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ミスティック・リバー |
MYSTIC RIVER |
★★★☆☆ |
2004年 |
アメリカ |
2時間18分 |
監督 |
クリント・イーストウッド(ミリオンダラー・ベイビー) |
出演 |
ショーン・ペン(21グラム/I am Sam)
ティム・ロビンス(ショーシャンクの空に/星に想いを)
ケヴィン・ベーコン(インビジブル/アポロ13) |
ボストンの貧困地区。路上ではジミー、デイブ、ショーンの3人組がボール遊びに興じていた。ボールが排水溝に落ちたとき、不審な車が少年たちの傍に停まる。警官を名乗る2人連れは、3人の内からデイブだけを車に乗せ、静かに走り去った。数日後、デイブは暴行を受け、無残な姿で発見される。それから25年、同地区で殺人事件が発生。被害者はジミーの娘だった。捜査を担当するのは、今は刑事となったショーン。やがて捜査線上にデイブの名が浮かぶ。事件は3人の過去を弄ぶようにして、非情な物語を導いてゆく…。
クリント・イーストウッドがベストセラー小説をオールスター・キャストで映画化。アカデミー主演男優賞・助演男優賞、ゴールデングローブ主演男優賞。
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話題の映画なのでミステリーでも見てみました。いくつもの背景があり、謎解きの要素を入れながら物語は展開していきます。なるほどショーン・ペンがアカデミー主演男優賞、ティム・ロビンスが助演賞を取った作品だと、納得して最後の結末まで目が離せません。真実は何なのか?
ところが…。終わってみるとC・イーストウッドは何を言いたかったのか分からなくなります。羅生門のような人によって真実は違うという事?
それとも9・11以来のアメリカの暴力肯定? 従姉妹同士の二人の奥さんの言葉にも「何を伝えたいのか?」と疑問だらけです。
しかし、C・イーストウッドの監督としての手腕は十分見る事が出来ます。今年の作品賞「ミリオンダラー・ベイビー」が楽しみです。
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