姫 次 (ひめつぐ)   1.433m
袖平山 (そでひらやま) 1.432m

(丹沢・神奈川県)


R413から見た袖平山と思われるが自信はない(黍殻山かも?)。


2010年2月25日(木)
東野〜八丁坂ノ頭〜姫次〜袖平山・往復

自宅640−津久井湖−(R413)−東野−登山口815〜八丁坂ノ頭〜1050姫次1100〜1121袖平山(昼食)1151〜1208姫次〜1226主脈分岐〜1339登山口

 今年初めての山行は、丹沢山塊にある袖平山である。この山は丹沢の主脈縦走路から20分ほど離れた所にあり、しかも目立たないピークなので、知らない人もいるかも知れない。

 しかし、私は3年ほど前に大室山へ行った帰りに、R413から見た袖平山と思われる山容が忘れられず、一度登って確認したいと思っていた。その時撮ったのがTOPと右側の写真である。

 その山が本当に袖平山かどうか分からないが、今年最初の山行には近場で足慣らしにはちょうど良いと思って出かけて行った。

 結果的にはR413から見た山が袖平山だったかどうかは確認できなかったが、姫次(ひめつぐ)や袖平山からの展望は抜群で、丹沢の主峰である蛭ケ岳から檜洞丸、大室山、富士山などがバッチリ見えた。

 朝、6時40分に家を出発。いつものように近くのコンビニで弁当を買って行く。

 R413を走って行き、登山口の東野を通り越して山梨県まで行ってしまい途中で引き返す。青根でやっと東野バス停を見つけ、諏訪神社を目印に行き、細い道を登って行った。ここは対向車が来るとすれ違いに大変だ。車が来ないことを祈りながら進んで行った。

 しかし、駐車場がない。やっと標識は出て来たが、肝心な駐車場がないので、行ける所まで行ってみようと進んで行くと、右手に登山者カードのポストがあった。幸い路肩に3、4台駐車できるスペースがあった。

(写真左は青根から見た大室山)
(写真右は登山口)

 一服してから準備をして8時15分に出発。
 登山者カードを記入しようと思ったがカードが無かったので、そのまま右の登山道を登って行った。

 最初は杉林の中を登って行く。しかし間伐されているのでさほど暗くは感じなかった。
 10分たらずで太いアカマツが生えた支尾根へ出た。雪も霜柱もなかった。

 アカマツの林を登って行くと、やがてチラホラと雪が現れた。しかしアイゼンを装着するほどでもない。

 左手に三角錐の山が見えて来た。あれは黍殻(きびがら)山だろうか。

 次第に残雪が多くなって来た。途中でアイゼンを装着した。残雪には真新しい足跡がないから今日はまだ誰も登下山していないようだ。

 やっと縦走路へ出た。日陰の部分はアイスバーンになっていた。ここにも新しいアイゼンの跡は見当たらなかった。今日は平日だから登山者もいないのだろう。

 幾つかのピークを巻いて行くと、古ぼけたベンチが現れ、姫次との表示があった。しかし、この先にもっと広い休憩場所があるはずなので、そのまま進んで行くと、1分たらずで開けた空間に檜洞(ひのきぼら)丸が見えた(写真右)。

 思わず「お〜!」と歓声を上げながら走り寄ると、見覚えのある休憩場所にオジさんが一人休んでいた。そして、檜洞丸の左手に蛭ケ岳がドガーンと見え、右手を見れば富士山がドガーンと見えた。最高の展望だ〜〜!
 これだけの展望を見れば、わざわざ来た甲斐があったというものだ。


(蛭ケ岳、山頂の小屋も見えた)

(左が檜洞丸)

(富士山がでかい)

 単独のオジさんは、昨夜は蛭ケ岳山荘へ泊まったが、宿泊者はたった一人だったという。そして神ノ川ヒュッテから往復していると言った。私が持っている古い地図には神ノ川ヒュッテは載っていないが、日陰沢橋にあると言う。今度、私もそこから歩いてみたいと思った。

 オジさんが先に下って行った。私もしばらく展望を楽しんでから袖平山へ向かって行った。わずかに下って鞍部から登り返すと、展望の良い平らな所へ出た。正面に見える富士山の右手に大室山が見えるようになって来た。

 富士山の左には犬越路から檜洞丸までの稜線が連なり、その左にドッシリとした蛭ケ岳が見える。それらの山々を見ながら歩いて行き、少し下って登り返したところにベンチがあった。そこで先ほどのオジさんがタバコをふかしながら休んでいた。ここが袖平山直下の休憩所で、神ノ川ヒュッテへ下るコース上にあった。

 ここからの展望はバツグンだった。写真を何枚か撮ってから、すぐ山頂へ行った。山頂といっても、わずか20mぐらいだ。標識は立っていたが三角点は無いようだった。山頂からは大室山と双耳峰のような檜洞丸の間に富士山が見えた。


(袖平山直下からの蛭ケ岳)

(袖平山頂からの大室山、犬越路の上に富士山)

 再びベンチへ戻って昼食にした。今日は暖かくてポカポカ陽気である。日向ぼっこをしながら昼食をとった。

 11時51分、下山。
 急に風が強くなって来た。木が風で唸っていた。風は生ぬるく、寒さを感じなかった。家に帰ってから知ったのだが、今日の風は「春一番」だったそうだ。

 ここから見る蛭ケ岳が格好いい。蛭がこんなに格好いいとは知らなかった。塔ノ岳方面から見るよりも、はるかに高度感があり堂々としている。さすがに丹沢の主峰だ(写真右)。

 姫次の休憩所の手前にあったボッテリしたピークへ登ってみた。眺望は抜群で、ベンチからは見えなかった大室山まで見えた。

 そのまま休憩所を素通りして往路を戻った。途中、縦走路と青根の分岐にあるはずの「ハ丁坂ノ頭」を確認したいと思って近くのピークを登ってみたが、何の標識もなく確認できなかった。

 登山口へ13時39分着。思ったより早く着いてしまい、トレーニングにならなかったかも知れないと思った。

 車で林道を下って行くと、途中で下山者がいたので東野のバス停まで乗せてやった。新宿から来たというその方は、大倉から登って昨夜は「みやま山荘」へ泊まったが、客はたった一人だったという。この時期の平日は、やはり登山者は少ないようだ。