11月12日 19時04分
経済的に苦しい家庭の子どもに、食事を提供している、「子ども食堂」の活動などを通じて、生活が苦しい子どもたちへの支援を考える催しが、津市で開かれました。
催しには、三重県内で子どもの支援に関わる活動をしている人たちなど、約30人が出席しました。
貧困に苦しむ家庭を支援している団体の代表、青木幸枝さんは、生活支援が必要な家庭が増えているが、助けを求めるタイミングが遅く、孤立しがちだと報告しました。
四日市市で、子ども食堂を運営する田中宏明さんは、子どもに食事を提供するだけでなく、地域の人が集まって交流する場にしようとしていることや、子どもが集まりやすい場所で運営することを検討しているなどと報告しました。
参加した、スクールソーシャルワーカーの女性は、「『子ども食堂』の存在や生活支援の団体を知ることで、助かる子どもは多いと思う。きょう知ったことを学校や家庭にも伝えたい」と話していました。