今回製作するアンプの概要
1 出力管の選択
手持ち真空管から25E5を選択した。水平出力管は敬遠される原因にトッププレートで配線が面倒、プレートキャップが視覚的に目障りだ等ありますが、その辺りはデザイン&装飾でなんとか成らないかと製作にとりかかった。
3 本アンプに必要な電源
給電箇所 | 回路 | トランス | |
---|---|---|---|
終段+B電源 | 280V | 絶縁トランスの二次巻線120Vを倍電圧整流 | 絶縁トランス |
出力管スクリーングリッド電源 | 145V | 終段+BよりMosFETレギュレーターにて得る | 〃 〃 |
ドライブ球プレート電源 | 245V | 終段+Bよりデカプリング | 〃 〃 |
CascompOPamp電源 | +8v -8v | 小型トランスAの0-6-12vをブリッジ整流して得る | 小型トランスA |
バイアス用電源 | -45V | 小型トランスBの0-12-24V巻線の24Vを倍電圧整流して得る | 小型トランスB |
終段25E5ヒーター電源 | AC100V | 絶縁トランスの一次電圧100Vを使用 | |
ドライブ段のヒーター電源 | AC12.6V | 小型トランスBの二次電圧0-12Vを使用 | 小型トランスB |
その他 | 必要に応じて適当に得る |
5 シャーシーの向きとサイズ、レイアウトを検討
真空管式アンプシャーシーは横長か前後に長い縦長のレイアウトが多く、横長タイプも数多く作って来たので、今回は縦長にしようと検討、シャーシーサイズもホームセンターで売っているアル板 W=300 D=200 2t を使う事にした。
オークションサイトをうろうろしていたら丁度よいシャーシーが出品されていた、しかし深さが50mm(有効深さ45mm)で見た目はスッキリしてよいが部品の収まりを考えると可也厳しい部分もあるが・・・,「何とか成るだろう」と決断”ポチ”
4 電源関係の検討
電圧整流回路は絶縁トランスの二次側電圧を倍電圧整流とし、後にチョークコイルを使ったリップルフィルターを入れる事にした、スクリーングリッド電源はMosFETによる簡易エリミネーター電源で145Vを作ることにした