浅間隠山 (あさまかくしやま)

(1,757m、群馬)  132座


R146で北軽井沢から中軽井沢へ向かう途中で見た浅間隠山(中央)。

浅間隠山登山口〜浅間隠山往復

2005年4月30日(土)

自宅450−川越IC−613高坂SA625−高崎IC−815浅間隠山登山口825〜916休憩925〜940浅間隠山1035〜1132登山口−軽井沢−碓氷峠−松井田妙義IC

 この山は、群馬県の吾妻町や中之条町方面から見ると浅間山を隠してしまうため、この名が付いたという。

 この山は登山口から往復2時間20分程のコースなのでのんびり出かけようと思っていたが、GWということもあって高速道路が渋滞すると聞き、5時前に家を出た。
 近くのコンビニでオニギリを買い、川越ICを目指して行く。今年初めての上州の山旅に、心がうきうきして来る。

 高崎インターで降り、榛名町を走っていると、右手に榛名山の威容な山容が見えて来た。ぜひ写真に収めたいと思ったが、春の霞に覆われてボンヤリとしか見えなかった。
 二度上峠を目指して行くと、鋭く尖った山や奇妙な山容をした山が現れ、いやが上にも登高心が湧いて来る。

 登山口近くの駐車場へ8時15分に到着。しかし、15、6台も置けそうな駐車場はすでに満杯だった。その先にあった広い駐車場は空いていたが、ちょっと遠すぎるので引き返し、登山口近くの路肩へ駐車した。
 この山は手軽に登れる日本200名山ということもあるが、現在、日本百名山である浅間山が入山禁止になっており、この山を代替としていることから、100名山狙いの人達も大勢来ているようだ。

 この辺はまだ残雪があるかも知れないと思い、タイヤチェーンとアイゼンを持って来たが、見渡す限り雪のカケラも無かった。アイゼンだけは念のため持って行くことにした。

(R54の脇に登山口がある)

 8時25分に出発。
 最初はカラマツ林の中の涸れた沢沿いの道を登って行く。残雪こそ無いがまだ新緑にはほど遠く、やっと雪が解けたばかりという感じだった。

 10分も登ると尾根へ出た。そこに「第2地点」との標識があり、正面に二つのピークを持った山が見えた(写真右)。特に感動するような山ではないが、これが浅間隠山だった。どこにでもあるような平凡な山だった。

 (写真の右側のピークが「わらび平」、左のぼってりした方が山頂)

「第3地点」は十字路になっていた。標識に従って右へ曲がって下って行く。カラマツ林から雑木林に変わって来た。すぐに左手から軽井沢からの道と合流して登りになった。ガイドブックには、この辺はツツジが多いと書いてあったが、まだ芽吹きの気配もなかった。

 少し登ると背後に鼻曲山が見えた。写真を撮りたかったが木が多すぎて撮れない。(写真左は山頂近くから撮った鼻曲山)

 さらに登って行くと、左手に浅間山がボンヤリと見えて来た。春霞でクッキリとは見えないが、前回、前々回と見て来た富士山のミニチュア版のようで美しかった。

 もう少しで「わらび平分岐(浅間隠の肩)」だと思いながらも、しんどくて一休みした。腰を下ろすと木々の間から浅間山が正面に見えた。クッキリと見えないのが残念だった。

 そこから5分で「わらび平分岐」へ着いた。しかし、木立が多く展望は利かない。

 そこからわずかに下ると、ササに覆われた草原状のゆるやかな山頂への登りになり、次第に展望が利くようになって来た。 まずは背後の鼻曲山の写真を撮り、浅間山の写真を撮った(写真左下)。山頂へ9時40分到着。

 山頂には15、6人いた。ちょうど写真を撮り合っていた男性2人のパーティーに写真を撮ってもらった。

 山頂からは、浅間山はもちろん雪を抱いた草津白根山や岩菅山、白砂山などもボンヤリと見えた。いつの日か岩菅山や白砂山にも必ず登ろうと思った。
 晴れていれば、ここから妙高山や黒姫山も見えるらしいが、残念ながら見ることは出来なかった。

 草津白根山が見えるところへ腰を下ろして一服していると、すぐ脇へ座り込んだ二人組が缶ビールで乾杯を始める。

 この二人は親子だという。親父さんはもう70歳だと言ったが、息子さんは30代だろうか。親子で山登りをしているのを羨ましく思い、70歳で元気に山登りをしている親父さんのようにありたい、と思った。
 ここで弁当を半分だけ食べ、コーヒーを飲んでくつろいだ。

 親子2人より一足早く下ることにして再び山頂へ立つと、周りには2、30人もいた。山頂からは浅間山の麓が見えた。きっと北軽井沢あたりだろうと思った。ここから北軽が見えるということは、北軽からもこの山頂が見えるはずである。帰りは北軽井沢を廻って帰ろうと思った。

 10時35分、下山。
 山頂の周りは笹に覆われ草原のようになっており、そこで昼寝をしている人達が大勢いた。こんなに大勢いる山へ登ったのは久しぶりだった。
 下りはこの山の全景を撮りたいと思い、カメラを肩にぶら下げながら下ったが、最初に見た第2地点までシャッターチャンスはなかった。

 登山口へ11時32分着。
 この山のウリは山頂からの展望にあると思うが、今日はモヤがかかってイマイチだった。少しもの足りなさがあった。それにどこにでもあるような山容しか見ていない。何としても200名山らしい山容が見たいと思い、迷わず北軽井沢へ向かって車を走らせた。

 二度上峠には駐車している車があり、登山者がいた。ここは展望台になっているらしいが、浅間隠山は見えないので、そのまま素通りした。

 二度上峠を下り、北軽井沢へ向かっている時、右手後方に今登って来たばかりの浅間隠のような山が見えた。急いで車を止めて写真を撮った。しかし、本当に浅間隠山だという確信はない。誰かに尋ねようにも誰もいないので尋ねようがなかった。

(左の写真の左側が浅間隠山、中央の山との鞍部が二度上峠だと思う)

   さらに車を走らせ、北軽でR146に合流して中軽を目指して走っていると、今度は三角錐の見事な山が見えた。間違いなく浅間隠山だと思いシャッターを切った。近くの売店で訪ねたところ、やはり真ん中の三角錐の山が浅間隠山だった。(TOPの写真)。

 やはり、というか、やっぱりカッコいい山だった。少しモヤっているが堂々と聳え立った山容は、充分200名山に値すると思った。やはりこの山は西側から見ないとその良さが分からないのではないかと思った。そして、登るのも楽をして二度上峠から登るのではなく、軽井沢方面か、あるいは吾妻町のシャクナゲ尾根を登ると、この山の良さが分かるのかも知れないと思った。
 

(写真左はおまけ、浅間山)

 軽井沢の町内で少し渋滞したが、桜が満開だった。今年2回目の花見が出来た。それに、碓氷峠は目が覚めるような新緑だった。やっと春らしさを満喫することが出来た。

 松井田町からは地獄の山のような妙義山の岩峰群を横目で見ながらインターへ向かった。

 今回は、榛名山、浅間山、妙義山を見ることが出来てハッピーだった。もし、ツツジかシャクナゲが咲く時期だったら、もっとすばらしかったに違いない。

【写真下は鼻曲山から見た浅間隠山】