカ 1時間58分
監督 ジョン・ミリアス
出演 ジャン・マイケル・ヴィンセント
ウィリアム・カット
ゲイリー・ビジー
ロバート・イングランド
バーバラ・ヘイル
1962夏。カリフォルニアの海岸で、マット(ジャン・マイケル・ヴィンセント)、ジャック(ウィリアム・カット)、リロイ(ゲイリー・ビジー)の三人はサーフィンに夢中になっていた。日が昇れば波乗り、夜になれば仲間たちとパーティと、自由気ままに若さを謳歌する日々が続いていた。しかしベトナム戦争が始まり、若者たちに戦地への召集が掛かる。様々な策を投じ、何とか入隊を拒むマットやリロイたち。自ら志願し、戦地へと赴くジャック。望まずにも戦地へと送られる友人たち。こうして楽しい日々は終わりを告げる。数年後、ビッグウェンデーの到来を告げられ、捨てきれない夢を抱えたままビーチへ足を運ぶマット。そこには同じ思いを持った、あの頃のままのジャックとリロイが待っていた。
大好きな作品ほど何も語れなくなります。思い出すだけで胸が熱くなります。どの場面も大好きですが、僕の一番は、ビッグウェンデーが来た朝、マットがボードをピックアップに積み、それをペギーが静かに見守るシーンです。


ヒマラヤ杉に降る雪
SNOW FALLING ON CEDARS
★★★☆☆ 1999年 アメリカ 2時間8分
監督
スコット・ヒックス(シャイン/アトランティスのこころ)
出演 イーサン・ホーク(大いなる遺産/トレーニングデイ)
工藤夕貴
マックス・フォン・シドー(エクソシスト)
第二次大戦からの復興が進む1954年ワシントン州サン・ピエドロ島。漁に出た男が溺死し、日系人カズオ・ミヤモトが殺人容疑で逮捕される。裁判所にはその妻ハツエと、複雑な思いで彼女を見守る新聞記者イシュマエルの姿があった。幼い日、イシュマエルとハツエは、互いに心を許しあった仲だったのだ。歳月を経て複雑に重ねられた二人の愛の断層が、ある殺人事件を媒介に哀感と叙情を込めて描き出される。ヒューマンドラマ。
工藤夕貴のハリウッドで仕事ぶりを見たくて見ました。彼女の英語に感心しました。物語は戦争と人種偏見という重いテーマがあるので、全体に暗い感じに仕上がってます。でも、映像が綺麗でしたね。


フェイク
DONNIE BRASCO
★★★★☆ 1997年 アメリカ 2時間7分
監督 マイク・ニューウェル
出演 アル・パチーノ(ゴッド・ファーザー/インソムニア)
ジョニー・デップ(ショコラ/パイレーツ・オブ・カリビアン)
アン・ヘッシュ
マイケル・マドセン
1970年代半ばから6年間、ニューヨークのマフィアに潜入したFBI捜査官の実話。ドニー・ブラスコという偽名でたった1人覆面捜査をして、巨大ファミリーを壊滅させた彼を演じるのはジョニー・デップ。もう1人の主人公レフティ役にアル・パチーノ。いつかは昇格してやろうと夢みるうだつのあがらないマフィアの役を、パチーノが悲しいまでに演じている。ドニーも仕事としてマフィアを陥れる罠を仕掛けていくものの、レフティとの絆は深くなっていく…。男と男のドラマ。
アル・パチーノは哀愁漂って切ないほど。ジョニー・デップもいい役してます。それぞれがカッコいい。これが実話だというから、アメリカってすごいですよね。なかなかいい映画でした。