上蒜山 (かみひるぜん)

(1,202m、岡山・鳥取)  188座

蒜山SAから見た蒜山三山。左から上蒜山、中蒜山、下蒜山

上蒜山スキー場〜上蒜山往復

2010年11月3日(水・祝)

自宅−515相模湖IC〜(中央・名神・中国道・米子道)−1340蒜山IC−蒜山高原キャンプ場(泊)

 今回の遠征は全てキャンプ場泊まりなので、キャンプ場へ16時までに到着することを前提にプランニングした結果、上蒜山、三瓶(さんべ)山、氷ノ山という順番で登ることにした。

 今日は蒜山高原まで約10時間のドライブである。しかし祭日ということもあって渋滞が心配なので朝4時半に家を出た。

 中央高速からは薄っすらと雪を抱いた北岳が見えた。これから紅葉狩りに行こうというのに、北岳はもう雪を被っているとは驚いた。

 渋滞は宝塚付近でわずかにあった程度で、蒜山SAへ予定より早く着いた。蒜山SAからは蒜山三山が見えると聞いていたので楽しみにしていたが、下り車線からは樹木が邪魔で良く見えなかった。

 蒜山ICを降りると2つの山が連なって見えた。オー、やっと見えた!と歓声を上げた。

(手前が上蒜山、右奥が中蒜山)

 しかし、ここから見る蒜山は標高差がないせいか迫力は感じなかった。

 まずは上蒜山キャンプ場を確認してから、今度は上蒜山登山口を確認しに行った。スキー場の広い駐車場には、まだ40〜50台の車があった。各地から大勢のハイカーが押し寄せているようだ。

(左の写真はキャンプ場へ行く途中から見えた上蒜山。ここからは山頂がハッキリと分かる)

(手前の写真は上蒜山登山口の駐車場)

 国民休暇村で受付をすると、「今日は特別サービスデーです」と言って、1,000円でオートキャンプ場を貸してくれた。

(左の写真は国民休暇村の玄関前にあったドウダンツツジ。目が覚めるような紅葉だ)

 キャンプ場はシーズンオフのせいか私だけだった。広いキャンプ場に一人ぼっちというのは頂けない。上蒜山を見ながらビールを飲み日没と同時に就寝。

 夜は満天の星だった。

(手前の写真はキャンプ場)



2010年11月4日(木)

上蒜山高原キャンプ場620−628上蒜山スキー場645〜701百合原牧場〜835槍ケ峰841〜905上蒜山920〜935槍ケ峰〜1048登山口〜1108上蒜山スキー場

 朝4時40分起床、6時に出発しようとしたが車のフロントがバリバリに凍って出られなかった。
 ここから登山口の駐車場まで7、8分。途中で大山が見えた。

 駐車場へ着くと車は一台もなかった。ポツンと車を止めた。ここは上蒜山を往復しても3〜4時間なので、こんな早くから登るバカはいないようだ。

 6時45分、出発。もうすっかり明るくなった。ここは熊の心配はないだろう。
 まずは牧場をめざして歩いて行く。以前、牧場まで車で行って置かせてもらったという方のHPを見たことがあるが、道が崩壊している所があり、車の乗り入れは難しい。

 左手に薄っすらと雪を被った大山が朝日に輝いていた。「オー、大山だー!」と歓声を上げながら、霜で真っ白になった草を踏んで行く。

 しばらくすると、舗装された車道へ出た。そこに牧場の牛舎があり、牧場の中を歩いて行く。牛糞の匂いが鼻を突く。

 牧場を過ぎると案内板が立っていた。ここが登山口らしい。
 ここからは桧林になり、丸太の急な階段が続く。

 そして、この薄暗い森林帯から抜け出した所に、二合目の標識があった。

 そこからは落葉樹林帯になるが、階段は続く。階段を登っている時、道端にリンドウが咲いているのを見つける。もう花はないだろうと諦めていただけに嬉しかった。

 すぐに背後の視界が広がった。のどかな蒜山高原が広がり、雲海がその風景を一層引き立てている。
 牧場の右手には駐車場が見え、私の車まで確認できた。


(まだリンドウが咲いていた)

(朝の蒜山高原)

(マツムシソウもあった)

 三合目を過ぎると、すぐに岩と石が現われ、それを登ると気持ち良い尾根へ出た。そして右手から暑いほどの朝日を浴びた。
 左手はカシワのような木が茂り、紅葉は期待できない。よく見れば大山がチラッと見える。

 最初のピークが五合目かと思ったが、ピークの2、30m手前に五合目の標識があった。どうせなら登り切った所に立てればいいのに、と思いながらも、正直で良心的だと思った。

 このピークを登り切れば山頂が見えるかと期待していたが、山頂は見えずトラバースしながら登って行く。そしてパッと右手が開けた所が六合目だった。8時12分。

 2つ目のピークを登り切った所に三角点があった。何だろう?
 さらに奥に3つ目のピークがあり標識が見えた。あれが槍ケ峰だろうか。

 そのピークが槍ケ峰だった。八合目の標識が立っていた。ここからは右手に中蒜山とその奥に下蒜山、左手には大山が見える。休憩するには絶好のポイントだ。ここで一本立てて行こう。


(八合目の槍ケ峰)

(左手には大山)

(右手には中蒜山と奥に下蒜山)

 ここから見る中蒜山が格好いい。当初の予定では塩釜から登って中蒜山と上蒜山を縦走するつもりだったが、時間の都合で上蒜山のピストンにしてしまったのが残念だ。

 霜柱をバリバリ踏んで行く。日当たりの良いところはグジャグジャだ。
 ブナ林になった。しかし紅葉はイマイチだった。

 上蒜山の山頂へ9時5分着。2時間余りで着いてしまい、何か味気ないような物足りなさを感じる。

 それに、せっかく着いた山頂なのに祠もない。山頂を示すものは写真の標識だけである。確かに「上蒜山頂上」とは書いてあるが、一見した限りここが本当に山頂だろうかと不安になってしまう。
 しかし、ここより高い所はない。三角点はここから少し北西側に行った所にあるらしいが、もちろん行く気はない。

 地元は、蒜山の恩恵を受けているんだから、ここにドカーンと立派な標識を立て、ベンチぐらい置いてもいいのではないかと思った。

 9時20分下山。
 下りは霜解けでグジャグジャな所があり、滑りそうでヨチヨチ歩く。それでも山頂から15分で槍ケ峰へ着いた。9時35分着。
 槍ケ峰からは中蒜山の山頂にある標識や縦走路が見え、ちょっと悔しい思いがした。

 槍ケ峰から下り出した時、単独のオジさんに会った。今日初めて人に会った。だがよく見れば下の方に登って来る人達が見える。

(槍ケ峰の下りから登山道を見下ろす)

 途中で私と同年代のご夫婦に会った。このご夫婦は昨日、三瓶山を登って来たと言う。
 実は私もこれから三瓶山へ行くのである。ご夫婦もきっと200名山狙いだろうと思った。

 五合目付近の急斜面は滑りそうで、一歩ずつ慎重に下った。足元に咲くリンドウも、朝は蕾んでいたが、大分開いて来た。リンドウの花を見ながらの下山は楽しい。

 それに登っている時は気付かなかったが、登山道の東斜面の紅葉がいい。

 二合目からは桧林の中なので霜がなく、歩きやすくなった。が、すぐに一直線の階段になった。足幅が合わず苦戦する。
 階段を下ると、さわやかな風に乗って牛ふんの匂いが漂って来た。もう登山口は近い。

 案内板がある登山口へ10時48分着。ここまでに22、3人と会った。
 駐車場へ11時8分着。車が14台あった。

 これから島根県の三瓶山・北の原キャンプ場まで行くのだが、米子、松江経由は渋滞が心配なので、中国道の三次ICから行くことにした。

 蒜山ICから乗ってすぐサービスエリアへ寄った。ここからの蒜山三山が見たかったからだ。
 サービスエリアは正に展望台で、上蒜山、中蒜山、下蒜山と三山が並び立ち、大山までバッチリと見えた。


(SAからの大山)

(SAからの蒜山)