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バーバー |
THE MAN WHO WASN'T THERE |
★★★★☆ |
2001年 |
アメリカ |
1時間56分 |
脚本・制作
監督 |
イーサン・コーエン
ジョエル・コーエン(ファーゴ)
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出演 |
ビリー・ボブ・ソーントン(狂っちゃいないぜ/バンディッツ)
フランシス・マクドーマンド(あの頃ペニー・レインと)
スカーレット・ヨハンソン(モンタナの風に抱かれて)
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1949年夏、北カリフォルニア、サンタ・ローザ。エド・クレインは、妻の兄フランクが経営する小さな床屋で働いている。もともと床屋だった訳ではない。喋りっぱなしの義兄、代わり映えのない仕事。妻ドリスはデパートの帳簿係。店の高級品を1割引で手に入れ、火曜の夜は教会でビンゴに没頭する。しかしエドは妻が上司デイヴと深い関係にあることに気づき始めていた。ある日店にきたセールスマンから持ちかけられた出資話。資金1万ドル。「これで俺の人生は変わるのか?」早速エドは不倫をネタにデイヴに金を要求する。しかし、そのちょっとした恐喝は様々な悪夢を巻き起こし、事態は思いもよらぬ方向へ。壊れ始めたエドの運命は、どんな結末を迎えるのだろうか…。カンヌ映画祭最優秀監督賞などを受賞したクライムサスペンス。
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一見どこにでもあるようなストーリーがモノクロの画面で淡々と進んでいきます。モノクロ画面はカラーで撮ったフィルムをモノクロに焼き直したそうです。そのコーエン兄弟のこだわりが1940年代のアメリカの空気感をうまく出してます。そしてやはりビリー・ボブの存在感です。セリフは少なくく、独白で語られる物語は人間の弱さ、悲しみがじわっと出てるのです。見終わって、しばらくしてから良さが分かるような映画でした。 |