白鳥の湖 「白鳥の湖」と言えば、バレエ音楽の代名詞というくらい有名ですが、発表当初は不評だったということもよく知られています。 当時のバレエ音楽は踊りの添え物のようなものが主流だったので、あまりにも完成度の高いチャイコフスキーの曲はバレエには不向きとみなされたようです。 名振付師を得てバレエ公演が成功し、広く世に知られることとなったのは、チャイコフスキーの死後のことでした。 エリツィンさんのお墓です。デザインを本人が気に入っているかどうかは知りませんが、かなり大きいです。 まわりのお墓もそれなりにみんな立派なのですが、比べてみると相当でかいです。 この写真からもおわかりのように、エリツィンさんのお墓参りに行ってきました。 じゃなくて、行ってきたのはノヴォデヴィチ修道院です。 前にも書きましたが、チャイコフスキーがバレエ音楽「白鳥の湖」の構想を練ったといわれる場所です。 モスクワ最終日は曇り。 晴れではないけれど、歩いたり写真を撮ったりするのに雨が降っていないのはありがたいです。 でもって、朝食。 カフェ撮りをめざしたのですが、なんだかおいしそうに見えません。 トマトをトマトの色に撮影するにはどうしたらいいんでしょう。 その前に、盛り付けにも問題があるのでしょうか。 そして、ケーキ全種類制覇は挫折したのでした。 粉砂糖のかかったクロワッサンに見えたのは、やはりクロワッサンでした。ケーキ・コーナーにあったのに。 一方、ブリヌィ(ロシアのクレープ)とビスケットがパンのコーナーにある不思議。 ブリヌィはともかく、ロシア人の感覚でビスケットはパンなのでしょうか。 最終日ということで、苦手なカーシャ(ロシア式のおかゆのようなオートミールのような)に挑戦したのですが、やっぱり苦手でした。でも、完食。 グラスに入っているのはケフィアです。チーズやヨーグルトは種類がたくさんありました。 朝食を食べて最初に向かったのはここ! みなさんここがかつてのKGBですよ。ロシア語読みだとКГБ(カー・ゲー・ベー)、プーチンさんもいた旧ソ連国家保安委員会です。 今まさにクレーンで吊りあげられようとしている、ように見えなくもありません。 しかし、道路広い。しかも、この道幅で一方通行ってなにごとですか? KGBの近くの建物。 何かの博物館、だったと思います。 古い城壁が残されています。 城壁に隣接するのはラルフ・ローレンのブティックなどが入ったおしゃれな建物。 隣接というより、むしろ一体化ですね。後ろにはブルガリのお店も見えます。 メトロポールホテル。 空の色と相まって怪しい雰囲気ですが、アール・ヌーボー様式の有名なホテルです。 そのご近所には、 ボリショイ劇場。夏には噴水が見られます。 手前から地下鉄チアトラリナヤ駅、労働組合の家、議員会館。 駅名は「チアトル」から。英語だとシアター、劇場です。 こちらが目的地のスポルチヴナヤ駅。 近くに競技場があるので、スポーツにちなんだ駅名です。 駅の近くで鳥にごはんをあげているおじいさんがいました。 木立の向こうに金色のたまねぎが。ロシアっぽい風景です。 ロシアっぽいといえばこれも。ラーダです。この近くで3台見かけました。 近くの建物。 この一階に有名なグルジア料理のレストランがあります。 空がもっと青かったら素晴らしい写真になったのに。それとも、単に腕のせい? 撮る場所を少し変えてみました。 真冬には水が凍ってスケートができるとか。 トルストイの「アンナ・カレーニナ」に登場するスケート場がここです。 その名の通り、修道院ですが、要塞としての機能も備えていたそうです。 博物館になっていて、当時のインテリアやイコンが見られる建物もあるのですが、熱心に祈りをささげる信者の姿もありました。 ロシアの寺院は他にもそういうところが数多くあり、観光客が気軽に立ち寄るのがなんだか申し訳ないような気がしました。 修道院の中にも墓地がありますが、裏手に大きな墓地があります。 この赤い壁の向こうが全部墓地です。 エリツィンさんをはじめ、多くの著名人が眠っています。 そして壁の向こうにはスターリン・ゴシックの代表格、モスクワ大学が見えます。 このアンバランスさがモスクワのたまらない魅力です。 修道院の近くの公園。やはり頭にはたまねぎみたいな屋根。 こちらが一般的な公園。 モスクワのカラスもバイカラー。 ホテルの近くのお店です。 お花屋さんや食料品店、電気屋さん(多分)が入っていました。 せっかくロシアに来たのにまだクローシュカ・カルトーシュカ体験してなかったので。 カルトーシュカはジャガイモです。熱々のジャガイモをその場でつぶして、チーズとお好みのトッピングをしてもらいます。 二種類トッピングしてもらって140ルーブル。 日本円では350円というところですが、ビッグマックが84ルーブルってことを考えるとなかなかのお値段のような気がします。 でも、人気だけあって、おいしかったです。食べるのに時間がかかったけど、ずーっと湯気が立ち上っていました。 そう言えば、グムのカフェもチェーン店の割には高かったような。 もう一回ベルニサーシュをちらっと覗いて、空港へ。 モスクワに着いた日は夜だったので気づきませんでしたが、きれいな空港でした。 チェックインもすぐにしてもらえたので、時間が余りまくり。それなのに、免税店は閉まっているところが多かったです。 気ままにいろいろ見ようと思っていたのに、移動時間やいろいろ不手際があって、7日間では全然足りませんでした。 バスで観光名所に自動で着く団体旅行と違うので、疲れないようにセーブして夜歩きとか避けたせいもありますけれど、ロシア広過ぎです。 事前にもっと綿密な下調べしておけばよかったといろいろ反省。 雪にも雨にも降られたけど、不思議と寒くはなかったです。ユニクロのヒートテックのインナーとタイツのおかげ? 帰りの飛行機の中では「素敵な金縛り」をロシア語吹き替え英語字幕で観ました。 ロシア語のタイトルが「Однажды на голубой луне」なので、なんでだろうと思ったら、サブタイトルが「Once in a blue moon」だったんですね。 他にはデヴィッド・ボウイが出演していた「ラビリンス」とか。いったい、いつの映画ですか? モスクワまでの飛行機ではジョニー・デップの「ダーク・シャドー」観ました。 ちなみに、国内線の小さな旅客機にはモニターはついていませんでした。 |