ロッカーのハンガー

 少し大きな会社なら、たいがい着衣や手荷物保管用のロッカーというのがあって、社員それぞれに割り当てて貸与していると思います。
 うちの会社にもロッカーがあるのですが、数量が絶対的に足らないため、二人でひとつのロッカーを共用で使っていることもあります。
 僕が借りているロッカーも他の人と共用になっていて、人事異動があると、たまに共用する相手が変わります。

 貸与されているロッカーにはハンガーがないので、各人が必要に応じてハンガーを持ってきて着衣を保管することになります。僕ももちろんハンガーを持ってきて使っていました。
 しかし、人事異動のあった(と思われる)ある日を境に、ロッカーの共用相手が僕のハンガーを無断で使い始めました。
 僕の使っていたハンガーは、クリーニング屋でくれるような針金ハンガーではあるんだけど、それでも自分の家からわざわざ持ってきて使っているということもあって、勝手に使われるのは非常に不満(ーー;
 その当時は白い針金ハンガー2つと青い針金ハンガー1つを持ってきて使っていたのですが、最初に無断で使われはじめたのは白いハンガー1つだけでした。
 まぁ、勝手に使われ始めた最初の頃は「あぁ、ハンガーを持ってくるの忘れたんだな」と寛大な(ぉぃ)ココロで黙認していたのですが、1ヶ月たっても2ヶ月たっても無断使用に終わりが来ない。
 『こりゃあ、共用相手は、ハンガーを会社が貸してくれているんだと勘違いしてるな』と直感。
 ずっと無断で使われつづけているわしとしては、いいかげん使われたくなくなったし、でも相手に直接文句をいう勇気のない小心者わしとしての最善の努力(爆)にチャレンジ。
 『わしが新たにハンガーを持ってきて使い始めれば、共用相手もハンガーは自分が持ってくるモンなんだと気づくじゃろう』と思い、針金製より、ほんのすこしお金かかってそうなプラスチック製のハンガー(笑)を持ってきて使用開始。すると・・・予想外の展開に。(ーー;)

 今まで使われていたのは、白いハンガー1つだけだったのに、その日を境に2つとも使われ始めてしまった(`´メ)

 これには、さすがの僕も、かなりキレかかったのですが、小心者のわしはいまだに共用相手に文句が言えないまま。今でも、白いハンガーは二つとも勝手に使われつづけています。
 その日以来、毎日ロッカーを開けるたびに、「あぁ、今日も使われとる」とあきらめながらため息。
 たまに、青い針金ハンガーを使われることもあったりするし(ーー;)
 でもまぁ、こんなことでムッとするわしは、ココロが狭いんだな・・・と思ったり(^^;


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