10数年前ですが、わたしが沖縄旅行に行き、波照間島という日本最西端の島を訪れた時のことです。夏だったので夜でもすごく暑くて寝付けず、深夜ふらりと一人で散歩に出かけました。辺りは真っ暗で、懐中電灯で足元を照らしながら海が見える丘の上まで来たとき、何気なく上を見上げると信じられない光景が広がっていました。その星の数!
まさに満天の星空、いや、おそらく皆さんが想像するよりも何十倍もの星の数です。自然に涙が溢れました。何に対しての涙か解りませんが、とにかく感動しました。あれからずっと、もう一度あの夜空が見たくて機会があればと思っていましたが、なかなか暇ができず実現しませんでした。そして最近、岡山県にたしか美星町というきれいな夜空が見れる所があると聞いたことを思い出し、日帰りでもいけるぞと思い立って今回の旅になりました。
我が香川県から高速を飛ばして約2時間。岡山県の山あいにある美星町。そこは本当に穏やかで空気のきれいなのどかな町です。煙をはく工場もネオンもありません。ただただ自然と暮らしてるといった感じです
山の上に天文台らしきものが見えたので、早速行ってみました。でもここは水路観測所というところでした。なんでも海の潮の満ち引きなんかを観測している国の施設だそうです。
ふと横をみると、なにやら大掛かりなアンテナを立てて何かやってる人たちがいました。話をきくと地元のアマチュア無線家のサークルだそうです。空気が澄んでいるので電波もひろいやすいそうです。
丁度、お昼のカレーを食べてるところでした。一緒にどうですかとすすめられましたが、先を急ぐので結構ですと言ってしまいました。今から思うと食べてりゃよかったなーと後悔しています。ああ・・素直になれない。
ホントの天文台に行く途中、タンポポがいっぱい咲いていたので綿帽子を撮ってみました。もうすぐ5月ですがこちらは春らんらんです。