(北茨城民報5月12日号)

大盛況・茜平の「名産市」に三日間で一万四千人余が来場

 晴天に恵まれた今年の連休(ゴールデンウィーク)は、市内の観光地も大いに賑わいを見せました。

 一番の人出は茜平の「名産市」で、三日間で約一万四千人で、昨年の一万人比べて大幅な増員となり、大変な盛況ぶりでした。次いで多いのは五浦天心記念美術館の約九千六百人でしたが、同館は昨年に比べて逆に約千七百人の減となりました。また、五浦の六角堂が約七千七百人、雨情記念館が約四千百人、中郷温泉「通りゃんせ」が約二千八百人となっています。

 この状況は、「深刻な不況を反映して、多くの人が遠距離旅行を避けて、あまりお金のかからない地元を中心に連休を楽しんだ反面、他県からの入館を期待する美術館等は減少したのではないか」と見るこくができます。

茜平『名産市」 約14,000人
五浦美術館 9,578人
五浦六角堂 7,712人
雨情記念館 4,136人
中郷温泉「通りゃんせ」 2,805人

市内巡回バスの運行路線は住民の意見を聞いて検討を!

 六月末で市内を走る大部分の日立電鉄バスが廃止されることにともない、七月一日から運行が予定されている市内巡回バスにたいして、期待が高まると同時に、磯原町の大日本地区や華川町の唐虫地区の住民からは、「自分たちの地域もバスが走るような路線にしてほしい」という声がだされています。また、多くの地域からも「私のところは通るのか。一日何本ぐらい、何時に走るのか」等々の質問が日本共産党市議団に寄せられています。

 日本共産党市議団は「運行開始の時期も迫っており、市は早急に運行路線や運行時刻表などの具体案を市民に提示すべきである。そのうえで地域住民の要望等を聞きながら、住民の意向に沿った運行路線を決定すべきである」としています。

 なお、市内巡回バスは○大津東西線○磯原東西線○中郷東西線○南北線の四路線が運行する予定です。


旭爪あかねさんヒューマンファーマーズきたる

先週「赤旗』日曜版で大きく紹介された話題の小説「稲の旋律」の著者、旭爪あかねさんが、磯原駅そばの喫茶店ケルンで開催中の写真展「定展観即」に、最終日の12日(日曜)やってきます。さらに同会場でBGMとして流れているCDをリリースした百姓フォークのグループ、ヒューマンファーマーズもジョイントで。静かで元気なひとときになりそうです。