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春との旅 |
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★★★★☆ |
2010年 |
日本 |
2時間14分 |
監督 |
小林政広 |
出演 |
仲代達矢
徳永えり
大滝秀治、菅井きん、田中裕子、淡島千景
柄本明、美保純、香川照之、戸田菜穂
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北海道4月。寒さの中、元漁師の忠男(仲代達矢)は、18歳の孫・春(徳永えり)と共に気の乗らない東北への旅に出ることになる。二人が訪れたのは、忠男の兄・重男(大滝秀治)の家だった。決して折り合いのよくなかった兄に、忠男は突然、自分を養ってくれと切り出す。足を痛めている忠男は、ひとり娘が死んでからは春に面倒を見てもらいながら暮らしてきた。だが、春が仕事を失い、これを機に東京に出ることを考えていると知り、忠男は最後の住まいを求めて重男に会いに来たのだった。しかし、忠男は重男に同居を断られてしまう。と同時に、重男と妻の恵子(菅井きん)が抱える事情を忠男は知ることになる。そして忠男は、次に弟・道男(柄本明)のもとを訪ねようとする。忠男の面倒を兄弟に見てもらうことを提案したのは春であった。だが、過去から逃れることができず、避けてきた感情や事実と向き合わざるを得なくなった祖父の姿を見て、春は自分の言葉を後悔していた。そんな祖父の葛藤やもがきを一緒に体験しながら春は、やがてある感情が芽生え出してくるのだった…。
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