(北茨城民報 2001年10月21日)
ゴミの有料化計画を発表 指定ゴミ袋〔有料〕の導入めざす
今月、市廃棄物減量等推進審議会が開かれ、事実上のゴミ有料化につながる、指定ゴミ袋制度計画〔案〕が発表されました。
この計画の目的は「ゴミの排出量に応じた負担を求めることにより、公平性の確保.ゴミの減量化.処理施設の延命を図る」ことを基本方針にして、平成十五年の四月から、指定ゴミ袋〔有料〕を導入したいとしています。
対象は、燃えるゴミと埋め立てゴミで、指定ゴミ袋の大きさは、45リットル.30リットル.20リットルの三種類です。しかも、このゴミ袋にゴミ処理経費を上乗せする考えを示唆しており、現在市販されているゴミ袋より割高になるのは確実です。
また現在、焼却場へ自分でゴミを捨てに行く場合は無料ですが、これについても県内の中で有料化の自治体が増えているとして、本市でも有料化を含めて見直しの時期にきていることを打ち出しています。
しかし、ゴミを有料化して「本当にゴミが減るのか。逆にゴミの不法投棄が増えるのではないか」等々、ゴミ有料化については、賛成、反対を含めて様々な議論を呼びそうです。
茜平ふれあい財団、第15回理事会開催
秋の色がつき始めた十月十二日、「マウントあかね」にて、理事会が開かれました。
主な議題は、補正予算の提案.審議、「マウントあかね」の今年度実績報告、また、財団の経営である市立病院売店の利用サービスに関するアンケートの結果が報告されました。
補正予算の内容は,現在使われていない「青少年の家」の電気代の管理費軽減のため、高電圧を低電圧に変更する修繕費百二十万円、家族キャンプ村に設置されている浴場のレジオレラ菌検査の回数増に伴う出費、また、一年半経過した「マウントあかね」内の客室等の障子張替えなどが主要な内容でした。
「マウントあかね」の今年度の利用状況は昨年度同時期の87%、レストラン.ルピナスは94%でロッジの使用は二、三割増で通例、開館次年度は実績が落ち込む中、健闘している結果でしょう。北茨城の海.山.田畑が広がる風景や、地場産業.人材をどう生かしていくのか、まだまだ課題は多いといえるでしょう。
市立病院売店は、このところ売上高はかなり落ちてきています。土曜日休み、また院外処方の開始が大きく影響しています。この度改めて、売店利用に関するアンケートを行いました。それによれば、今までもだされていた、時間延長や品揃えの要求などがはっきり反映されています。これら要求に応えようとするならば、設備投資、人材登用など課題は大きく、病院経営に、売店業務は移管する意向が提案されました。