「北茨城民報」2003.9.14
大北川
堤防に亀裂
県土木事務所に早急に調査・対応の申し入れ
市内を流れる大北川は、近年土砂堆積がひどく、下流域から数百メートルにわたって、土砂浚渫がおこなわれていました。ちょうど、この土砂浚渫が済んだ部分のすぐ上流、高速道路の下あたりから大きくカーブして、川幅が極端に狭くなっている部分の堤防に、十数メートルに渡って、ひどいところでは拳が入るほどの亀裂が生じています。
この異変に気づき、状況を心配して知らせてくれた釣り人のお話からすると、ここ二〜三ヶ月のことと思われます。梅雨以降の長雨により水量が一定程度あるなか、下流域の浚渫で流れが速くなり、カーブしている流れの外側の川底が大きくえぐられ、堤防にかなりの力が加わってるのではないか、と想像されます。
連絡を受けた日本共産党市議団では、さっそく現地を確認のうえ、九月十一日、県土木事務所に早急な調査と応急処置を含めた対応を申し入れました。

県道 里美・南中郷停車場線の踏切拡幅について
南中郷駅脇の道路拡幅と踏切拡張工事については、現在、用地買収とJR側との折衝がおこなわれています。踏切拡幅にあたっては、別の箇所での踏切閉鎖が条件であるとのことから、県土木としては、市にその対応をお願いし、検討中です。
また、歩道確保に伴う道路拡幅については、踏切り周辺から、用地買収・幅杭を今年度よりはじめているということであり、一定の距離になってから、工事も十六、十七年度には着工したいとしています。
稲作 今年の作柄「不良」
茨城県内の水稲の、八月一五日現在の作柄が発表されました。低温・日照不足のなか、県平均は「やや不良」と見込まれていますが、日立より以北は「不良」と予想されました。
市内でも、八月一日と、九月一日に調査が行われました。「生育状況は概ね十日程度の遅れ、いもち病の発生が目立つ」とのこと。九月での調査では、調査地点の半数が、未だ、開花中であり、調査できたなかでも、不稔率はすでに、三割に達しています。
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