(北茨城民報2002年8月25日号)
             
                  一段と厳しい雇用状況

高萩管内は全国最低クラス

 全国的に企業のリストラ・倒産が相次ぐ中で、失業者が増大の一途をたどっていますが、高萩公共職業安定所管内(北茨城市・高萩市・十王町)の実態は全国でも最悪の事態(表参照)となっています。

 高萩管内は、日本加工製紙の倒産もあって、今年七月度の求職者数は、3.326人で前年度の同月比2.146人に比べて55パーセントの増大です。有効求人倍率は0.36倍で全国平均の0.53倍をはるかに下回る倍率となっています。

また、高萩市では日本加工製紙に続いて永谷園の高萩工場も閉鎖するといわれ、地域経済が破綻するのではないかと心配されています。

 さらに、来春の高校卒業者の高萩管内の求人数はわずか六十名で前年度の同月に比べて約46パーセントも減少となっています。

 北茨城市役所の玄関口に設置された高萩職安管内の求人情報をみてもパート職は、ほとんどが十八才〜四十才までの年齢制限があり、一般求人についても十八才〜五十才までが主となっています。

 ある市内の失業者は、「就職口がなく、やる事もないので、毎日のように大津港の埠頭で釣りをしている」と、嘆きの声を上げています。

 日本共産党市議団は、今後とも雇用の確保にむけて全力で奮闘する決意です。

高萩職安管内の状況について

求職者数 3,326人
求人数 1,270人
有効求人倍率 0,36倍
雇用保険者数 1,824人

来月上旬から第三回定例市議会が開催予定

 来月上旬から第三回定例市議会が開催される予定です。この議会では前年度の決算や補正予算等が審議される見込みです。また、市政全般にわたっての一般質問が行なわれます。

 今議会で、ぜひ取り上げてほしい要望や地域の要求等がありましたら日本共産党市議団までご一報ください。

 なお、正式な議会日程は八月二十七日に開催される議会運営委員会で決定される予定です。


朝夕は、めっきり秋の気配

しかし、今年の紅葉は期待薄の声も?

 記録的な今年の猛暑も、お盆を過ぎて朝夕めっきりと秋の気配を感じさせる季節となりました。

 市内でも柿(写真)や栗の木が実をつけ、収穫の秋を待ちかねているようです。 しかし、秋の紅葉について、ある市民の方は「夏に雨が少なかった影響で、市内の山間部ではすでに青葉のまま散りはじめており、今年は残念ながら紅葉がいまひとつ期待できないかもしれない」と語っています。

中郷ニュータウンの庭先で


来月は市内小中学校で運動会
中学校はいっせいに九月七日開催 

「スポーツの秋」といわれるように、来月は市内の小中学校(大津小だけは五月に開催済み)で運動会が開催(日程表参照)されます。秋空に子どもたちの元気な声が飛び交いそうです。              

市内小中学校の運動会日程

中郷第一小 9月21日(土)
中郷第二小 9月21日(土)
石岡小 9月21日(土)
中郷中 9月7日(土)
精華小 9月14日(土)
明徳小 9月14日(土)
磯原中 9月7日(土)
中妻小 9月15日(日)
華川小 9月15日(日)
華川中 9月7日(土)
関南小 9月15日(日)
平潟小 9月21日(土)
常北中 9月7日(土)
関本第一小 9月14日(土)
富士ヶ丘小 9月14日(土)
関本中 9月7日(土)