「富士山だけは登ってみたい」と思っている方へアドバイス

 日本人なら「一度は富士山へ登ってみたい!」と思うかも知れません。そういう方へのアドバイス・コーナーです。

 私は、まだ2回しか登ったことがないので余りエラそうなことは言えませんが、一般的な登山のマナーと常識、高山病や熱中症にならず、楽しい富士登山ができる秘訣をお教えします。

☆まず最初に、富士山は日本一高い山であることを認識して下さい。あなたは今までに3,000m級の山へ登ったことがありますか。「3,000m級どころか山なんて一度も登ったことがない」という方は、それ相応の計画と準備、覚悟が必要です。

以下は私のアドバイス10カ条です。

@山の初心者は1泊2日で計画する。これが絶対条件です。日帰りは山慣れた健脚者のみです。
 五合目からでも標高差が1,400m以上あることをよく認識して下さい。1,400mの山を日帰りするのは山慣れた人でもシンドイんです。絶対に小屋へ1泊することをお勧めします。

A次に、楽しい富士登山をしたいなら夜中の行動は避けるべきです。
 1日目に7合目か8合目に泊まって、山頂でご来光を見るため朝の2時頃から登る人が多いようですが、あまり感心できません。山頂でご来光を見ることにこだわる方は、9合目以上の小屋へ泊まるべし。
 ご来光ならほとんどの小屋から見えるはずです。ご来光を小屋の前で見て、朝食を摂ってから登ることをお勧めします。
 (私は今まで夜中に行動したことは有りません。夜中に山へ登っても何も見えず、楽しい訳がありません)

Bどうしても日帰りしたい方は、五合目をなるべく早く(6時前)出発するか、もしくは、混雑しないシーズンオフに登る(6月か9月)。ただし雪が無いことが前提です。また、小屋は営業していないので注意。

C肌着を選ぶ。
 登山に肌着選びは重要です。肌着は吸収性のよいダクロンか化学繊維のものを選びましょう。綿100%は吸収性、乾燥性が悪いので避けるべきです。(ダクロンのTシャツを肌着にするとよい)

D山頂は寒い。防寒具が必要。
 山は100m登ると0.6度下がると言われています。つまり山麓が30度の真夏日でも山頂は10度以下になるので防寒具が必要です。

E五合目まで車で行く場合は、窓を開けておく。少しでも気圧に身体を慣れさせるためです。

F五合目では30分以上休憩して、身体を気圧に慣らす。

G出発前に水分を充分補給する。200ml以上。

Hゆっくり、ゆっくり登ること(特に最初の30分はゆっくり)。周りの人の早いペースに惑わされない。
 (急いで登ると高山病になりやすい)

I登山のマナーと常識を守る。
 ・登山道は登り優先
 ・休憩する時は道を空ける。
 ・後ろに人が来たら道を譲る。
 ・たとえ恋人でも手をつながない。
  (他人に迷惑をかけるだけでなく、両方ともバテる)
 ・3とう(弁当、水筒、懐中電灯)を忘れない
 ・水は最低でも1L必要。(水は喉が渇く前に飲む)
 ・途中で頭が痛くなったら迷わず下山する。
  (高山病は命取りになることもある。下山しないと治らない)

ルールを守って楽しい富士登山をしましよう。