櫻井錠二顕彰碑 除幕式 昭和55年11月16日 生誕地・金沢馬場一番丁(現東山3丁目)飯尾様方

水島三一郎博士と阪上正信博士(右)

飯尾三郎さんとお仲間の祝謡

もみじが陽に映えて金沢は穏やかに晴れ渡っていた。図らずも道子さん、由美子さんとご一緒に序幕の栄に浴することになった。紅白のテープを静々と引くとお祖父様の愛弟子のお一人で東大名誉教授理学博士の飯盛里安先生の筆になる「桜井錠二先生誕生の地」と刻まれた赤御影石が燦然と現れた。
ここ飯尾三郎様方がお祖父様の生まれ育った地である事が古地図から判明して今日の晴れの式典となった。近くの馬場公民館に会場を移して「記念の集い」が行なわれた。郷土資料館(現・県立歴史博物館)館長の金津周朗氏の挨拶の後、水島東大名誉教授のご講演「桜井先生と東西文化の出会い」、勝ニ美和子氏の「桜井博士の生誕地に育って」、阪上金沢大学教授の「桜井博士の歩み」と題して前年櫻井家から寄贈された遺品資料を元にスライドを交えての講演が行なわれた。最後に櫻井家代表として春雄伯父様が挨拶され、一連の式典は終了した。当夜は水島先生、阪上先生を始め、お世話になった資料館の金津氏、吉岡氏、高橋氏をご招待し、櫻井家関係者13名が参加して金沢スカイホテルで加賀料理の晩餐を堪能した。
櫻井家の出席者 櫻井房子 櫻井春雄 櫻井信雄・光子 加藤道子 英 祝・由美子 三好婦さ子 杉本みつ子 満岡静子 鈴木泰治 櫻井昭雄 服部 寛・多恵子 山本和子