祝島でのスナメリの死骸漂着例



 平成14年4月25日の午後2時45分、祝島の集落西部の長磯海岸の波打ち際(海藻帯)にスナメリの死骸が流れ着いているのが確認されました。

 体長は82cmで、まだ子供のようです。
頭部から右半身上部にかけて傷や食べられたような痕がありおそらく漂流中に鳥に食べられたものと思われます。その他に大きな傷は無く死因は不明ですが、網にかかって窒息死した可能性もあります。体色から判断して死後それほどたっていないと思われます。

 近日中に埋葬する予定ですが、現在祝島漁協で冷凍保存しています。

 今年は祝島周辺でのスナメリの目視での確認件数が多く祝島周辺の海域では昔から子供連れのスナメリがよくみられます。

(撮影 02/4/25)





祝島周辺の海では春になると子供連れのスナメリの群れがよく見られることから、
近くにスナメリの出産する場所や子育てをする場所があるんじゃないか、と言われています。

2月も後半に入り、今年もスナメリが目撃され始めました。
そんななか、スナメリの死体が祝島の三浦湾に打ち上げられました。
(スナメリが打ち上げられた場所は→こちら

体長は約130cm、胴回りは約80cm。
それほど大きくはありませんが、子供ではないようです。

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死体の反対側には、大きな傷がいくつかありました。
目の部分はおそらくカラスなど鳥に食べられたものと思われます。
その他に、胸ビレの傷はそれほど深くありませんが、
やや尾に寄った部分の傷は少し深く傷がついています。

ただ、それも致命傷というわけではなさそうです。
詳しい死因は不明ですが、網にかかって窒息死した可能性もあります。

ただ、スナメリの死体が上がるのは島の北側の海岸に多く、
反対側の三浦湾に上がるのは珍しいことです。
(撮影 04/2/11)





 平成17年5月10日の午前9時50分ごろ、祝島の中波止場(定期船が着く波止場のすぐ隣の波止場)に死亡したスナメリが漂着しているのが発見されました。

 大きさなどは、以下の通りです。

・全長:75.0cm
・尾ビレの長さ:21.5cm
・胸ビレの長さ:17.5cm
・胸ビレの幅:6.0cm
・頭のサイズ:35.5cm
・胴体のサイズ:39.0cm
・体重:4.5kg

 サイズ的にはかなり小さく体重も軽いため、今の時期はスナメリの新生児が出産される時期ということもあって、おそらく今年生まれたばかりのスナメリの新生児だと思われます。

 歯も生えてなく、腹部にはへその緒(?)と思しきものもわずかについています。

 体の色や皮膚の様子などから見て死後ほとんど時間は経っていないようです。また、傷は全くと言っていいほど無く、死因ははっきりしません。

 祝島漁協では、しばらくこのスナメリの死骸を冷凍して保存していますので、研究機関等の申し出があれば提供いたします。申し出が無い場合は、しばらく保存した後、法令に従って埋葬する予定です。

追記:研究機関から引取りの申し出がありましたので、そちらに提供することになりました
(撮影 05/05/10)




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