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「ハミ」 体長約50cm
捕獲場所 三浦の北向きの斜面
(4/25撮影) |
祝島には「ハミ」、いわゆる「マムシ」が棲息している場所が幾つかあります
(祝島の隣の小祝島は別名「ハミの島」とも言われ、あまり立ち入る人はいません)
「ハミ」は、水気の多い藪の中でよく見られますが
雨上がりや雨の次の日に、石の上で日向ぼっこなどをしている姿を見られることも多いです |
「ハミ」の特徴は
1、頭部が三角形
2、体の左右に茶色の斑点模様が交互に並んでいる
3、胴が太く、尻尾が急に細くなっている
マムシですから当然毒を持っています
祝島に遊びにきた方は、サンダル履きで無造作に藪に入ったり
「ハミ」を見ても手を出したりしないように注意して下さい
とはいえやはり祝島でも珍しいもので、島の人でもそうそう見る事はありません
そのため「ハミ」を生きたまま捕まえると欲しがる人もいます
全国各地に「マムシ酒」などがあるように
祝島でも「ハミ」を乾燥させた後、粉にして薬にする風習があるからです
下に「ハミ」を「さばく」様子の画像を掲載していますが、
あまり気持ちのいいものではないのでサムネイル画像にしています
大きい画像を見たい方は、画像をそれぞれクリックしてください |
頭の方から皮を剥ぎ、内臓を取った後よく水洗いをして干します
2〜3日干してよく乾燥させた後小さく切り、煎ってカラカラにしてから
すり鉢ですり潰して粉にします
滋養強壮の薬と言われ、小児喘息だった子供に飲ませると治ったこともあったそうです
また、肝は目にいいとも言われ、お年よりの中には生のまま肝を飲む人もいるそうです |
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