祝島で21年ぶりの結婚披露宴


 2005年の10月8日、祝島で結婚披露宴が開かれました。島では実に21年ぶりの出来事です。新郎は祝島在住の山戸孝@祝島漁協ホームページ管理人、つまりこれを書いてる本人です。新婦は明代、祝島のある上関町内在住です。

 この日、新郎新婦は家族と大分県は国東半島に船で渡り、「祝島神舞神事」(通称:神舞)で祝島と縁の深いの伊美別宮社に詣でて式を挙げました。その後、島の人たちが披露宴を祝島公民館で開いてくださいました。

 披露宴には島内外から約100名の方たちに宴場に来ていただき、また料理や準備などを手伝ってくれたり、お祝いに来てくださった島のおばちゃんたちも100名以上に上りました。本当に多くの方々に新たな門出を祝っていただき、喜びと感謝で胸が一杯となる一日となりました。

 以下は、友人・知人・家族が撮影してくれたこの一日の様子です。さすがに自分自身で撮影するような余裕はこの日はありませんでした。撮影した人や機種が違うので画像の質などが一定ではありません。

 注:なお、何分にも当事者のため以下の文章はどうしても「島のニュース」というよりは「自分たちの披露宴の報告」のような形となってしまいました。「他人の披露宴なんか見せられてもなあ」という方はご覧にならないことをお勧めします(^^;




伊美へ出発


道で出会う人たちがみな、
「おめでとう」「よかったねえ」と言ってくれた
おばちゃんたちに手を振る
後ろにはしっかりとテレビカメラが
船に


伊美へ向かう船が出るので走って見送りに出るおばちゃんたち つられて走るエベス商店の子供たち
走る理由は多分分かってません(笑)


手を振る島のおばちゃんたち
その1
手を振る島のおばちゃんたち
その2
披露宴の料理を作る手を止め、見送りに出てくれた漁協婦人部のおばちゃんたち

波止の上から手を降る




伊美別宮社


いつ来てもここは静かでいい
松林の中を進み、鳥居をくぐる
伊美別宮社 本殿

注連縄があまり捻られておらず、
島では見たことのない形だったように思う


心地よい静謐
厳かではあったけど、決して堅苦しい雰囲気ではない

別に祝島では結婚の際に伊美別宮社で式を挙げる風習はないのだけど、
自分がこれから祝島で生きていくことを考えたとき、どうしてもここに来たいと思った


巫女さんといっしょに
2人とも、きっとまだ中学生くらい
こちらが伊美別宮社の宮司さん
ありがとうございました




公民館で披露宴


いよいよ披露宴
この看板も島の人が作ってくれた
そろそろ入場
さすがに少し緊張する


ちなみに新婦の衣装や化粧などもすべて島のおばちゃんたちが準備してくれた



入場

BGMはBEGINの「かりゆしの夜」
めでたい席にぴったりの賑やかな曲なのだが、このときばかりは拍手と声で全く聞こえなかった
これが公民館2階の会場
入ったとき、思った以上に人が多くてびっくりした
会場に入りきれなくて、
入り口から覗くおばちゃんたち


再びエベス商店の子供たち
今度は新婦のドレスの裾を持ってお手伝い
入場の後、ご褒美のお菓子をもらってピース


司会をしていただいた清水さんこそ、21年前に島で披露宴をされたご本人! 新郎の中学校時代の恩師で、自身も祝島出身の木村先生の音頭で乾杯

乾杯の器の中身は「コッコーワイン」


披露宴は肩の凝るようなスピーチも大げさな演出もなく、賑やかにワイワイガヤガヤと


島のおばちゃんたち手作りのお膳
刺身も付いている
箸もお酒も進む


昼間の、お膳をはじめとした料理を作ってくれているおばちゃんたち
本当に感謝


余興は踊りにカラオケにギター
ここぞとばかりに、みな張り切る


余興のシメ、「子連れ狼」登場で拍手喝さい 予定になかったケーキ入刀も

このケーキは友人のパン屋さんが土台を焼いてきて、飾り付けを祝島で、しかも この宴の最中に完成させたもの



他にもいろいろとありましたが、
とりあえずここまで


披露宴に来てくれた皆様、そして島の人たち、本当にありがとうございました


文章・キャプション:山戸孝
撮影:那須圭子(画像ファイル名 下3桁101〜108)、橋部好明(201〜209)、他



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