霧ケ峰

@満開のニッコウキスゲに感激


霧ケ峰は山全体がニッコウキスゲに覆われる。


【回想記】

 霧ケ峰へ初めて登ったのは1970年(昭和45年)の7月中旬頃だった。
 それまで山に登ったのは、山好きの兄に誘われて付いていった甘利山と尾瀬の至仏山ぐらいだった。しかし、「霧ケ峰なら我々だけでも行けるだろう」と、木村さんとテルさん、信也くんの4人で新宿発の夜行列車に乗り込んだ。

 今なら車でビーナスラインを走れば日帰りも出来るが、当時は夜行列車で行くのが常だった。

 茅野駅からバスで強清水へ出た。そこから車山を登って白樺湖へ下ったが、なんとニッコウキスゲが満開だった。まるで緑の草原に黄色いペンキをこぼしたような群落だった。

 我々はその群落の中で写真を撮り、昼飯を食べ、そして寝そべった。いつまでも、そのまま寝転んでいたかった。

 私はこの時見たニッコウキスゲの群落を忘れることが出来ない。山でニッコウキスゲを見る度に、この時の光景が蘇ってくる。

 しかし残念ながら、その後あれほどの群落は見たことがない。ぜひ、もう一度あのニッコウキスゲの群落が見たいと思っている。


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