アイ・アム・サム
I am Sam
★★★★☆ 2001年 アメリカ 2時間13分
監督 ジェシー・ネルソン
出演 ショーン・ペン(ギター弾きの恋)
ミシェル・ファイファー(恋のゆくえ)
ダコタ・ファニング
知的障害のために7歳の知能しか持たない父親サム(ショーン・ペン)は、なんとか働きながら一人で愛娘ルーシー(ダコタ・ファニング)を育てていた。二人は外出恐怖症で家に閉じこもっている隣人のアニーや、サムを見守る仲間たちに囲まれ幸せに暮らしている。しかしルーシーが7歳になった時、サムは父親としての能力に欠けるとソーシャルワーカーにルーシーを奪われてしまう。どうしてもルーシーを取り戻したいサムは、敏腕で知られる女性弁護士リタ(ミシェル・ファイファー)のもとを訪ねるのだが…。ヒューマンドラマ。
期待に違わず良かったです。なんと言ってもルーシーを演じたダコタ・ファニングの可愛さに参りました。本当に可愛い!見終わってから「ペーパームーン」のテイタム・オニールやレオン」のナタリー・ポートマンを思い出し、彼女たちのように素敵な女優さんになって欲しいなと思いました。お涙ちょうだい映画だけではなく、裁判のシーンなどずいぶんよく出来てる映画だと思いました。


愛ここにありて
Here on Earth
★★★☆☆ 2000年 アメリカ 1時間38分
監督 マーク・ピズナースキー
出演 クリス・クライン
リリー・ソビエスキー
ジョシュ・ハートネット(パール・ハーバー)
資産家の父を持つケリー(クリス・クライン)は高校の卒業への解放感から、父に買ってもらったベンツに乗り、町で人気のダイナー“メーブルス・テーブル”に立ち寄った。そこで働くサマンサ(リリー・ソビエスキー)と親しく話したことから、ケリーは地元の若者ジャスパー(ジョシュ・ハートネット)と口論となり、ついには車で競争することになる。しかし車の暴走でサマンサの店を全焼させてしまう。裁判で有罪の代わりに店を直すように言われたケリーとジャスパーだったが、サマンサをめぐり、たびたび争いを起こす。しかしサマンサの気持ちは、幼なじみのジャスパーより母親のいない孤独な影を持つケリーの方に流れていった…。不治の病に冒された少女と彼女を愛するふたりの青年を描いたラブロマンス。
若手スター・トリオによるティーン版「ある愛の詩」という事です。 ただ、リリー・ソビエスキーが不治の病なのに健康そのものに見えます。ジョシュ・ハートネットは、パール・ハーバーの時もそうだったけど、ちょっとシャイで暗めな役がいいですね。ラブストーリーとしては、時間つぶしに見るならいいんじゃないかな。

愛のエチュード
THE LUZHIN DEFENCE
★★★☆☆ 2000年 イギリス・フランス 1時間49分
監督 マルレーン・ゴリス
出演 ジョン・タトゥーロ(耳に残るは君の歌声)
エミリー・ワトソン
ジェラルディン・ジェームス
北イタリアのコモ湖畔。ここで開催されるチェスの世界大会に出場するために、天才チェス・プレイヤーのルージン(ジョン・タトゥーロ)がやって来る。 同じ頃、令嬢・ナターリア(エミリー・ワトソン)が家族と共にその地を訪れ、2人は運命的な出会いを果たす。ルージンから突然愛の告白を受けてナターリアは戸惑うが、チェス以外のことには全く無頓着で少年のような心を持つルージンに彼女はいつしか惹かれていく。ルージンは彼女の深い愛情に支えられて厳しいトーナメントを勝ち進み、 遂に決勝に進出。ところが勝負のプレッシャーとナターリアへの想いが交錯し、彼の繊細な精神は蝕まれていく…。世界的チェスプレイヤーと、純真な彼を優しく支える美しいブルジョワ令嬢の大人のための切ないラブ・ストーリー。
原作はウラジーミル・ナボコフの初期の「ディフェンス」という名作らしいです。でもね。原作は知りませんが、僕はこの結末にあまり賛成しません。本を読むならいいんじゃないかな。

あの頃ペニー・レインと
ALMOST FAMOUS
★★★★☆ 2000年 アメリカ 2時間4分
監督 キャメロン・クロウ(ザ・エージェント)
出演 パトリック・フュジット
ケイト・ハドソン(10日間で男を上手にフル方法)
ビリー・クラダップ
フランシス・マクドーマンド(バーバー)
1973年サンディエゴ。15才のウィリアム(パトリック・フュジット)は厳格な母親と二人暮らし。弁護士を目指す彼は、4年前に家出をした姉が残したレコードを聴きロックの世界に目覚める。そして著名なロック評論家で音楽雑誌の編集長レスターに自分の書いた音楽記事を送った。才能を認められた彼はブレイク寸前のロックグループの取材を任されるが、楽屋を訪ねても子供扱いされ、追い返されてしまう。やむを得ず駐車場で待つウィリアムは、そこでペニー・レイン(ケイト・ハドソン)と名乗る美少女と出会う…。15才でメジャー音楽雑誌の記者になった高校生の刺激的な日々を描く、キャメル・クロウの自伝的青春ドラマ。
ペニー・レイン役のケイト・ハドソンが本当に可愛いです。ゴールディ・ホーンの娘だそうで、最近「10日間で男を上手にフル方法」という映画に主演してます。見てみたい!そしてペニーレインという名前は、実際は別の名前だそうですが、もちろんビートルズの名曲の「ペニー・レイン」から来ています。とにかく、昔懐かしい甘酸っぱい香りのする、なかなかいい映画です。

アナライズ・ミー
ANALYZE THIS
★★★★☆ 1999年 アメリカ 1時間44分
監督 ハロルド・ラミス(悪いことしましョ!/アナライズ・ユー)
出演 ロバート・デ・ニーロ(ゴッドファーザー/フローレス)
ビリー・クリスタル(アナライズ・ユー)
リサ・クードロー(電話で抱きしめて)
ニューヨークで絶大な権力を握るマフィアのボス、ヴィッティ(ロバート・デ・ニーロ)はどこから見ても冷酷非情のタフガイ。ところが最近、夜も眠れず人前に出ると胸が痛くなる。"パニック症候群"と診断され、精神分析医、ソボル(ビリー・クリスタル)のお世話になるが、ぶっそうな患者の出現で、医者の生活はメチャクチャになってしまう。ストレスから、もはや人を殺せなくなってしまったマフィアのボスと、気弱な精神分析医との笑えるヒューマンドラマ。
前半までは最高に笑えます。後半は笑いきれなかったけれど、それでもヒマなときに見るには最高の映画です。デニーロは上手いですね。原題と邦題と次作のタイトルが面白い。因みにANALYZE=分析するです。

アメリカン・ジゴロ
AMERICAN GIGOLO
★★★★☆ 1980年 アメリカ 1時間57分
制作
監督
ジェリー・ブラッカイマー(パール・ハーバー)
ポール・シュレーダー(タクシー・ドライバー=脚本)
出演 リチャード・ギア(愛と青春の旅立ち/シカゴ)
ローレン・ハットン(アダムス・ファミリー)
ニーナ・ヴァン・パラント(ロング・グッドバイ)
ジュリアンの仕事は上流階級夫人の夜の相手をする「ジゴロ」。鍛えた肉体をアルマーニのスーツに包み、数か国語を操る彼は決して仕事に“愛”を持ち込まない。しかしそんな日々に飽き飽きしていたところ、上院議員の夫人ミシェルと出会い、愛し始めるようになる。ところが、彼が相手をした夫人が殺され、警察はジュリアンに目をつける…。上流階級夫人の相手をするトップクラスの“ジゴロ”を、彼に思いを寄せる女性を絡めて描いた、リチャード・ギアの出世作となったラブストーリー。
古い映画ですがBS2で見ました。感覚的に古さを感じますが、それでもやはり有名な作品はよく出来てますね。僕は「愛と青春の旅立ち」の方が上だと思いますが、それでもお勧めします。