工房の案内  

桜桃庵   岩永錦付工房
         岩永純則
〒849−4165
   佐賀県西松浦郡有田町黒川丙642
    Tel/Fax 0955-46-3159

所属
 日本伝統工芸士会
一級技能士
      伊万里・有田焼伝統工芸士(加飾部門)
  黒髪山の自然を守る連絡協議会


 
岩永錦付工房は日本磁器の発祥地である有田の地で有田焼の絵付けの 仕事をしている小さな工房です。
 有田での磁器製造はいまから400年も前に中国より渡来した李参平が泉山で磁器の原料となる磁石鉱を発見したことに始まります。以来中国景徳鎮の製陶技術と技法をそのまま移植して,有田は国内における磁器の一大産地として発展してきました。その技法とは景徳鎮と同様に成型、焼成、加飾などの工程を完全な分業制によって行うことでした。このことによって焼物としての完成度は世界に誇りうるものとして位置づけられるようになったのです。
 しかし、かつてはIMARIとよばれ、世界にその名を知られた有田磁器も、いまや産業としてはその存在さえ危ぶまれるようになりました。
 有田焼に限らず、ほとんどの伝統産業がこうした危機感と後継者不足との閉塞感にあえいでいるのが紛れもない現状です。
 現在有田焼のデザインは,ほとんどが転写(印刷)に移行しています。すでに手描きによる作品を見つけ出すのが困難なほどです。わたしたちは、こんな厳しい現実の中であくまで
「手描き」による作品作りを心がけています。

工房へのアクセス  一番近い目標は曲川(まがりかわ)小学校です。


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