このページの作者のゆさです。

久野かおりさんのデビュー当時から現在まで自分を客観的に振り返って
僕はオーディオマニアである。マニアと言う呼び名は嫌いであるが、一般の人にはこのほうが解りやすい、だからあえてこう書かせていただく、1988年当時、何気なく聞いていたFM仙台(dateFM)からとても好みの曲が流れてきた。普通マニアはクラシックかJAZZを聴くものだと相場は決まっている。ところがその僕に、いきなり衝撃を与えたのが「久野かおり」なのである。もちろん前評判記事を読んだ訳でもなく、耳に入ってきた曲が自分の感性刺激した。早速CDを入手した。デビューアルバム「LUNA」である。それには富澤一誠氏がライナーノーツを書いているが、実に的確に表現している。普通評論家を否定する傾向にある僕を、妙に納得させた。それはオーディオ評論の提灯持ち記事にいささか疑念を抱いていて、一種のアレルギー状態にあった僕が、それを読んだのは、ずっと後のことである。もちろん評論家と言うビジネスを理解している。読む人の心を捉える評論は、迎合出来るからである。ところが、その後のある雑誌の、今月の新譜紹介で、もっとあせらないでゆっくり曲を出してもらいたいような、評論を見つけ、これは違うだろうとはっきり思った。その時初めて遡って「LUNA」の富澤氏のライナーノーツを読んで救われた。TVをあまり見ない自分にとって家族が見ていた人気番組「たけしのここだけの話」のエンディングで流れてきた「月の砂漠、Time Is Up」は、かなり一般にも耳なじみと思うが、こちら仙台では、仙台三越のイメージソング「THANK YOU FOR YOU」が浸透している。当時は朝の百貨店案内と言うデパート各社の番組がありデパートの毎日の情報をラジオで流していた。その時三越のバックに流れていたのがこの曲である。この曲にはエピソードがある。新しいCDプレーヤーを購入するため、オーディオショップに出向いた僕は不愉快な思いをしていた。それはバブルの頃の高級オーディオショップは、お金持ち相手と決まっていて、僕のようなのを相手にしない、買おうと思っている機種より安い一般用を薦める傾向にある。だから仙台では買えず盛岡のショップに行った。試聴用に「LUNA」を持って行った。店員は快くこのCDをかけてくれた。そして言った言葉は、仙台で三越のCMを聴いて、これではないですけど「Breath」を即買いに行きましたと言ってくれた。もちろんその盛岡の店でCDプレーヤーを買ったのは言うまでもない。長いこと一日の終わりは、季節に関係なく「LUNA」に入っているホワイトクリスマスばかり聴いていた。なぜか心地よいのである。今のように、癒しなんて言葉があまり使われていなかった時代である。世の中には暗い曲と言う人もいるが、今になって癒し系とか言われてしっとりとした曲調がもてはやされているのはおかしい。僕にとって「Breath」が一番のお気に入りアルバムであるが普通にはあまり無いような詞の内容であるが、実に自然で美しい、それは曲との見事な融合によるものと思っている。もしこれが演歌的表現なら男女のどろどろした関係となり、いやらしさが出てしまう。僅か数行の詞でこれだけ表現できるものかと思ってしまう。前作「SINCERE」が日常の恋愛をポップに歌い上げているのとは、対象的である。「SINCERE」は作詞が半分本人以外で、聴いて判る。この初期の3枚を飽きることなく、長い間聴いた。「Rose」が発売されてもすぐに買えないでいた。パッケージがピンクの厚い箱で僕にとって抵抗があり、恥ずかしくて躊躇した。後にこの中には、ブックレットが入っていたことに気づく・・・・・・・「CONCORD」が出たのはNHKのFM公開番組にゲストで出ていたのを聞いて知ったのであったが、ここでもパーソナリティが今までは暗い曲が多かったと言っていて、僕はそうではないんだ!判っていないと心の中で叫んでいた。この後から、情報不足で私の苦悩な日々が始まった・・・・

宮城県の田舎町に住む僕は、長い間、久野かおりさんの情報不足で悩むこととなる。ラジオ局にリクエストしては、最新情報を求めて見たり、レコード店で新曲が出ていないか聞いたり、雑誌に情報求むの掲示を依頼したりくらいしか、なす術は無かった。ファンクラブに入会していなかったのが大きな失敗なのでしょうが、情報が欲しいと思うとどうしょうも無くなり、いても立ってもいられない長い時期が続く事となる。ある日入ったレコード店で久野かおりの所を見たらなんと「あなたを見つめて」があった。発売から3ヶ月を過ぎた頃である。これを聴いた時は本当にあきらめずによかったと思った。ところがそれで安心して、2度目の失敗を繰り返してしまった。今度はもうあきらめていたのが本音である。しかし僕は地方出張が多く車を運転しながら見える景色その地方での情景何もかもが、久野かおりさんの詞、曲と結びついてしまう。時代もうインターネットで検索出来る時代になっていた。元気でご活躍していることが分かり、そしてひょんなことからこのページを作ることとなる。今まで自分が情報不足で困っていたことは、多くの皆さんも同様ではないかと思い、このページを立ち上げたというのが、僕の久野かおりストーリーです。

生涯で最も僕の愛することの出来る曲を聴かせてくれる久野かおりさんに感謝を込めてお気に入りの「秘密の城」からページのタイトルとしました。ここは通常入手出来ない情報の「秘密の城」に出来ればと思いそう決めました。お気軽にご利用ください。既存にファンクラブオフィシャルサイトがありますのでそちらは、メインサイトとして、ここはサブの応援ページとして特別なファンのみならず、より多くの方々に、ご覧いただけるよう頑張りたいと思います。このページのコンセプトは久野さんご本人の意思である”やさしさ、あたたかさ”のイメージを大切にしています。

おまけ

かおりさんをイメージしたカクテル