サイズ 尺２寸（約36センチ）
技 法 上絵付け
焼成温度 780度
まず素地の上に直接大まかなあたりをつけていきます。
この作品は一品物のために型紙は作りませんでした。
油性ペンでは水分をはじいてしまいますのでここでは水性ペンを使用しました。
動きのある画面構成をねらって雀の配置と姿を考慮して決めていきます。
雀を描き終えたらつぎに背景となる竹を描いていきます。皿の形状に合わせて
全体に湾曲させていきます。
線描きが完了したところです。
この上に有田で使っている絵の具（盛絵の具または和絵の具ともいう）を線描きが
みだれないように慎重に乗せていきます。盛絵の具は通常のいわゆる洋絵の具と
違って焼成して初めて色の確認ができます。焼成前は全体に白っぽくほとんど見分
けがつきません。そのために、あらかじめそれぞれの絵の具の特性を十分に熟知し
ておかなければなりません。この作品では主に茶色、緑系統の色を使いました。
約780度で焼成して完成です。
